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ドッグフードの無添加とオーガニックの違いとは?魅力だけでなく、注意点も知って選び方を身につけよう

2024/03/28

ドッグフードの無添加とオーガニック。なんとなく「安全」でおすすめできるイメージを持つかと思いますが、違いをご存じですか?パピーからシニアまで、飼い主さんのドッグフードの悩みはさまざま。また市販品にはグレインフリーや国産のものもあり、どれがよいのかとわからなくなることもあるでしょう。無添加とオーガニックの違いや魅力だけでなく、注意点も知っておき、愛犬に最適なドッグフードを選びましょう。

 

「オーガニックは原材料、無添加は製造における違い

まず知っておきたいオーガニックと無添加の違い。一般的に、それぞれ下記の意味があります。

  • ・オーガニック…農薬や化学肥料を使わない方法で生産されたもの
  • ・無添加…添加物を使用していないもの

オーガニックは原材料に対して使われる言葉で、無添加は製造過程に対して使われる言葉です。なんとなくイメージが湧きましたか?続けてさらに詳しく、それぞれの特徴や魅力を見てみましょう。

 

オーガニックのドッグフードの理解を深めよう

オーガニックのドッグフードとは一般的に、農薬や化学肥料を使わない方法で生産された原材料を使用して作られたものを指します。
オーガニックと表示できるのは、認定を受けたもののみ。認定があるものは、厳しい基準を満たしたものである証拠です。認定機関によって基準はいろいろありますが、土壌・水・種子・肥料・育成環境などの基準が定められています。
日本では「有機JAS規格」といった基準がありますが、ドッグフードは食品として扱われないため、JAS法による規制は受けられません。そのため、オーガニックのドッグフードを選ぶ場合は、国産のものではなく海外産のものが選択肢となります。 海外ではオーガニック認定機関の認定を受けると、オーガニックであると表示できます。下記の認定機関について、知っておきましょう。

【海外のオーガニック認証の例】
USDA(アメリカ)、Euro leaf(EU)、EKO(オランダ)、AB(フランス)、Bio-Siegel(ドイツ)…など

参照:「表示のQ&A」/ペットフード公正取引協議会

オーガニックのドッグフードの魅力

オーガニックドッグフードの魅力は、やはり農薬や化学肥料を避けられる点。パピーからシニアまで、愛犬の健康への影響が気になる場合に安心して与えられるでしょう。
また体への面だけでなく、環境への負荷を少なくできるのも魅力的な点。オーガニックの原材料は、化学的に合成されたものを避け、自然や環境にやさしい方法で生産されています。近年は環境へ配慮したあらゆる取り組みが行われており、より注目されている点です。

オーガニックのドッグフードはここに注意して

原材料がオーガニックでも、添加物を使っている場合があります。添加物が気になる場合は注意が必要でしょう。また一部の原材料のみがオーガニックでも「オーガニックの原料使用」として表示できる場合があります。「すべてオーガニックか」それとも「一部のみなのか」は、しっかりチェックしたいポイントです。
さらに、オーガニックドッグフードは値段が高い傾向にあり、手に入りにくいのもネック。手に入らないからと、ドッグフードを頻繁に変えてしまうと、愛犬にとってストレスになりかねません。続けられるかどうかもしっかり考えましょう。

 

無添加のドッグフードに関する知識も身につけよう

犬の食べ物は何をあげたらよい?

無添加ドッグフードとは、添加物を使用していないドッグフードを指します。添加物の種類は、甘味料・着色料・保存料・増粘安定剤・酸化防止剤など、さまざま。無添加と表示する場合は、どの添加物を使用していないのかを示す必要があるため、商品を選ぶ際はチェックしてみましょう。

無添加のドッグフードは安心感が魅力

無添加ドッグフードの魅力は、やはり添加物を避けられる点。ペットフード安全法で、添加物の適正使用について記載されているものの、やはり避けたいと思う飼い主さんは多いもの。使わずに済む添加物であれば、避けたいと思うのは自然なことです。また添加物によるアレルギーの心配を減らせる点でも、魅力に感じる飼い主さんがいらっしゃるでしょう。

無添加のドッグフードで注意したいこと

添加物といっても、ドッグフードに欠かせない添加物があります。たとえば、栄養バランスを整えるために必要なビタミン・ミネラルといった栄養強化剤、必須アミノ酸・オメガ3系脂肪酸など。また脂質が多いドッグフードには、酸化しないように酸化防止剤が必要とされる場合があります。そのため「愛犬のためにどの添加物を避けたいのか?」と、しっかり飼い主さん自身で判断基準を持っておくことが大切です。

参照:「ペットフード安全法 表示に関するQ&A」/農林水産省 「安全なペットフードを供給するために」/農林水産省
 

「グレインフリー」はオーガニックや無添加と関係ある?

最近よく聞く「グレインフリー」という言葉。これはオーガニックや無添加とは、無関係の言葉です。グレインフリーとは、グレイン(穀物)を使用しない食べ物を指します。具体的には、とうもろこし・大麦・小麦・オーツ麦・ライ麦・米などを使用しないものです。
穀物に食物アレルギーのある場合や、消化のよさを狙ってグレインフリーのペットフードが用いられているようです。グレインフリーだけでは、オーガニックや無添加であるとは限らないため、選ぶ際には注意して見てみましょう。

 

オーガニックと無添加のドッグフード、より愛犬にあったフードを選ぶために

オーガニックや無添加をはじめ、市販のドッグフードにはさまざまなものがあります。「愛犬に合うのはいったいどれ?」と悩むあなたに、考え方のヒントをお伝えします。

体質に合うものを選ぶ

オーガニックや無添加を選んでも、愛犬の体質や好みに合わなければ本末転倒。愛犬が喜んで食べてくれ、元気に過ごせるドッグフードが一番です。オーガニックや無添加のものを選ぶ場合は、愛犬にとってストレスのないものかどうかも考えるようにしましょう。

栄養バランスに配慮する

ドッグフード選びの大前提として、愛犬に必要な栄養バランスの整ったものを与えることが大切です。どのような栄養素を摂取できるのかも、選ぶ際にきちんとチェックするのがおすすめ。たとえば愛犬に必要な栄養素を摂取できる「総合栄養食」は、栄養強化のために添加物を使うのが一般的です。すべての添加物を避けるのではなく、上手に付き合っていくことも愛犬のために必要ではないでしょうか。

 
愛犬と飼い主さんが安心できるドッグフードを選ぼう

オーガニックや無添加をはじめ、ドッグフードの種類は本当に多いもの。選ぶ労力はかかるかもしれませんが、愛犬が元気に過ごせて、飼い主さんも安心して与えられるドッグフードがなにより一番!また犬も人間と同じように、よく食べてよく動き、よく寝る……といった、生活の土台を整えることも大切です。ぜひ愛犬と一緒に幸せに過ごせるドッグフードを選んでみてくださいね。

  • 広田千尋

    管理栄養士ライター広田千尋

    病院、保育園、保健センターなどで13年間勤務。生活習慣病の方への栄養相談や、高齢者への栄養サポート、また赤ちゃんや子どもの食事相談など、幅広い年代の栄養サポートに携わる。現在は経験を活かし、フリーランスとして活動中。わかりやすく実践しやすいコラム執筆や、身近な材料で簡単に作れるレシピ作成を得意としている。