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花粉症の原因は?発症の原因や症状を引き起こす原因、原因となる植物など花粉症の「原因」を徹底解説!

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2023/02/10

花粉症患者の数は年々増加を続けており、花粉症は現代病とも呼べる病気です。そもそも、花粉症が発症する原因や症状を引き起こす原因は何なのでしょうか?
原因を詳しく理解している人は、患者以外の方だと多くはないでしょう。しかし、花粉症になるおそれは誰にでも潜んでいるのです。
花粉症を深く理解するため、花粉症にまつわるさまざまな「原因」について調査してみました。花粉症の「原因」を知るのは、対策や予防をするにも重要です。
花粉症の時期に備えて、花粉症の原因を学んでいきましょう。

 

花粉症になる原因とメカニズム

花粉症の原因は、目や鼻に入ってきた花粉に対するアレルギー反応です。
アレルギー反応は、アレルゲンと呼ばれる原因物質を排除するための身体の免疫反応によって起こります。花粉症の場合は、花粉がアレルゲンです。
本来、人体に花粉に対する免疫はありません。最初に花粉を体内に取り入れた際に、身体が花粉を異物と認識し、花粉に対する抗体(IgE抗体)が製造されます。
一度抗体が作成されると、その後に体内に侵入した花粉に対して免疫反応を引き起こすのです。

 

花粉症の症状が出る(かゆいなど)原因とメカニズム

花粉が体内に取り込まれてから、アレルギー反応を起こすまでの流れは次のとおりです。難しい用語も出てきますが、なんとなくイメージできると良いでしょう。

  • 1.目や鼻から花粉を取り込む。
  • 2.リンパ球が花粉を異物と認識し、抗体(IgE抗体)の製造を始める。
  • 3.抗体は肥満細胞に付着する。
  • 4.再び目や鼻から花粉を取り込む。
  • 5.花粉と抗体が結合する。
  • 6.抗体の付着している肥満細胞が刺激され、ヒスタミンやロイコトリエンが放出される。

ヒスタミンやロイコトリエンはアレルギー誘発物質の一種で、目や鼻のアレルギー反応を引き起こします。このアレルギー反応が花粉症の症状が出る原因です。
アレルギー反応によって、症状が現れるかは個人差があります。また、IgE抗体は体内に蓄積されるため、今までに症状を感じなかった人でも、蓄積が一定量を超えた結果として症状を感じるようになる可能性もあります。

鼻の症状

鼻の症状は、鼻の中の肥満細胞から放出されるヒスタミンやロイコトリエン、トロンボキサン、PAFなどのアレルギー誘発物質によって引き起こされます。
鼻の肥満細胞からアレルギー誘発物質が発生するのは、鼻の肥満細胞に付着したIgE抗体と花粉の結合が原因です。
アレルギー誘発物質が鼻の知覚神経を刺激すると、くしゃみや鼻水の症状を起こし、鼻甲介を刺激すると炎症による腫れで鼻づまりの症状を発生させます。

目の症状

目でも、鼻と同じく目の細胞内の肥満細胞が刺激を受けると、ヒスタミンなどのアレルギー誘発物質が発生します。
アレルギー誘発物質が目の血管を刺激し、血管が拡張されると充血の症状を起こし、知覚神経を刺激するとかゆみの症状となって現れます。
鼻の症状でも目の症状でも、主要なアレルギー誘発物質はヒスタミンであるため、花粉症の薬としては抗ヒスタミン薬が主に利用されるのです。

 

