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第1類医薬品とは?購入時に薬剤師による情報提供が必要な理由や、ドラッグストア・ネットでの買い方を解説

検査薬TEST AGENT
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2026/03/04

第1類医薬品とは、副作用などに配慮が必要なため、購入時に薬剤師からの情報提供が義務付けられている一般用医薬品です。店舗だけでなく、所定の手続きを経ればインターネットでも購入可能ですが、登録販売者では対応できないといった、他の医薬品とは異なる販売ルールも設けられています。第1類医薬品の定義・他の分類や要指導医薬品との違い・買い方の手順を知って、日々の体調管理や安全な使用に役立てましょう。

風邪コラム集
 

第1類医薬品とは?薬剤師による対応が必須の一般用医薬品

ドラッグストアや薬局で医薬品を購入する際、第1類医薬品の表示を見かけた経験があるでしょう。第1類医薬品は、一般用医薬品(OTC医薬品)の中でもとくに慎重な取り扱いが求められます。購入時には必ず薬剤師からの説明を受ける必要があり、不在時には購入できません。

第1類医薬品の定義

第1類医薬品とは、医師の処方箋なしで購入できる一般用医薬品の一つですが、一般用医薬品の中でも、とくに注意が必要とされています。市販されてからの期間が短く、一般用医薬品としての使用実績や安全性データが十分に蓄積されていない成分や、副作用や飲み合わせ(相互作用)により、日常生活に支障を来す程度の健康被害を生じるおそれがある成分が含まれているためです。
第1類医薬品に分類される成分の例として、発毛成分のミノキシジル、胃酸の分泌を抑えるファモチジン、解熱鎮痛成分のロキソプロフェンが挙げられます。

販売ルールの特徴

第1類医薬品を販売できるのは、薬剤師のみです。購入者に対して、書面を用いた情報提供と説明が義務付けられています。また、使用者の年齢や他の医薬品の使用状況などによっては、薬剤師の判断により販売されない場合があります。

参照:現状の販売制度等/厚生労働省
参照:薬剤師として知っておくべきOTC医薬品の制度/豊島区薬剤師会
 

一般用医薬品の分類と違い(第1類・第2類・第3類)

一般用医薬品は、副作用のリスクの程度によって、第1類・第2類・第3類の3つに分けられています。区分によって異なるのは、販売できる専門家(薬剤師か登録販売者か)や店舗での陳列方法です。ご自身が購入しようとしている薬がどの区分に該当するかを把握したうえで、適切に薬を選びましょう。

リスク区分による分類

医薬品のリスク区分は、数字が小さいほどリスクが高く、より注意が必要な薬として扱われます。パッケージには必ず「第〇類医薬品」と記載されているため、購入時に確認しましょう。

第1類医薬品

販売できるのは薬剤師のみです。該当するのは、H2ブロッカーを含有する一部の胃腸薬や、特定の毛髪用薬など。また、新型コロナウイルスの抗原検査キットも、国に承認された製品は第1類医薬品として扱われます。

指定第2類医薬品・第2類医薬品

第2類は、薬剤師または登録販売者が販売可能です。該当するのは、多くの風邪薬や解熱鎮痛薬など。中でも、相互作用や患者背景によってとくに注意すべき禁忌があるなど、リスクが比較的高い第2類医薬品は、指定第2類医薬品として区別されます。

第3類医薬品

薬剤師または登録販売者が販売可能です。該当するのは、ビタミン剤や整腸剤など。リスクは比較的低いとされていますが、医薬品であるのは変わらないため、用法用量を守って使用する必要があります。

陳列方法の違い

第1類医薬品は、購入者が直接手に取れない場所に陳列する必要があります。具体的には、薬剤師がいるカウンターの後ろや、鍵のかかるケース内などです。ただし、空箱(見本)であれば、第2類医薬品が並ぶ棚に陳列可能です。

参照:現状の販売制度等/厚生労働省
参照:指定第2類医薬品について/厚生労働省
参照:医薬品販売制度の概要と法令遵守のポイント~薬局における販売方法を中心に~/神奈川県薬剤師会
 

要指導医薬品とは?医療用から転用されたばかりの薬

ドラッグストアには、第1類~第3類の一般用医薬品のほかに、要指導医薬品と呼ばれる区分があります。該当するのは、医療用医薬品から一般用医薬品に転用(スイッチOTC)されたばかりの薬です。非常に慎重な取り扱いが必要で、第1類医薬品以上に厳格な管理が求められます。

要指導医薬品の定義

医療用として使用されていた成分が、一般用として販売され始めて間もない医薬品です。原則として3年間の安全性調査期間を経て、問題がなければ第1類医薬品へ移行します。取り扱いは第1類に準じますが、より厳重な管理が必要です。

第1類医薬品との大きな違い

今まで要指導医薬品は原則、対面販売に限られていましたが、令和7年の薬機法改正により、現在は薬剤師によるオンライン服薬指導などの条件を満たせば、一部の品目でインターネット購入が可能となりました。ただし、すべての薬が買えるわけではなく、品目によっては引き続き対面での指導が必須とされています。

