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【医師監修】風邪が治るまでの過程とは?症状に合わせた対策・食事・お風呂の注意点をそれぞれ解説

風邪薬・解熱鎮痛剤COLD MEDICINE
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2023/12/08

風邪が治るまでの過程は、ひき始めから2~3日目がピークで、1週間~10日ほどで回復していくケースが多いとされています。風邪の症状は感染した病原体のタイプや年齢などによって異なりますが、一般的には鼻やのどの違和感から始まるケースが多いでしょう。
ただし、単なる風邪とあなどっていると、重症化して別の病気を併発してしまう可能性も。「たかが風邪、されど風邪」です。重症化させないために、風邪の進行に合わせて適切な対策をおこないましょう。

 

そもそも風邪とは?主な原因や症状は?

風邪とは、鼻からのどまでの上気道にウイルスなどの病原体が感染することで急性の炎症を引き起こすものを指します。風邪を発症すると鼻水・鼻づまり・のどの痛みなどの局所的な症状と発熱、だるさなどの全身症状が現れます。
さらに炎症がのどの奥の方にまで拡がると咳や痰が引き起こされるように。多くの人が罹患する身近な風邪について、詳しくみていきましょう。

風邪の正式名称は「風邪症候群」

風邪はもっとも身近な病気だと思われていますが、実は風邪という病気はありません。正確な病名は「風邪症候群」や「感冒」で、鼻水・くしゃみ・咳・たん・のどの痛み・発熱など命にかかわるものではない場合が多く、数日で治るケースがほとんどです。
風邪は、体内に侵入してきたウイルスなどの病原体と戦う「防衛反応」で起こります。風邪の原因の80~90%はウイルスであるとされており、多くのウイルスには抗ウイルス薬が開発されていません。基本的には風邪を根本的に治す薬はなく、一般的な「風邪薬」は、風邪の症状の緩和するために使用されます。

風邪の原因

ほとんどの風邪は、ウイルス感染によって起こります。風邪を引き起こすウイルスの数は200種類以上にものぼるといわれているため、原因であるウイルスの特定は非常に困難です。
また、通常ウイルスに感染すると体に抗体ができますが、風邪を引き起こすウイルスはいくつもの型があり、年々変化するため繰り返し風邪をひいてしまうのです。

風邪の原因(成人)
出典:コーワが考える 感染症の予防と対策/KOWA

ウイルスの感染経路は主に2つあります。1つは、風邪をひいている人のくしゃみや咳などが鼻や口から入る飛沫感染。もう1つは、ウイルスが付着した手で鼻や目、口などに触って引き起こされる接触感染です。ウイルスの多くは石けんやアルコールで除去できるため、風邪予防には手洗いやアルコール消毒が有効です。

風邪の症状

風邪の主な症状には、鼻水・鼻づまり・咳・たん・のどの痛み・熱などがあります。中でも、風邪のひき始めに多い症状は、鼻水やのどの痛みです。ウイルスが最初に付着するのが、鼻やのどの粘膜だからです。
ウイルスが気道にまで広がると、咳やたんが出始めます。こうしてウイルスが増え続けると、体がウイルスと戦おうと「プロスタグランジン」という物質が分泌され、発熱や頭痛を引き起こします。

 

風邪が治るまでの過程と対策

風邪が治るまでの過程は人やウイルスにより千差万別ですが、一般的には、ピークまでに2~3日、完治までには7~10日程度かかるとされています。
また、子どもや赤ちゃんの風邪もおおむね同様です。ただし、免疫の機能が低い小さな子どもや高齢者、妊婦は、重症化する場合もあるため注意深く経過を観察する必要があります。
風邪を悪化させないためには、風邪のタイミングに合わせた適切な対策が重要です。風邪のひき始め・ピーク・治りかけの各症状に合わせた対策方法をみていきましょう。

風邪のひき始めの症状と対策

風邪のひき始めでは、次の症状がよくみられます。

  • ・悪寒
  • ・くしゃみ
  • ・鼻やのどの不快感

ウイルスが体内に入ると、体はウイルスの増殖を防ぐために体温を上げようと働きます。この働きが、寒気やだるさを感じる原因です。また、鼻やのどの粘膜にウイルスが付着すると炎症を起こし、イガイガ、ムズムズとした不快感があらわれます。
なるべく無理をせず、ゆっくり休んで十分な水分や食事を摂るように心がけましょう。また、この頃にはすでに周囲に感染を拡げている可能性があります。マスクや手洗いなどの感染対策もしましょう。

風邪がピークのときの症状と対策

風邪のピークは、多くの場合2~3日目におとずれます。風邪のピーク時には、主に次の症状があらわれます。

  • ・のどの痛みや鼻水の悪化
  • ・たんが絡む咳
  • ・発熱
  • ・頭痛
  • ・関節痛

鼻やのどが乾燥すると症状はさらに悪化する可能性があります。加湿器を使用したり、濡れマスクを茶く使用したりするなど、乾燥対策を行いましょう。
また、この時期は発熱する可能性が高まります。熱が出てきたとしても38℃以下の微熱であれば多くの場合、解熱剤は必要ありません。身体を冷やさずに安静に、水分を多めに摂取するよう心がけて下さい。
ただし、38度以上の高熱が出ているときや、非常につらい症状が続くときはほかの病気が隠れている可能性があるため、なるべく早めに医療機関を受診しましょう。