花粉症の原因となる植物と花粉の飛散時期

花粉症の原因となる植物で最も代表的なのはスギです。スギが本格的に花粉の生産を始めるのは、植樹から30年程度と言われています。
日本では、森林面積の約18%をスギの人工林が占めており、多くが植樹から30年以上のスギです。そのため、日本では春先に多くのスギ花粉が飛散し、花粉症の原因となっています。
スギに次いで、ヒノキも日本の森林面積の10%を占めており、ヒノキ花粉の花粉症に苦しむ方も多いです。
スギやヒノキ以外でも、日本では寒い冬の時期を除いてさまざまな花粉が飛散しています。そのため、花粉症の症状が酷い方は、年中花粉症の症状に悩まされてしまうのです。
花粉症を引き起こす代表的な植物と花粉の飛散時期は次のとおりです。

 

花粉症の症状を重くする原因となる可能性のある食べ物

花粉症と食べ物は関係ないと考える方も多いのではないでしょうか?実は、普段は健康に良いとされる食べ物でも、花粉症の時期には避けた方が良い食べ物があります。
花粉症の時期に避けた方が良い食べ物の例は、次のとおりです。

▽トマト
スギ花粉症の人の一部は、トマトを食べるとアレルギー症状が出る可能性があります。トマトには、スギ花粉のアレルゲンと似た構造を持つタンパク質が含まれるためです。

▽メロン、スイカ
メロンやスイカは、イネ科のアレルゲンの構造と似た構造のアレルゲンを持っています。ブタクサやイネなどイネ科の花粉症の人は、メロンやスイカも避けた方が良いでしょう。

▽脂肪分
高脂質の食品は、ヒスタミンを生成するため、花粉症の症状も重くしてしまう可能性があります。
花粉の症状が出ている時期には、揚げ物やスナック菓子など脂肪分の多い食品は出来る限り避けましょう。
花粉症の人は、病院で検査を受けて、アレルギーを持つ食品をしっかり把握しておくと良いです。難しい検査ではないので、検査を受けて食生活の不安を解消しましょう。

 

花粉症患者が昔より増加している原因

花粉症患者は、昔より急激に増加しています。花粉症患者が増加し続けている原因について、正確なところはわかっていません。
花粉症患者増加の原因としては、よく次の事項が挙げられます。

  • ● 戦後の森林回復のために大量に植えられたスギやヒノキの成長
  • ● 食生活の変化による体質の変化
  • ● 大気汚染

正確な研究結果は出ていませんが、どれも花粉症患者が急増している理由として説得力のある事項です。原因は、1つではなく、複数の原因が重なって花粉症患者の急増に繋がっているとも考えられるのではないでしょうか。

 

花粉対策の基本

花粉対策の基本は、次の3つです。

花粉を吸わない

花粉をできる限り吸い込まず、体内に取り入れないのが花粉対策としては最も重要です。
外出の際にはマスクの着用を心がけるのは当然として、花粉の多い時期には花粉対策の強力なマスクを選ぶと良いでしょう。
花粉情報もチェックして、花粉の多い日は外出を控えてください。

花粉を付けない

外出時には肌の露出を控えて、体に花粉が付かないよう注意しましょう。
花粉は、鼻や目からだけでなく、皮膚からも体内に侵入します。目に花粉を付けないためには、花粉対策のゴーグル着用も効果的です。
花粉症の症状が重い方は、花粉症の時期のオシャレは少しだけ我慢してみましょう。

花粉を持ち込まない

室内に入るときは、花粉対策を忘れがちですが、外から帰ってきたときは体や服に付いた花粉をはらうよう忘れないでください。
窓を開けての空気の入れ替えも、花粉の多い日には控えるべきです。

 
花粉症を引き起こす原因は
アレルギー反応

花粉症の根本的な原因は体の免疫機能によって引き起こされるアレルギー反応です。
免疫機能は、私たちの体に生まれながらに備わっているため、花粉症の根本原因は無くせません。
私たちにできる対策は、花粉症の原因となるアレルギー反応を出来る限り起こさない生活です。
花粉の多い時期を知る、花粉症を重くする可能性のある食べ物を避ける、マスクの着用や花粉をはらうなどの基本的な花粉対策を怠らないなど、日々の心がけで花粉症を重症化させずに過ごしていきましょう。

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