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アロマセラピーとは

2022/11/7

アロマセラピーとは精油を利用して心身をより良い状態へと導く芳香療法です。芳香療法の有用性が知られ、今日では幅広い分野で活用されています。 アロマセラピーにとって精油は不可欠ですが、なぜ精油は私たちの心身に役立つ効能を持っているのでしょうか。 またどのようにして植物から抽出されるのか、精油である条件は何か、精油の基礎知識について解説します。

 

アロマセラピーとは

ラベンダー

アロマセラピーとは精油が持つ効能を健康や美容に役立てる自然療法です。 香りの中でも特にハーブ(芳香植物)から抽出した精油(エッセンシャルオイル)を意識的に目的をもって活用する方法をアロマセラピー(芳香療法)と呼びます。

アロマセラピーは自然療法のひとつ

植物を使う自然療法には、メディカルハーブや漢方などもありますが、アロマセラピーは植物の有効成分が詰まった“精油”の使用が前提です。 そのため、質のよい精油の選択が不可欠なのです。
植物から採取される純粋な精油の香りが人間の嗅覚を通して脳に働きかける作用や、トリートメントで皮膚に吸収される作用により、自然治癒力を高め疲れた心身を癒してくれます。 現代医学が病気の原因となる“部分”に着目するのに対し、“ホリスティック(全体的)”に働きかけるのがアロマセラピーです。

アロマセラピーの語源

アロマセラピーは英語読みを日本語表記したものでアロマテラピーはフランス語読みです。 「Aroma(芳香)」と「Therapy (法)」を合わせた造語で、フランス人化学者のルネモーリス・ガットフォセによって生み出されました。彼は実験中にやけどを負い、近くにあったラベンターの精油を肌に塗って癒やしたそうです。
身をもって精油の効能を知った彼は、心身に対する精油の影響を研究し、『Aromathérapie』という書物にまとめます。それを機に「アロマセラピー」という言葉が浸透していきました。 1970年代に発刊されたロバート・ティスランドの著書などがきっかけとなり、アロマセラピーは世界に広がります。日本でも、本格的にアロマセラピーを学んだプロフェッショナルが活躍し始めました。そして、アロマセラピーサロンやスパはもちろんのこと、医療の現場、介護施設、スポーツの分野などでも幅広く活用されるようになりました。

 

精油とは

ラベンダー

精油は植物の中の分泌腺という部分で作られ方として蓄えられている部分です。 植物は動物と違って動き回ることができず、植物が受粉するためにミツバチの力を借りる必要があります。そこで、精油が日差しを受け揮発する際、いい香りを漂わせるとミツバチをはじめさまざまな虫が反応し集まり、受粉をサポートします。精油は植物の種の繁栄を継続するのに、重要な役割を担っているのです。
植物が香りを放つさまざまな部位、「花・葉・果実の皮・樹皮・根茎」などに精油は蓄えられています。精油が蓄えられた植物の部位を収穫し、特別な方法で精油を抽出します。

       

精油は日差しの熱で揮発しやすいため、精油の抽出量が減らないよう、収穫は夜明け前など日差しが強くなる前に行われます。
精油には人工的に作られた成分や、アルコールや水は一切含まれていません。
ARTQの製品で使用されている精油は、あくまで植物から抽出された100%純粋な精油のみ使われています。

 

精油の主な製造方法と利用方法

精油を美容や心身の健康に役立てる、現代の『ホリスティック・アロマセラピー』の確立は、オーストリア出身の生化学者、マルグリット・モーリーによってなされました。 モーリーは1950年から1960年代にかけて活躍し、著書『Le capital'Jeunesse'(最も大切なもの・・・若さ)』によって、アロマセラピーは英国内外に大きく広がっていったのです。 なお、近年のアロマセラピーブームのきっかけは、イギリスのロバート・ティスランドの著書『The Art of Aromatherapy』です。アロマセラピーのパイオニアである彼の著書は、世界で最も多く読まれているアロマセラピーの書籍のひとつです。アロマセラピー先進国とも言えるイギリスには、著名なスクールが数多くあります。
そして今日では、多くの日本人が国内外でアロマセラピーを学び、活躍しているのです。

参考文献:
アロマセラピーパーフェクトBOOK(ナツメ社/2016)
アネルズあづさの精油ブレンドバイブル(河出書房新社/2016) マタニティアロマセラピーコンプリートブック(BABジャパン/2014)

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