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【医師監修】夏風邪と新型コロナウイルス感染症は何が違うの?見分け方は?判断できない場合の対処方法

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2025/07/11

夏風邪の症状は、新型コロナウイルス感染症と初期症状が似ているため、違いが分からず判断に迷うときもあります。特徴的な症状もありますが、人によってあらわれ方も異なるため、自分で見分けるのは難しいでしょう。軽症であれば、外出や人との接触を控え、自宅で様子を見るのも一つの方法です。ただし、高齢者や基礎疾患のある方は重症化するリスクもあるため、医療機関の受診をおすすめします。感染予防の対策は同じなので、日々の咳エチケット、うがい・手洗い、換気を心がけましょう。

  • 成田

    監修医師成田 亜希子

    2011年医師免許取得。初期臨床研修を経て総合診療医として幅広い分野の治療に携わる。
    臨床医として勤務しながら、行政機関での勤務経験もあり地域の健康課題にアプローチした健康寿命延伸、感染症対策などの医療行政にも携わってきた。 国立保健医療科学院、結核研究所での研鑽も積む。 現在、医療法人ウェルパートナー主任医師。

 

夏風邪とはどんな病気?

夏風邪は、主に夏の環境を好むウイルスが原因で引き起こされる感染症です。風邪のもとになるウイルスは200種類以上あるといわれており、ウイルスの種類によって症状の現れ方や重症度が異なります。原因となるウイルスや症状、感染経路について見ていきましょう。

原因となるウイルス

夏風邪を引き起こす代表的なウイルスは、エンテロウイルス・コクサッキーウイルス・アデノウイルスです。これらのウイルスは暑くて湿度が高い環境を好み、夏に活発になります。三大夏風邪といわれる、手足口病・ヘルパンギーナ・咽頭結膜熱(プール熱)の原因となるため、注意が必要です。
家庭内で感染するケースも多く、室内外の温度差や暑さによる疲労で免疫機能が低下しているときは、大人も感染する可能性があります。

夏風邪のおもな症状

夏風邪の症状は、発熱・のどの痛みといった風邪症状の他、口の中や手足の発疹・腹痛や下痢・目の充血などが見られる場合もあります。

夏風邪の感染経路

夏風邪の感染経路は、主に「飛沫感染」「接触感染」「糞口感染」の3つです。感染者が咳やくしゃみをして飛び散った飛沫を吸い込んだり、感染者が使用したタオルを共有したりして感染します。手足口病やヘルパンギーナは、便に触れた手を洗わなかったり、飛沫で汚染されたおもちゃをなめたりして、感染が広がる恐れもあります。お子さんがいらっしゃるご家庭では、とくに注意しましょう。

 

夏風邪、新型コロナウイルス感染症、インフルエンザの違い

夏風邪、新型コロナウイルス感染症、インフルエンザはウイルスが原因となり発症します。症状の出方は人により異なるため、誤った判断をしないよう注意が必要です。熱の出方や、発疹の出現が目安の一つになるかもしれません。夏風邪と新型コロナウイルス感染症、症状が似ているインフルエンザについても違いを見ていきましょう。

<夏風邪、新型コロナウイルス感染症、インフルエンザの違い>


参照:新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)/厚生労働省
参照:コロナウイルスとは/NIID国立感染症研究所
参照:夏かぜ(夏型感染症:手足口病、咽頭結膜熱、ヘルパンギーナ)/大阪市
参照:インフルエンザQ&A/厚生労働省
 

夏風邪と新型コロナウイルス感染症はどう見分ける?

夏風邪と新型コロナウイルス感染症は、初期症状が似ているため、症状だけで見分けるのは困難です両者の特徴的な症状を見ていきましょう。

<夏風邪の特徴的な症状>


  • ・ 口の中やのど、手足に発疹ができる
  • ・ 目の充血や痛み、目やにがある
  • ・ 高熱を伴う場合がある
  • ・ 腹痛・下痢を伴うときもある

<新型コロナウイルス感染症の特徴的な症状>


  • ・ 咳・のどの痛みがある
  • ・ 37.5℃以上の発熱が数日続く
  • ・ 嗅覚、味覚の異常(オミクロン株以降は、嗅覚・味覚の異常は減少)
 

見分けがつかないときの対処方法

症状の出方は人により異なり、特徴的な症状が生じない人もいます。周囲の感染状況を確認し、次の対処方法をとりましょう。

自宅で経過を見る

症状が軽症であれば、外出や人との接触を避け、自宅で様子を見てもよいでしょう。夏風邪も新型コロナウイルス感染症も、軽症であれば1週間程度で症状が治まるとされています。新型コロナウイルスのワクチンを接種した人は、発症しても軽くすむケースが多いです。

