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ネイルケア初心者におすすめの道具8つ!セルフで迷いがちなニッパーの選び方から100均による収納術まで

ネイルNAIL
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2022/12/16

ネイルケアに必要な道具の知識は、セルフネイル初心者が心得ておきたい一つです。
100均のアイテムやセット商品が多く出回っており、用途や使い方を十分把握しないまま購入する方も多いのではないでしょうか。
おすすめのネイルケア道具について紹介するとともに、初心者は使いこなすのがむずかしいとされるニッパーの使い方から、道具を収納するケースの選び方までご紹介します。

 

ネイルケア初心者におすすめの道具(1)爪の形を整える編

まず、爪の形を整える際に必要な道具をチェックしましょう。爪切りで長さをカットするのは良くない説もありますが、あながちそうでもありません。
問題なのは、切った断面をきちんと後処理するかどうかです。爪切りとネイルファイルをうまく併用してみてください。

爪切り

長さをカットする爪切りは、何を置いてもキレ味の良さを優先してください。ステンレス製や鋼製の刃がついた商品は、キレ味が鋭い傾向にあるためおすすめです。
また、複数のタイプがあるなか、爪の負担を抑えたい方はニッパー型に注目。爪に圧力がかかりにくいだけでなく、刃先が小さいため一気にたくさん切ってしまうのを防げます。
爪を切る時は、ネイルファイルでの後処理も考慮しながら、裏側から見た時に大きくはみ出ない長さに揃えてみてください。切るタイミングは、爪の柔らかくなったお風呂上りがベターです。

エメリーボード

爪切りについで、爪の形成に欠かせないネイルケア道具がエメリーボードです。ネイルファイルと呼ばれる爪やすりの一種で、ざらつきのある表面で擦って好きな形に整えられます。
エメリーボードを選ぶうえでチェックしたいのが、目の粗さを示すグリッド数(G)です。使いやすいといわれるのは180~240Gあたりで、数字が小さいほど目は粗くなり、しっかりと爪を削れます。
使い方は端の方を軽くつまんで持ち、爪に対して垂直もしくは斜めにあてて、一定方向に動かすのが基本です。
往復して動かしてしまうと、爪の断面がガタガタになりやすいため注意しましょう。つける角度は形によって異なるため、以下を参考にしてみてください。

  • ● ラウンド型…45°
  • ● スクエア・スクエアオフ…90°
  • ● オーバル…30°
 

ネイルケア初心者におすすめの道具(2)甘皮を処理する編

ネイルのキレイな見た目を長持ちさせるのが、甘皮のお手入れです。余分な甘皮が残ったうえにポリッシュやジェルを塗ると、浮いて剥がれやすくなってしまいます。
それでは、セルフネイルの美しさを保つ、甘皮処理におすすめの道具を見ていきましょう。

キューティクルリムーバー

キューティクルリムーバーとは、爪周辺の甘皮や角質を除去しやすくするアイテムです。皮膚や角質を柔らかくする成分が配合されており、ケアしたい部分に塗って使用します。
クリームやジェルのほか、複数のタイプがあるなかで、甘皮をしっかり&スピーディーに処理したい初心者におすすめなのは液体タイプです。硬い角質にもなじみやすいのが利点。液だれしやすいため、1~2滴ずつ塗り広げましょう。

プッシャー

プッシャーは、キューティクルリムーバーで柔らかくした甘皮を除去するのに使用します。メタル製・セラミック製の2種類あり、キューティクルリムーバーとあわせて行うケアに効果的なのが、メタル製のプッシャーです。
両端がゆるやかなカーブの面と、鋭角になった面の2way仕様が一般的です。各面が、根本の余分な甘皮を押し上げる・角のピンポイントケアに向く形状になっています。
使い方はまず、ゆるやかな面を甘皮に沿って45°くらいの角度にあてましょう。力を入れすぎないように押し引きを繰り返しながら、横にスライドさせていきます。細かい角にある甘皮は、鋭角の面でかき出すように除去してみてください。

キューティクルニッパー

プッシャーで押し上げきれなかった甘皮をケアするのが、キューティクルニッパーです。ニッパー型の爪切りに似たハサミ形状で、余分な甘皮やささくれを挟んでカットします。
初心者にはむずかしいとされるキューティクルニッパーですが、うまく切り進めるためのポイントは持ち方です。軸の部分に親指を添え、他の4本の指で持ち手を包んで持つと刃先が安定しやすいでしょう。
店頭では刃先2~3mmの商品が並んでいますが、初心者は大きめをセレクトするのがおすすめ。支える手が安定しない方は、4~7mm程度の商品に注目してみてください。