参照:要指導医薬品について/厚生労働省
参照:薬剤師として知っておくべきOTC医薬品の制度/豊島区薬剤師会
参照:医薬品を安全に使うために~医薬品の販売制度に関する法改正をわかりやすく解説~/厚生労働省
 

第1類医薬品を購入する方法と注意点

第1類医薬品は、店舗(薬局・ドラッグストア)またはインターネットで購入可能です。どちらの方法も、薬剤師による確認が必須である点に変わりはありません。具体的な流れを知って、購入する際に役立てましょう。

店舗(薬局・ドラッグストア)で購入する場合

薬剤師が不在の時間帯は、登録販売者がいても第1類医薬品を購入できません。必ず薬剤師から説明を受け、不明点がないか確認されます。

<販売記録に記載される内容>


  • ・ 品名
  • ・ 数量
  • ・ 販売日時
  • ・ 購入者の氏名・連絡先(努力義務)
  • ・ 販売・情報提供を行った薬剤師の氏名
  • ・ 情報提供を理解した旨の確認

インターネットで購入する場合

第1類医薬品はネット購入が可能ですが(要指導医薬品は不可)、誰でもすぐに注文を確定できるわけではありません。画面上で注文後、薬剤師から届く問診メールに回答し、適正と判断されると、商品が発送されます。

<インターネットで購入するときの流れ>


  • 1. 注文後に店舗(薬剤師)からメールで問診・確認事項が届く
  • 2. 使用者が回答する
  • 3. 薬剤師が適正と判断した場合のみ、注文が確定される
  • 4. 商品が発送される


参照:薬剤師として知っておくべきOTC医薬品の制度/豊島区薬剤師会
参照:一般用医薬品のインターネット販売について/厚生労働省
 

急な発熱、そのときどうする?

発熱時は病院受診が原則ですが、休日や夜間は休診のため、すぐに診てもらえない可能性があります。新型コロナウイルスやインフルエンザへの感染が疑われる場合は、一般用の検査キットでの確認が便利です。ただし、発熱後に買いに行くと、体への負担が大きくなるだけでなく、周囲に感染を広げる可能性も否定できません。万が一の事態に備えて、元気なうちから事前に検査キットを用意しておきましょう。

大型連休は医療機関が休診の可能性がある

年末年始・お盆・ゴールデンウィークといった大型連休は、多くの病院が休診になります。そのため、急な発熱や喉の違和感があっても、かかりつけ医をすぐに受診できない可能性が高いでしょう。休日診療を行っている病院を探す必要がありますが、自宅から遠かったり、非常に混雑していたりするケースも少なくありません。
体調が悪い中で、受け入れてくれる病院を探し回るのは、心身ともに大きな負担です。とくに感染症が流行している時期は、病院が見つかってもすぐに受診できないケースがあります。
関連記事:連休中の急な体調不良で困ったとき病院はどうする?医療機関の探し方や受診の判断基準・注意点とは

症状が出てから検査キットを買いに行くのはリスクがある

新型コロナウイルスやインフルエンザの感染が気になる場合、抗原検査キットは状況を把握するための一助となります。しかし、症状が出てから検査キットを買いに行く行為は、自分にとっても周囲にとっても大きなリスクになるでしょう。高熱や激しい倦怠感がある中、ドラッグストアまで移動するのは、肉体的に非常に過酷です。無理な外出は体力を奪い、回復を遅らせる原因になりかねません。
さらに、移動中や店内で他人にウイルスを移してしまう懸念もあります。店舗には免疫力の低い高齢者や妊婦なども訪れるため、意図せず感染を広げてしまう事態は防がなければなりません。急な発熱で困らないために、健康なうちに備えておきましょう。

検査キットは事前に通販で購入しておくとよい

体調不良時に備えて、事前に検査キットを購入しておくのがおすすめです。インターネット通販を活用すれば、自宅にいながら誰とも顔を合わせずに検査キットを入手できます。ドラッグストアだと薬剤師と対面して説明を受ける必要がありますが、通販ならネット上の問診で購入可能です。事前準備しておけば、発熱後に外出せずに済み、負担を減らせられるでしょう。

元気な今のうちに『体外診断用医薬品又は第1類医薬品』を備蓄する

検査キットを通販で購入する場合、注文してから手元に届くまでに通常2~3日程度の日数がかかります。発熱してから注文するのでは間に合わないため、体調に不安がない今のうちに手配を済ませておきましょう。救急箱に常備しておけば、いざというときに役立ちます。
なお、検査キットは「研究用」ではなく、国の承認を受けた「第1類医薬品」を選んでください。「研究用」と表記された製品は性能が確認されておらず、正確な判定ができない可能性があります。正しい結果を得るために、承認された医薬品を用意しましょう。
厚生労働省/新型コロナウイルス感染症の一般用抗原検査キット(OTC)の承認情報

【徹底比較】あなたに合うのはどっち?アンスペクトコーワ2種の選び方

新型コロナウイルスやインフルエンザに対応した一般用抗原検査キットとして、興和が用意している『アンスペクトコーワ』があります。種類は2つあり、どちらも国が承認した「第1類医薬品」です。
インフルエンザも同時に調べたいか、痛みの少ない唾液で検査したいかによって適したキットが異なります。それぞれの特徴を理解し、自身のニーズに合わせて選びましょう。