風邪が治りかけているときの症状と対策

風邪をひいてから1週間ほど経つと、治りかけの段階に入り、以下の症状がみられるようになります。

  • ・ドロッとした鼻水がでる
  • ・咳が長引く
  • ・疲れやすい

鼻水や痰は、ウイルスと戦って死滅した白血球が含まれているため黄色や緑色になります。さらに、ドロッとしているのが特徴です。咳が残る、疲れやすいなどの症状もよくみられます。
また、風邪が治りかけているときは、体力を回復させるために、消化のよい食事で栄養をとりましょう。早めの就寝や部屋の加湿、水分補給も引き続き意識してください。体内にはまだウイルスが残っているため、人にうつさない配慮も大切です。

 

風邪のときのOK・NG行為

風邪が治るまでの過程とは?

風邪をひいているときは、食事やお風呂など、いつもと同じでよいのか不安になってしまうものです。できるだけ早く回復できるように、風邪のときのOK・NG行為を押さえておきましょう。

風邪をひいているときは無理をしてでも食事をとるべき?

風邪をひいているときは、自分でも気づかないうちに体力を消耗しているものです。消耗した体力を補うためには、できるだけ食事を摂った方がよいでしょう。
ただし、お肉や高カロリーな食べ物を無理して食べてしまうと、消化器官に負担がかかり、吐き気や腹痛などの症状を引き起こしてしまう場合があるので注意が必要です。風邪をひいているときの食事は、なるべく消化のよいものを選びましょう。
野菜たっぷりの鍋や味噌汁、卵でとじたうどん、お粥などがベストです。食欲がないときはフルーツやヨーグルトなど、負担なく食べられるものを選ぶとよいでしょう。また、こまめな水分補給も大切です。
特に熱が高く十分な食事が摂れないときは脱水予防のために、スポーツドリンクを用意しておくとよいでしょう。

風邪のときにお風呂に入ってもよい?

風邪をひいていても、お風呂に入って大丈夫です。ただし、高熱があるときは体力を消耗したり、脱水になったりするリスクがあるため避けましょう。医師からの指示があるときは、そちらに従ってください。
入浴の際は、前後の水分補給や湯冷めに注意しましょう。また、体をあたためようと高温のお湯に長時間入るのはNGです。40℃以下のぬるめのお湯で、長くつかりすぎないように注意してください。

関連記事:【医師監修】風邪のときお風呂に入っていいの?症状別の入り方は?注意点と入浴を避けた方がよい状態を解説

風邪薬は完治するまで飲んだ方がよい?

解熱剤や風邪の諸症状を緩和する薬は、症状がよくなってきたら服用を止めても大丈夫です。市販の風邪薬では「5日以上の服用は避ける」と注意書きされている場合もあります。
基本的には、市販の風邪薬を2~3日飲んでみて、症状がよくならないときは、医師や薬剤師に相談するのがベターです。自己判断で薬の服用を続けないようにしましょう。

 
風邪をひいたら早めの対策を

一般的に、風邪は1週間から10日ほどで治ります。しかし、以下の症状があらわれたときは、ほかの病気が隠れているかもしれません。

・38℃以上の熱がでている
・熱が3日以上下がらない
・3週間以上咳が長引く
・濃い鼻水と鼻づまりが続き、頭痛や発熱を伴う
・皮膚に水疱(みずぶくれ)があらわれる
・微熱や倦怠感が続く

「普通の風邪とはちょっと違う」と感じる症状がみられたら、なるべく早めに医療機関を受診しましょう。風邪を早く治すには、安静にして十分な水分と栄養を摂ることが大切です。体力が低下すると風邪が長引いたり悪化したりするリスクが高まります。
風邪かな?と思ったら、消化のよいもので栄養をとり、あたたかくしてたっぷり休息をとるように意識してみてください。つらい症状を緩和してくれるお薬を飲むのもよいでしょう。「たかが風邪」と思わず、早めの対策を心がけましょう。

監修医師からのアドバイス

風邪にはいわゆる「特効薬」はありません。症状がつらいときは症状を和らげるためのお薬を飲み、安静にして身体を休めるようにしましょう。軽い風邪と考えて無理をすると症状が長引くことがあります。
風邪は軽度な症状のものが多いですが、重症化して肺炎や気管支炎などを引き起こすケースもあります。一般的に、風邪は7~10日ほどで自然に回復していきますが、それ以上症状が続く場合や一度回復したのにまた発熱などをぶり返す場合は注意が必要です。
また、風邪をひいたときは周囲に感染を拡げる可能性があります。マスクの着用や手洗い、消毒などの基本的な感染対策を徹底して下さい。

  • 成田

    監修医師成田 亜希子

    2011年医師免許取得。初期臨床研修を経て総合診療医として幅広い分野の治療に携わる。
    臨床医として勤務しながら、行政機関での勤務経験もあり地域の健康課題にアプローチした健康寿命延伸、感染症対策などの医療行政にも携わってきた。 国立保健医療科学院、結核研究所での研鑽も積む。 現在、医療法人ウェルパートナー主任医師。