管理栄養士ライター高村恵美
12年間管理栄養士として病院などに勤務。家族にいつでも"おかえり"が言えるようライターへ転身後は、忙しいひと・働くひとに寄り添うレシピの提供や、健康コラムを数多く執筆。
自分も同じ立場だからこそ「仕事と家庭の両立に悩む女性を応援したい」気持ちが高まり、悩めるママに向けたコラム執筆も行っている。
オートミールは、カロリーや糖質を制限しているダイエッターに人気を集めていますが、じつは白米よりも高エネルギーな食品です。過剰に摂ると体重増につながるだけでなく、栄養の吸収阻害といったデメリットも。上手に活用するには、1食30g~50gの適量を守るのが重要です。
調理時間はごはんの1/10で、忙しい朝食にも役立ちます。後半には材料2つで作れるクッキーレシピなども紹介するので、ぜひ試してみてくださいね。
ヘルシーなイメージがあるオートミールですが、主食食材(乾燥状態)100gと比較すると、カロリーはやや高めです。一方で、食物繊維を多く含み、糖質は低めとなっています。

ダイエットは、消費カロリーよりも摂取カロリーを減らす生活習慣が重要です。通常、カロリーが高めの食品は避けるべきと考えられがちですが、なぜダイエッターたちはオートミールを取り入れているのでしょうか?その秘密は、1食で満足できる量と、豊富に含まれる食物繊維の働きにあります。
一般的なオートミール1食分の目安量は30g~50gで、水分を加えると粥状になり約茶碗1杯分になります。下表に示すように、ほかの主食に比べてカロリーや糖質が少ないため、ダイエット中に適しているのです。

オートミールには、腹持ちアップが期待できる食物繊維が豊富です。食物繊維は、水に溶けやすい水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維の2種類があります。粘性がある水溶性食物繊維は、胃から小腸へとゆっくりと移動する性質があり、不溶性食物繊維は胃や腸で水分を吸収して膨らむため、満腹感を得やすくなるのです。
ダイエットの成功には、血糖値の急激な上昇を抑える工夫がカギとなります。私たちの体は、血糖値が急上昇すると、余分な糖分を脂肪として蓄積し、太りやすくなるからです。
オートミールに含まれる水溶性食物繊維の大部分は、有用成分であるオーツ麦β-グルカンです。オーツ麦β-グルカンは、食事に含まれる糖の吸収を抑制して、食後血糖値の上昇をゆるやかにする機能があると報告されています。
糖質制限やダイエットを行う目的は人により違いますが、便利で健康によい食品に頼り過ぎるとデメリットが生じます。さらに、馴染みがない食品を生活に取り入れるのは難しいでしょう。
オートミールの適量を守り、手軽な調理法やレシピまでイメージできれば、下記に紹介するデメリットは払拭できるはずです。最後に簡単に作れるレシピを紹介しているので、ぜひお試しください。
オートミールはヘルシーではありますが、体によいからといって食べ過ぎると、カロリー過多になります。前述したとおり、オートミールは100gで350kcalあり、白米や玄米・パスタよりもややカロリーが高めです。
カロリーを抑えるには1食30g~50gの適量を守る必要があるため、食べ過ぎには注意しましょう。
オートミールに豊富な食物繊維は、健康維持に不可欠な有用成分です。しかし、過剰に摂取すると、ミネラルをはじめとした栄養素の吸収を阻害する可能性があります。とはいえ、日本人は食物繊維が不足しがちなため、食品からであれば過剰摂取の心配は少ないでしょう。
参照:食物繊維(しょくもつせんい)/厚生労働省健康思考が高まり、注目を集めているオートミールですが、まだまだ馴染みがない方も多いでしょう。「調理が難しそう」「食べ方がわからない」といった理由で、ダイエットに取り入れにくいイメージがある方も多いようです。
しかし、オートミールは和洋中どんな味付けにもよく合い、簡単に調理できます。初心者さんにも手軽に作れるレシピを紹介します。
糖質制限やダイエットには、食事管理が欠かせません。糖質やカロリーを抑えながら、おいしく、食べ応えのあるメニューを2つ紹介します。
朝食に役立つお手軽メニューです。オートミールの食感を楽しみたい方は、オートミールのもみ殻を取り除いて平たく加工した「ロールドオーツ」が向いています。クリーミーなリゾット風が好みの方は、ロールドオーツを細かく砕いた「クイックオーツ」がおすすめです。
材料2つで作れるしっとりとした食感のソフトクッキーです。バナナの自然な甘さだけで仕上げるので、熟して甘みが増したバナナを使用しましょう。