市販の風邪薬を服用する

風邪の諸症状を和らげるために、市販の風邪薬を服用しても問題はありません。ただし、息苦しさ(呼吸困難)や高熱、脱水等の強い症状があるなら、医師にすぐ相談してください。

市販の抗原検査キットで検査をする

新型コロナウイルスに感染しているか確認したい方は、市販の抗原検査キットでチェックする方法もあります。検査キットは「研究用」ではなく国が承認した「体外診断用医薬品」または「第1類医薬品」を選んでください。

参照:新型コロナウイルス感染症の一般用抗原検査キット(OTC)の承認情報/厚生労働省

医療機関を受診する

もっとも確実なのは、医療機関の受診です。「高熱が続いている」「食事や水分がとれない」「ぐったりしている」といった症状があるときは、医師の診察を受けましょう。受診する際は、事前に連絡してから行くようにしてください。
また、以下の方は重症化のリスクがあり、注意が必要です。新型コロナウイルス感染症が疑われる際は、早めに医療機関に相談しましょう。

<早めに医療機関を受診すべき人>


  • ・ 高齢者
  • ・ 基礎疾患のある方(慢性閉塞性肺疾患・慢性腎臓病・糖尿病・高血圧・心血管疾患、がんなどがある方)
  • ・ 乳幼児
  • ・ 妊婦
  • ・ 肥満

参照:新型コロナウイルス感染症について/厚生労働省
参照:新型コロナウイルス感染症COVID-19 診療の手引き 第10.1版
参照:2023年4月版 新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識
 

【おすすめの市販薬】風邪の症状にあわせた市販薬・漢方薬の選び方

風邪は、のどの痛み・発熱・せき・鼻水・関節痛など、さまざまな症状をともなうことがあります。体調を早く整えたいときには、市販薬や漢方薬を活用するのも一つの手段です。ただし、薬の選び方や使い方には注意が必要でしょう。
ここでは、「コルゲンコーワ 風邪・解熱・鎮痛シリーズ」の紹介を中心に、大人と子どもの違い、症状別のポイント、代表的な漢方薬について解説します。ご自身の体調に合わせた適切な対応を見つける参考にしてみてください。

【大人向け・子ども向け】かぜ薬の選び方の違い

市販薬には、大人用と子ども用に分かれている風邪薬が多くあります。
コルゲンコーワシリーズには、15歳未満は服用できないタイプや、5歳から大人まで服用できるタイプといったかぜ薬が用意されており、年齢に応じた用量・用法が設定されています。
購入時は、パッケージに書かれている年齢区分や用量の確認を忘れずに。お子さんが使う際は、とくに、年齢に合った製品を選ぶようにしましょう。

【のど・熱・下痢など】症状別に選ぶ市販薬

「コルゲンコーワの風邪・解熱・鎮痛シリーズ」には、のどの痛みや発熱といった症状に配慮した製品があります。症状ごとに選び分けることで、体調の回復をサポートしやすくなるでしょう。
なお、複数の症状が出ているときは、総合的にケアできる総合かぜ薬を選ぶのも選択肢です。
<かぜの初期症状例> コルゲンコーワ

風邪に使われる代表的な漢方薬

風邪のひきはじめなどに使われやすい漢方薬もあります。代表的なのは「葛根湯(かっこんとう)」「麻黄湯」などです。
現在、コルゲンコーワシリーズでは、漢方処方である「麻黄湯」を配合したかぜ薬『コルゲンコーワ液体かぜ薬 (30mL×3本) 【第2類医薬品】』『コルゲンコーワ顆粒かぜ薬(6包) 【第2類医薬品】』を発売しています。
漢方薬は、体質や症状に合わせて選ぶのが大切です。自己判断ではなく、必ず薬剤師や医師に相談してから使うのがおすすめです。

常備薬が欲しい場合

常備薬を選びたい場合は、風邪の複数の症状に対応できる市販薬がおすすめです。発熱やのどの痛み、鼻水、せきに効果のある成分を複合し「総合かぜ薬」と呼ばれます。

長く効いてほしい場合

日中は忙しくて服用する時間がとれない場合や、飲み忘れが心配な方は、1日の服用回数で選ぶのもいいでしょう。風邪薬には1日3回の製品と、1日2回の製品があり、1日2回の製品は昼に飲む必要がありません。確実に服用できる方を選ぶといいでしょう。

