日焼け止めの塗り直しの必要性
日焼け止めは、適切なタイミングでの塗り直しが大切です。しかし、興和株式会社が日焼け止めについて行った調査によると、「塗り直すのが面倒」と感じている人の割合は男女とも半数以上でした。
以下は、調査結果の一部です。
<調査期間>
2023年3月17日(金)~2023年3月20日(月)
<対象者>
20~49歳の男性・女性で、1,000円以上の日焼け止めを自分で購入し、自分で使用している人
<調査人数>
600人(クロス・マーケティングモニターへのインターネット定量調査)
<内容:日焼け止めの塗り直しについて>
「塗り直すのが面倒」と感じている人の割合
男性63.7%、女性71.3%
※株式会社クロス・マーケティング調べ
結果より、日焼け対策を効果的にできていない人が多いと考えられます。日焼け止めについて、あらためて認識を深め、塗り直しの方法も見直しましょう。
日焼け止めの効果や特徴
日焼け止めは、紫外線を防ぐために、乳液やクリームの成分に加えて、紫外線防止剤が配合された化粧品です。効果は「PA」と「SPF」で表されます。
UVAを防ぐ効果を表す「PA」
PAとは、UVAを防ぐ効果の指標です。効果の程度は「+」で示され、「PA+~PA++++」の4段階に分類されます。
UVAは「生活紫外線」とも呼ばれ、日常的に浴びやすい紫外線です。波長が長いため肌の奥深くまで届き、ダメージが蓄積すると、日焼けによるシミを引き起こす可能性があります。雲や窓ガラスを通過する性質があるため、天候に関わらず注意が必要です。
UVBを防ぐ効果を表す「SPF」
SPFとは、UVBを防ぐ効果の指標です。「2~50」の数値で表されます。数値が大きいほどサンバーン(肌が赤くなる日焼け)を防ぐ効果が高く、「50+」が最高です。紫外線は浴びてから20分程度で日焼けするとされており、効果の持続時間は「20分を1単位」として計算できます。以下は一例です。
- ・SPF30の場合:20分×30=600分(10時間)
- ・SPF50の場合:20分×50=1000分(16.6時間)
日焼け止めが肌に十分ある状態で、「何も塗らない場合と比較して、どれくらいの時間日焼けを予防できるか」を表した数値です。使用するシーンには個人差があるため、表示通りにはならないと考えた方がいいでしょう。目安としてとらえるのが大切です。
参照:上手に選ぼう 日焼け止め化粧品/東京都健康安全研究センター
塗ってから効果を発揮するまでの時間
日焼け止めは、屋外に出る30分前には塗りましょう。塗ってから肌になじむまで、15~30分程度かかるといわれているためです。UVAは雲や窓ガラスを通過する性質があるため、屋内で過ごすときも欠かさないようにしてください。塗り忘れを防ぐために、毎朝のスキンケアに取り入れるのがおすすめです。
重ね塗りは効果があるの?
日焼け止めは、塗っているつもりでも塗りムラが生じる可能性があります。重ね塗りをすると、ムラをなくせるため効果的です。1度塗ったあと再度同じ量を取り、全体に塗り広げましょう。
日焼け止めが必要な時期は?
紫外線は1年中降り注いでいるため、日焼け止めは1年を通して必要です。季節ごとの紫外線量と、とくに注意が必要なシーズンを把握しておきましょう。
季節ごとの紫外線量
気象庁の紫外線観測データから、夏に強く・冬に弱くなり、南に行くほど強くなるのが分かります。下記は、2023年の「日最大UVインデックス(解析値)の月平均値全国分付図」のうち、1月・4月・7月・10月の状況をあらわした図です。
参照:日最大UVインデックス(解析値)の月平均値全国分布図/気象庁
紫外線は季節や地域により強さは変わりますが、1年を通して降り注いでいるため、対策は欠かせません。
とくに注意が必要な季節は「春」と「秋」
日差しの強い夏は紫外線対策を意識して行う人は多いでしょう。しかし、意外と注意しなければならないのは、春や秋です。春は夏ほどの日差しではなく、秋は暑い時期が過ぎた後のため、しっかり対策する夏と比べて油断しがちになります。日によっては夏並みになるときもあるため、しっかりと対策をとらなければなりません。
【シーズン別】日焼け止めの選び方
紫外線の強さは季節により変わるため、日焼け止めは季節に合わせて選ぶのがおすすめです。
春(3月~5月)の日焼け止めの選び方
3月あたりから次第に紫外線量は増えていき、5月になると夏と同じくらいになる日もあります。油断せずにしっかりと対策をとるのが大切です。屋内で過ごしていても、窓ガラスからは紫外線が侵入します。SPFは低めでも、PA値は高い日焼け止めを選ぶのがポイント。「SPF20~30」「PA++~+++」を目安にして選んでみてください。春は乾燥しやすい時期でもあるので、保湿成分にも着目してみるといいでしょう。
夏(6月~8月)の日焼け止めの選び方
夏は最も紫外線が強くなる時期で、十分な対策が必要です。場所やシーンによって使い分けるといいでしょう。
屋内で過ごすときは「SPF20~40」「PA++~+++」、炎天下の海や山のレジャーなどでは「SPF40~50 +」「PA+++~++++」を目安に選んでみてください。海やプールでは、汗や水で落ちにくい「ウォータープルーフ」と表示された日焼け止めを選ぶといいでしょう。
秋(9月~11月)の日焼け止めの選び方
紫外線は弱くなっていきますが、夏に浴びた紫外線で、肌はダメージがある状態です。対策を怠ると日焼けによるシミ、肌のハリに影響をもたらす可能性があるため、引き続き対策をとりましょう。「SPF30」「PA++~+++」程度を目安に選んでみてください。
冬(12月~2月)の日焼け止めの選び方
冬は降り注ぐ紫外線量が少ないため、日常生活ではSPF・PAが低めの日焼け止めで十分です。「SPF20~30」「PA++」程度を目安にしましょう。湿度が下がり乾燥する時期なため、保湿成分を含んだ製品がおすすめです。スキーやスノーボードなどのレジャーシーンでは紫外線が雪に反射し、雪焼けしやすいため注意してください。「SPF50」「PA+++~++++」の日焼け止めを選ぶようにしましょう。
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