オートミールは、お米に比べて圧倒的に短時間で調理できるのも魅力です。スーパーに並んでいるオートミールの多くは、ロールド・オーツと呼ばれます。原料であるオーツ麦を蒸気で加熱してから平らにつぶして圧ぺんしているため、5分程度煮込むだけで食べられるのです。
一方で、お米は、浸水してから炊き上がるまでに50分ほどかかるため、オートミールを使えば1/10に時短できます。
また、ロールド・オーツをより薄く圧ぺんして細かくしているクイックタイプは、お湯を注ぐだけで食べられるため、カップ麺よりも手軽なインスタント食品です。
さらに、オートミールはグルテンを含まないため、グルテンを控えたい方にも人気を集めています。ぜひ、適量を守った上で、食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ケロッグ kelloggs 粒感しっかり オートミールごはん 300g
【商品の特徴】
白米より糖質を抑えつつ、満足感のある主食に置き換えたい方におすすめなのが 「ケロッグ 粒感しっかりオートミールごはん」です。
オートミールはダイエットや糖質制限に人気ですが、「食感が苦手」「ごはんの代わりにならない」と感じる人も少なくありません。そんな悩みを解消してくれる、“ごはん化に特化した”オートミールです。
2種類のロールドオーツを黄金比でブレンドし、ふっくら・もちもち・しっかり粒感という“ごはんらしさ”を実現。電子レンジで温めるだけで、雑穀米に似た自然な甘みと噛みごたえが楽しめ、納豆ごはんやお茶漬けといった和食にもよく合います。
[ クエーカー 公式 ] クイック オートミール (4.52㎏) 2.26kg×2袋 粒薄め ホットミルク
【商品の特徴】
オートミールはダイエットや糖質制限に人気ですが、続けるためには“調理のしやすさ”と“アレンジの幅”がとても重要。クエーカーの「クイック オートミール」はオールドファッションタイプを薄く圧延しカットし、熱湯やミルクを注ぐだけでとろりとした食感が味わえるひと品です。
フルーツやナッツを合わせた朝食ボウルはもちろん、スープやリゾット、和風アレンジにも馴染む“やさしい味わい”が魅力で、本国アメリカでは定番のオートミールとして親しまれています。
オートミール生活を始めるなら、まずは扱いやすいクイックタイプから試してみるのはいかがでしょうか。
ライスアイランド ミルキーオートミール
【商品の特徴】
「ライスアイランド ミルキーオートミール」は細かく砕いたクイックタイプで、冷たい牛乳やヨーグルトにもすぐ溶けるため、忙しい朝でもサッと食べられるのが大きな魅力。
細かい粒が“とろり”とした食感を生み、スイーツ系にも和風アレンジにも馴染む万能タイプで、ダイエット中の朝食や間食に取り入れやすいオートミールとして人気があります。
味の主張が控えめなので、豆乳×味噌を使ったマイルドなスープ風にしたり、ヨーグルトに混ぜてヘルシーボウルにしたりと、アレンジの幅が広いのが魅了でしょう。
日食 スポーツ エキスパート SpOATS Expert High-Protein
【商品の特徴】
白米とオートミールのカロリーや糖質を比較するとき、大切なのは「栄養バランス」と「続けやすさ」。そこで注目したいのが「【たんぱく質がとれる 豆100%オートミール 】ゼンブ ミール」です。
オーツ麦ではなく、黄えんどう豆100%でつくられた“新発想のオートミール”で、たんぱく質や食物繊維が豊富。一般的なオートミールと比べ、たんぱく質1.4倍・食物繊維1.4倍・ビタミンB1も豊富とされ、脂質は控えめなうえ、1食99kcal(乾物30g)で、低GI食品かつグルテンフリーなのも嬉しいポイントでしょう。
糖質制限やロカボ、置き換えダイエットを意識する方の主食代替として取り入れやすいひと品です。
【たんぱく質がとれる 豆100%オートミール 】ZENB ゼンブ ミール 40食 オートミール
【商品の特徴】
白米より糖質を抑えつつ、たんぱく質もしっかり摂りたい方におすすめなのが、「日食 スポーツ エキスパート SpOATS Expert High-Protein」。オートミールはダイエットや糖質制限に人気ですが、「たんぱく質がもっと欲しい」「運動と組み合わせたい」という方には特に相性の良いひと品です。
SpOATSはオーツ麦と大豆を組み合わせ、“アミノ酸スコア100”のバランスを実現。電子レンジで2分加熱するだけで、ふっくらとした“オートミールライス”が完成します。
和食にも洋食にも合わせやすく、卵や納豆、スープといった食材と組み合わせるだけで、満足感のある一皿に仕上がるでしょう。
各ブランドの商品一覧をご確認いただけます。