コルゲンコーワ
品名 画像 タイプ ここに注目 分類 ポイント 主な特徴 効能・効果 用法・用量
コルゲンコーワIB錠TXα(27錠) しっかり治したい 【イブプロフェン配合】
【小粒錠】
【総合かぜ薬】
指定第2類医薬品 7つの有効成分が、ツラいかぜの諸症状をやわらげます。 ★イブプロフェン(1日あたり)最大量*600mg配合*当社コルゲン内イブプロフェン最大量配合
★去痰成分アンブロキソール塩酸塩配合
★解熱鎮痛成分「イブプロフェン」、抗炎症成分「トラネキサム酸」、「無水カフェイン」を同時配合しました
かぜの諸症状(のどの痛み,発熱,悪寒,頭痛,せき,たん,鼻水,鼻づまり,くしゃみ,関節の痛み,筋肉の痛み)の緩和 次の量を食後なるべく30分以内に水又は温湯で服用してください。
成人(15歳以上):1回3錠、1日3回
15歳未満:服用しないこと
コルゲンコーワIB透明カプセルαプラス(18カプセル) 今すぐ治したい 【透明カプセル】
【イブプロフェン配合】
【急な発熱時の備えに】
指定第2類医薬品 液状の有効成分が体の中でいち早く溶け出し、発熱・のどの痛みを抑えます。 ★イブプロフェン(1日あたり)最大量*600mg配合*当社コルゲン内イブプロフェン最大量配合
★中身が“液状”の透明カプセルですので有効成分が体の中でいち早く溶け出し、発熱・のどの痛みを抑えます。
★アンブロキソール塩酸塩を配合し、かぜのひきはじめはもちろん、かぜの後期の症状(しつこく残るせき、たん)にも対応します。
かぜの諸症状(発熱,のどの痛み,せき,たん,悪寒,頭痛,鼻水,鼻づまり,くしゃみ,関節の痛み,筋肉の痛み)の緩和 次の量を食後なるべく30分以内に水又は温湯で服用してください。
成人(15歳以上):1回2カプセル、1日3回
15歳未満:服用しないこと
コルゲンコーワIB2(8カプセル) 長く効いてほしい 【透明カプセル】
【2種の顆粒を配合】
【携帯に便利】
指定第2類医薬品 『早く溶ける顆粒』と『ゆっくり溶ける顆粒』を配合し、1日2回で効く! ★早く溶ける顆粒とゆっくり溶ける顆粒を配合し、1日2回の服用で効果が持続します。
★イブプロフェン1回200mg、鼻汁抑制作用を持つヨウ化イソプロパミド配合で、のどの痛み・鼻水によく効きます!
かぜの諸症状(のどの痛み,発熱,鼻水,鼻づまり,くしゃみ,せき,たん,悪寒,頭痛,関節の痛み,筋肉の痛み)の緩和 次の量を朝夕食後なるべく30分以内に水又は温湯で服用してください。
成人(15歳以上):1回2カプセル、1日2回
15歳未満:服用しないこと
コルゲンコーワ液体かぜ薬(30mL×3本) かぜのひきはじめに・眠くなりにくい 【液体タイプ】
【眠気に配慮】
【ひきはじめ】
指定第2類医薬品 かぜのひきはじめによく効く「麻黄湯」を配合した液体タイプと顆粒タイプのかぜ薬です。 ★漢方処方である「麻黄湯」を配合したかぜ薬です。
★「麻黄湯」は古くからかぜのひきはじめの「寒け」、「発熱」、「ふしぶしの痛み」に用いられており、これらの症状にすぐれた効果を発揮することが知られています。
★眠くなる成分を含んでいません。
体力充実して,かぜのひきはじめで,さむけがして発熱,頭痛があり,せきが出て身体のふしぶしが痛く汗が出ていないものの次の諸症:感冒,鼻かぜ,気管支炎,鼻づまり 次の量を食前又は食間によく振ってから服用してください。
成人(15歳以上):1回1本、1日3回
15歳未満:服用しないこと
コルゲンコーワ顆粒かぜ薬(6包) かぜのひきはじめに・眠くなりにくい 【顆粒タイプ】
【スティック包装】
【ひきはじめ】
指定第2類医薬品 かぜのひきはじめによく効く「麻黄湯」を配合した液体タイプと顆粒タイプのかぜ薬です。 ★漢方処方である「麻黄湯」を配合したかぜ薬です。
★「麻黄湯」は古くからかぜのひきはじめの「寒け」、「発熱」、「ふしぶしの痛み」に用いられており、これらの症状にすぐれた効果を発揮することが知られています。
★眠くなる成分を含んでいません。
体力充実して,かぜのひきはじめで,さむけがして発熱,頭痛があり,せきが出て身体のふしぶしが痛く汗が出ていないものの次の諸症:感冒,鼻かぜ,気管支炎,鼻づまり 次の量を,食前又は食間にそのまま水かお湯にて服用してください。またはお湯に溶かしてよくかき混ぜた後,温服してください。
成人(15歳以上):1回1包、1日2回朝夕
7歳以上15歳未満:1日2/3包、1日2回朝夕
4歳以上7歳未満:1回1/2包、1日2回朝夕
2歳以上4歳未満:1回1/3包:、1日2回朝夕
2歳未満:服用しないこと
コルゲンコーワ総合かぜ薬(110錠) 5歳から大人まで 【総合かぜ薬】
【家族で使える】
【110錠の大容量】
指定第2類医薬品 5歳から大人まで服用できるかぜ薬 家族みんなのかぜに良く効く! ★アセトアミノフェン最大量※900mg配合(9錠あたり)
※一般用医薬品のかぜ薬製造販売承認基準の最大量配合
承認基準とは厚生労働省が承認事務の効率化を図るために定めた医薬品の範囲のこと
★のどのハレ・痛みを鎮める抗炎症成分トラネキサム酸配合
★5歳から大人まで服用できるファミリータイプのかぜ薬
かぜの諸症状(のどの痛み,鼻水,鼻づまり,くしゃみ,せき,たん,発熱,悪寒(発熱によるさむけ),頭痛,関節の痛み,筋肉の痛み)の緩和 次の量を食後なるべく30分以内に,水又はお湯で,かまずに服用してください。
成人(15歳以上):1回3錠、1日3回
11歳以上15歳未満:1回2錠、1日3回
5歳以上11歳未満:1回1錠、1日3回
5歳未満の幼児:服用しないこと

