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【愛犬にあげたいお肉.vol4】羊肉はごちそう!メリットや注意点、手作りごはんのポイントを解説

2024/04/17

犬たちのごちそうである羊肉は、魅力がいっぱい!羊肉の栄養やカロリーを紹介するため、どのようなメリットや効果があるのか、ぜひ知っておきましょう。
初挑戦する際は、注意点を要チェック。下痢などのトラブルや、アレルギー症状が起きないように注意しましょう。
また生肉は大丈夫なのか、与え方はどうしたらよいのか、といったポイントも丁寧に解説します。羊肉に初挑戦する場合は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

 

犬は羊肉を食べられる?

犬は羊肉を食べても大丈夫。タンパク質、ビタミンB12、鉄、カルニチンなどのさまざまな栄養素を含むので、愛犬の健康づくりにぴったりの肉です。
羊肉はラムとマトン、2種類ありますが、どちらでもOK。ラムは生後1年未満の子羊、マトンは生後2年以上の羊の肉を指します。ラムはあっさりしていますが、マトンは脂が乗っていてうまみが強いのが特長です。おいしいものに目がない犬には、マトンのような濃い味わいの肉がぴったりです。
ただし、羊肉特有のうまみは好き嫌いが分かれる部分。鼻のよい犬は、羊肉の独特な風味に対し、怖がるような警戒したそぶりを見せるかも。羊肉はそのもの以外にも、ジャーキーや缶詰などもいろいろあるため、試しやすいものから少量ずつチャレンジしてみてくださいね。
またラムチョップの骨も与えて問題ありません。しっかり噛んで食べられているか、見守ってあげましょう。

 

犬に羊肉を与えるメリットや効果とは?

犬に羊肉を与えるメリットは2つ。1つ目は栄養補給ができる点と、2つ目は食いつきがよい点です。

メリット1.タンパク質・ビタミンB12が豊富

羊肉(マトン・もも・脂身つき・生)はタンパク質、鉄、亜鉛、ビタミンB12、カルニチンといった栄養素が豊富です。
鶏むね肉(皮なし・生)に比べると、100gあたりの含有量は鉄は約8.3倍、亜鉛は約4.9倍、ビタミンB12は8倍もの量です。
どの栄養素も、愛犬が活発に運動したり、元気で健やかな体を作ったりするために欠かせない役割があります。

【100gあたりの栄養成分値】
【100gあたりの栄養成分値】

参照:文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」

メリット2.食いつきがよい

独特のうまみを持つ羊肉は、犬の大好物。喜んで食べてくれる姿は、何ものにも代えがたいものです。ペットフードの食いつきが気になっている飼い主さんに、ぜひ試してほしい食材です。

 

羊肉は適量を与えてトラブルを防ごう

【愛犬にあげたいお肉.vol4】羊肉はごちそう!

犬が大好きな羊肉は、体によいからといって食べすぎは禁物。脂肪分を摂りすぎて消化不良を起こしたり、体重が増えてしまったりと、トラブルの原因になりかねません。
1日の適量は、必要なカロリーによって計算できます。おやつであれば、1日の10%以内が目安となるので、21~72gほど。厳密には体格や運動量、年齢によって異なるため、あくまで参考程度にしましょう。
手作りごはんとして羊肉を与える場合は、全体の重量の1/3~1/4量ほどが目安。さまざまな食材をバランスよく与えましょう。

【おやつで与える場合の羊肉の適量の例(成犬の場合)】
おやつで与える場合の羊肉の適量の例(成犬の場合)

※「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」/環境省 の犬のカロリー必要量をもとに計算
 

犬に羊肉を与える際はどのような点に注意すべき?

いざ羊肉をあげたいと思ったとき、知っておいてほしい注意点がいくつかあります。

必ず加熱をする

羊肉を与えるときは、加熱をしましょう。生肉には、寄生虫や細菌が存在する可能性があります。万が一感染してしまうと、愛犬だけでなく家庭内に感染が広がる恐れがあるため、注意が必要です。愛犬や自分、家族の健康を守るためにも、加熱して与えるようにしましょう。

アレルギー症状がないか確認をする

羊肉はアレルギーを起こす可能性のある食材です。初めて羊肉を与えるときは、少量からはじめてみて、様子を見るようにしましょう。
耳や体をかく、皮膚に赤みがある、排便回数が多い、下痢がみられるといった症状は、アレルギーを疑うサインです。体調に問題がないかを確認して、羊肉を与える量を増やすようにしましょう。

ダイエット中の犬は食べすぎに気をつけて

羊肉は脂が乗っていてコクもあるため、100gあたりのカロリーは205kcalほど。鶏むね肉や鶏ささみといったヘルシーな肉に比べると、カロリーが低いとはいえません。
ダイエット中は食べすぎに注意しましょう。また肝臓の数値が高く食事制限のある犬は、一度獣医師に相談すると安心です。

 

手作りごはん・・・羊肉の与え方のポイント

羊肉を使った手作りごはんやおやつは、愛犬の好みにあわせられるのがメリット。手作りごはんやおやつを用意する前に知っておきたいポイントをお伝えします。

ヘルシーな食材との組み合わせがおすすめ

羊肉はカロリーが低いわけではないため、一緒に組み合わせる食材はヘルシーなものがおすすめです。
中でもにんじん、小松菜、パプリカといった野菜はいかがでしょうか。ヘルシーなうえに、にんじんはビタミンA、小松菜は鉄、パプリカはビタミンCを補給できます。作り方は簡単で、茹でた野菜を混ぜ合わせるだけ。彩りもよくなるので、ぜひ組み合わせてみて。

ほかのフードも大切

羊肉以外の肉や魚などのタンパク質源や、ほかのペットフードもバランスよく取り入れるようにしましょう。羊肉だけでは栄養素の偏りが心配です。またペットフードの中でも総合栄養食は、犬に必要な栄養素がバランスよく配合されています。

体調に合っているか確認しよう

羊肉に慣れないうちは、体調をみながらあげるようにしましょう。たくさんの栄養素を含むとはいえ、愛犬の体調にあっているかどうかが一番大切。よく食べて元気に活動でき、下痢などのトラブルがないかどうか、毎日チェックするようにしてください。

 
愛犬の体を作るごはん・・・栄養豊富な食材を取り入れよう

毎日食べるごはんは、愛犬の体を作るもの。羊肉のように、おいしさと栄養面を兼ね備えているものを選ぶのが理想です。とくに味わいの濃い羊肉は、犬の大好物。ほかの食材もバランスよく取り入れながら、上手に羊肉を活用しましょう。

  • 広田千尋

    管理栄養士ライター広田千尋

    病院、保育園、保健センターなどで13年間勤務。生活習慣病の方への栄養相談や、高齢者への栄養サポート、また赤ちゃんや子どもの食事相談など、幅広い年代の栄養サポートに携わる。現在は経験を活かし、フリーランスとして活動中。わかりやすく実践しやすいコラム執筆や、身近な材料で簡単に作れるレシピ作成を得意としている。