健やかな血圧を維持したい方におすすめのGABAとは？

GABA（ギャバ）は「γ-アミノ酪酸」と呼ばれるアミノ酸の一種で、中枢神経に多く存在し、神経の働きに関与しています。魚介類や植物にも含まれており、メザシやジャコといった小魚や、メロン・たくあん・キムチ・奈良漬といった漬物が代表的な食品です。血圧が高めの方の血圧を下げる機能があると報告されており、注目を集めています。

血圧が高めな方のGABAの目安量は？

厚生労働省が示す「日本人の食事摂取基準（2025年版）」では、GABAの摂取目安量は定められていません。
一方、日本の食品安全委員会では、GABAを含む食品を評価し、血圧が高めの方に対して1日あたり10～80mg程度の摂取を推奨しています。
GABAは多くの食品に含まれており、通常の食品からの摂取では、安全性上の大きな問題は報告されていません。また、血圧が高めの方の健やかな血圧維持をサポートする働きが報告されており、血圧が正常の方が摂取しても、血圧が下がりすぎる心配はないとされています。

血圧が気になる方のGABAサプリ選びのポイント5つ

GABAを含有したサプリメントは、ドラッグストアやインターネット通販で購入できます。商品を選ぶ際は、含有量や配合成分、続けやすさをチェックしておくと安心です。購入前に押さえておきたい5つのポイントをお伝えします。

ポイント1： GABA量が20mg以上あるかをチェック

前述したとおり、血圧が高めの方に対してのGABAの目安量は1日あたり10～80㎎程度です。
また、血圧が高めな方に対して1日あたりGABA20mgを含有した食品を継続的に摂取した実験では、プラセボに対して血圧が優位に低下したと報告されています。そのため、血圧が気になる方は、1日あたり20mg以上を摂れる商品を選ぶのが理想的です。
また、サプリメントは継続摂取が重要なので、飲み忘れを防ぐためにも1回で必要量をカバーできる商品を選ぶと、無理なく続けられるでしょう。

ポイント2：シンプルな原材料かどうかを確認

サプリメントを選ぶ際は、できるだけ不要な添加物が多く含まれていない商品を選ぶのがおすすめです。
とくにドリンクタイプは、味や香りをよくするために、人工甘味料（スクラロース・アセスルファムカリウムなど）や香料が使用されている商品があります。人工甘味料の長期摂取は、腸内環境の悪化を招くリスクが示唆されているため、おすすめできません。GABAを主成分とするシンプルなタイプがよいでしょう。

ポイント3： 飲みやすさ・コスト・続けやすさを考える

サプリメントは、続けてこそ日々の健康維持に役立つため、飲みやすさやコストも重要なポイントです。日常生活に無理なく取り入れられるかどうかを意識し、長く続けやすい商品を選びましょう。

飲みやすい形状

GABAが含有されたサプリメントには、カプセルやタブレット・粉末・飲料といった形状があります。ライフスタイルに合った商品を選びましょう。例えば、持ち運びやすさを重視するならカプセルやタブレットがおすすめです。飲みやすさを考えるなら小さめの粒がよいでしょう。ドリンク感覚で取り入れたい方には飲料タイプが適しています。

無理なく続けやすい価格

サプリメントは継続摂取が推奨されるケースが多いため、無理なく続けられる価格かどうかも大切です。食品からGABAを摂取するのが理想的ですが、毎日献立を考えるのは簡単ではありません。調理の手間や食材コストを考慮し、サプリメントの手軽さと比較して選ぶのも一つの方法です。

ポイント4：機能性表示商品を選ぶ

GABAを含むサプリメントを選ぶ際は、「機能性表示食品」であるかどうかも確認するとよいでしょう。機能性表示食品制度は、国が定めるルールに従い、事業者が食品の安全性や機能性に関する科学的根拠を消費者庁長官に届け出て、機能性を表示できる仕組みです。科学的根拠をもとにGABAの機能に関する情報を表示しているため、一つの判断材料になります。

ポイント5：JHFAマークがあるかもチェック

パッケージに「JHFAマーク」がついているかを確認しておきましょう。JHFAマークは、健康や機能性を目的に販売される食品のうち、品質・安全性・有効性について厳格な審査を通過した商品だけに与えられます。
中でも「個別認定 品質合格品」と記載された商品は、一般的な規格基準を満たすだけでなく、商品ごとに設定された品質基準もクリアしている証拠です。毎日続けて飲む健康食品だからこそ、第三者機関によるお墨付きがあるかをチェックしておくと、より安心して選べます。

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