商品名 アンスペクトコーワW 【第1類医薬品】 アンスペクトコーワ SARS-CoV-2(一般用)【第1類医薬品】
商品 アンスペクトコーワW アンスペクトコーワ SARS-CoV-2
特徴・選び方 一度に調べたい派 痛くないのがいい派
こんな人におすすめ ・新型コロナかインフルエンザかわからない
・検査は一度で済ませたい
・鼻の検査に抵抗がない
・鼻に綿棒を入れるのが怖い(子供など)
・痛みを伴わずにチェックしたい
・まずは新型コロナだけ確認したい
検査できるウイルス 新型コロナ&インフルエンザA/B型(同時検査) 新型コロナのみ
検体採取の方法 鼻腔ぬぐい液
(鼻の穴に綿棒を入れる)
唾液
(唾液に綿棒を浸す)
判定までの時間 約15分 約15分
検査可能回数 1回 1回
使用期限 24ヶ月(2~30℃で保管)
※使用期限は外箱に記載
使用期限は24カ月(2~30℃で保存)
区分 第1類医薬品 第1類医薬品

同時検査が可能な『アンスペクトコーワW』

アンスペクトコーワWは、新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスA・B型を一度の検査で同時に調べられる検査キットです。発熱や喉の痛みといった症状が似ている両方の感染症について、15分程度で判定結果を確認できます。
検査方法は鼻の中に綿棒を入れてぬぐうだけで、難しくはありません。検体採取が一度で済むため負担を抑えられ、結果確認までの時間短縮にもつながります。

唾液で簡単チェックができる『アンスペクトコーワ(一般用)』

アンスペクトコーワ(一般用)は、唾液を採取するだけで新型コロナウイルスの抗原を確認できる検査キットです。鼻の奥まで綿棒を入れる必要がないため、痛みに敏感な方や鼻での検査に抵抗がある方でも、無理なく検査を進められます。心理的なハードルが低く、手軽に感染の有無を調べたい方におすすめです。
ただし、検査できるのは新型コロナウイルスのみなので、インフルエンザの検査には対応していません。

正しく使うために購入前に知っておきたい「第1類医薬品」の注意点

第1類医薬品の抗原検査キットによる検査結果は、感染の有無を判断するための補助的な手段であり、医師による確定診断を行うものではありません。また、ネット通販でも薬剤師の確認が必須となるため、スムーズに入手できるよう注意点を把握しておきましょう。

感染判定の補助であり確定診断ではない

抗原検査キットの結果はあくまでセルフチェックの参考情報であり、医師による確定診断とは異なります。検査で陰性が出たとしても、検体に含まれるウイルス量が少ないなどの理由で検出されないケースがあるため、感染していないと断定はできません。発熱や咳といった症状がある場合は、結果にかかわらず医療機関への受診を検討しましょう。
また、症状がない人が「自分は陰性だ」と証明する目的で使うのは推奨されていません。無症状の段階では、正確な判定が難しいためです。検査キットは体調が悪いときに、次の行動を決める判断材料として活用しましょう。

ネット通販でも薬剤師の確認が必要

第1類医薬品である抗原検査キットは、ネット通販であっても薬剤師による情報提供と確認が義務付けられています。 したがって、注文ボタンを押しただけでは手続きが完了しません。多くの場合は店舗から問診メールが届き、回答後に薬剤師からの『使用承諾メール』に返信する必要があります。確認作業を放置すると、商品は発送されず自動的にキャンセルされる場合があるため注意しましょう。

家族をのために、今できる備えを

体調の急変は前触れなく訪れます。昨晩までは元気だったのに、朝起きたら高熱が出ているといった事態は、誰にでも起こり得ます。
しかし、感染症のニュースが増えてから準備を始めると、注文が殺到して品薄になったり、配送が遅れたりする懸念があります。
本当に必要なタイミングで手元にない状況を避けるためにも、在庫がある今のうちに家族構成や生活状況に応じて、必要数の確保を検討しましょう。

 
第1類医薬品購入は健康相談のチャンス

第1類医薬品を購入する際、薬剤師から質問を受けるプロセスを手続きと捉えると、少し手間に感じてしまうかもしれません。しかし、専門家に無料で相談できるチャンスでもあるため、前向きに捉え直してみてはいかがでしょうか。
また、第1類医薬品購入時に、ぜひ活用してほしいのがお薬手帳。病院だけでなく、ドラッグストアでの購入時にも提示すると、薬剤師は飲み合わせのリスクをより正確に判断できます。

  • 藤野紗衣

    医療ライター・薬剤師藤野紗衣

    ドラッグストアや精神病院、一般病院に薬剤師として勤務。2022年よりフリーライターとして活動。専門知識を一般の方に分かりやすく伝える、薬剤師をはじめ働く人を支えることを念頭に、医療関連のコラムや解説記事、取材記事の制作に携わっている。
    介護支援専門員、福祉住環境コーディネーター1級。マクロビオティック料理とウォーキングを欠かさない生活を心がけている。

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