 

ネイルケア初心者におすすめの道具(3)保湿・仕上げ編

ネイルケアで手抜きしがちですが、爪の美しさをグッと高めるのに重視したいのが仕上げ段階です。
爪磨きであるシャイナーを使用すると、ベースコートなしでもなめらかな爪先に近づけます。
ネイルの美しさを左右する、仕上げに必要な道具を詳しく見ていきましょう。

バッファー

バッファーは、エメリーボードと同じくネイルファイルの一種です。スポンジバッファー・スポンジファイルとも呼ばれ、洗ってお手入れできます。
使用できる用途は幅広く、爪表面の凹凸を削ってなめらかにしたり、エメリーボードで削った後に残った爪裏のバリを取ったり、ジェルネイルの調整にと活躍。
少しの長さであれば爪も削れます。爪の表面全体に軽く押し当て、滑らせるように使用しましょう。

シャイナー

爪磨きの役割を果たすのがシャイナーです。セルフでのネイルケアの仕上げに使用すると、爪表面がより滑らかになり、つやつやとした輝きが出ます。
自爪だけでなく、スカルプチュアネイルのつや出しにも重宝する1本です。素材は複数ありますが、初心者には100均でも手に入るペーパー製をおすすめします。
ブロック型やダイヤ型など形は多種多様ですが、いずれも軽くて使い勝手の良さが魅力です。目の粗い面から段階的に使用していけば、繊細な仕上がりを期待できるでしょう。

ネイルオイル

ネイルオイルは、セルフネイルケア後の爪や爪周辺の皮膚にうるおいと栄養を与えてくれます。キューティクルオイルと呼ばれる商品もありますが、入っている成分が違うだけで基本的な役割は同じです。
使い方は、手を洗って清潔な状態にした爪周辺の溝に垂らしてなじませるだけ。同時に指先をもみほぐすようにしてケアするのがおすすめです。
容器はボトル・ロール・ペンタイプなどのうち、セルフケア気分を高めてくれる好みの一つを選びましょう。

 

初心者必見!ネイル道具を収納するケースの選び方

ネイルに必要な道具を揃えるうちに浮上してくるのが、収納の問題です。引き出しに入りきらなくなってしまったら、以下を参考に収納方法を見直してみてはいかがでしょうか。ほとんどが100均で手に入るため、費用を抑えたい初心者にもおすすめです。

  • ● 見せる収納をしたい…ディスプレイラックor引き出しケース
  • ● こだわりの1点ものに道具を並べたい…木箱とフォトスタンドで作るDIYケース
  • ● 持ち歩きに便利な収納ケースが欲しい…マニキュアケースorメイクBOX

100均で揃う収納に加え、ポーチやBOX付きのネイルケアセットを選ぶのも一つの手です。ネイルケア道具専用のため収まりも良く、効率的に収納できるでしょう。

 
ネイルケア道具に関する
知識の習得が初心者卒業のカギ

自爪の美しさのみならず、ネイルの完成度を左右するのがネイルケアです。ネイル初心者は、今回ご紹介したネイルケア道具の知識を正しく身につけるところから始めましょう。
爪切りはキレ味の良さを優先し、エメリーボードは180~240Gを目安に手になじむ1本をチョイス。
また、ネイルを長持ちさせるのが、甘皮ケア用のキューティクルリムーバー・プッシャー・ニッパーです。セルフケア後はネイルオイルとバッファー、シャイナーによって、うるおいとツヤをプラスしましょう。
ネイルケアの道具をはじめ、ネイルアイテムが増えすぎて困っている方は、100均の収納グッズやポーチ付きのネイルケアセットに注目してみてください。

  • 白井未奈子

    セラピストライター白井未奈子

    サービス業を10年経験するなかで、リラクゼーション業務に出会い「人を癒す」ことに目覚める。
    フリーランスに転向して以降は、ボディートリートメントとフェイシャルエステの知識を活かし、美容・健康系の記事執筆を中心に担当。今は手ではなく、文章で読者にくつろぎとすこやかさを届けることを目指している。