使用上の注意:
「第②類医薬品: これらの医薬品は、「使用上の注意」をよく読んでお使いください。アレルギー体質の方は、必ず薬剤師、登録販売者にご相談ください。 」に修正してください。

 

夏風邪と新型コロナウイルス感染症も予防対策は同じ

夏風邪も新型コロナウイルス感染症も、基本的な予防対策は同じです。「咳エチケット」「手洗い」「換気」を心がけましょう。

咳エチケット

ウイルスの感染症は、咳やくしゃみの飛沫が感染源になりやすいです。他の人にうつさないために、咳やくしゃみをする際は、マスク・ティッシュ・ハンカチを使用して口や鼻を覆いましょう。咳やくしゃみが出そうなときは、周囲の人からなるべく離れるようにしてください。

参照:咳エチケット/厚生労働省

手洗い

手洗いをこまめにおこないましょう。ドアノブやつり革などに触れて、自分の手にウイルスが付着している可能性があります。とくに、外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前は忘れずにおこなってください。

<正しい手洗いのステップ>


  • ① 水で手をぬらしたあと、石けんをつけて手のひらをこする
  • ② 手の甲になじませこする
  • ③ 指先や爪の間を丁寧にこする
  • ④ 指の間を洗う
  • ⑤ 親指と手のひらをねじるようにして洗う
  • ⑥ 手首も忘れずに洗う

参照:手洗い/厚生労働省

換気

窓を開けて換気をしましょう。エアコンの効いた場所では窓を開けたくないかもしれませんが、感染予防のためには重要です。1時間に2回以上、数分程度窓を全開にしましょう。空気の流れを作るために、2方向の窓を開けると効果的です。

 
夏風邪は軽症であれば自宅で様子を見るのもあり

夏風邪は、1週間程度で症状が軽快するとされています。軽症であれば自宅で様子を見るのも一つの方法です。水分や栄養をしっかり補給し、体を休めてください。風邪の症状でつらいときは、市販の風邪薬を使ってもよいでしょう。
通園・通学しているお子さんに症状が見られたときは、小児科を受診してください。学校安全法では、咽頭結膜熱(プール熱)に感染した場合、主要症状が消えたあと2日間を経過するまでは出席停止とされています。診断の結果を園や学校に報告すれば、感染の拡大予防に役立つでしょう。

参照:咽頭結膜熱とは/NIID 国立感染症研究所

 
監修医師からのアドバイス

新型コロナウイルス感染症は夏にも多くの感染者がいます。
初期段階での症状の現れ方は一般的な夏風邪やインフルエンザなどと似ているため、症状のみで見分けるのは困難です。

新型コロナウイルス感染症は重症化するケースもあるため注意しなければなりません。
現在、新型コロナウイルス感染症には重症化を予防する抗ウイルス薬も開発されています。抗ウイルス薬は発症してから内服するまでの時間に一定の制限があり、時間が経過してから内服しても十分な効果が出ない可能性があります。
今回ご紹介した重症化リスクに該当する方は、発熱、のどの痛み、倦怠感などの症状があるときはできるだけ早めに医療機関を受診して下さい。

一方で、重症化リスクがない方で軽症な場合は新型コロナウイルス感染症であっても特別な治療は必要ないケースがほとんどです。
自宅で様子を見ながら市販の解熱剤や症状を和らげるお薬を内服して様子を見れば十分な場合も少なくありません。ご自身の状態や症状に合わせてケアをしていきましょう。