GABAとはどんな栄養素？

GABA（ギャバ）は「非たんぱく質構成アミノ酸」の一種です。アミノ酸といえば筋肉や皮膚をつくるイメージが強いでしょう。しかし、GABAはカラダの材料にはなりません。小脳や脊髄・大脳といった神経が集中する部分に存在しており、おもに神経の働きに関与している成分です。
GABAは食品にも含まれるほか体内でも合成され、アミノ酸の一種であるグルタミン酸に対して酵素が反応し、二酸化炭素が取り除かれて生成されます。
このように、GABAは「グルタミン酸が酵素の働きで変化して生まれる物質」であり、私たちのカラダと身近な食べ物の両方に存在しているのです。

GABAはどんな働きをしている？

GABAは、おもに血圧が高めな方の血圧を下げる機能があると報告されています。健康食品やサプリメントのほか、医薬品にも利用されており、ストレス社会に生きる現代人の健康維持に重要な注目成分です。
その他にも多様な機能性が報告されているため、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。

GABAの副作用はある？

前述したとおり、GABAには血圧が高めな方の血圧を下げる機能が報告されていますが、正常な血圧の方が摂取をしても、大きな血圧変動は見られなかったとの研究結果があります。
一方で、下痢・食欲不振・悪心・便秘といった副作用があらわれる可能性があるとの声も。一部の研究者からは、体内のGABAが急増すると神経の興奮を抑えすぎてしまい、頭がぼんやりしたり、麻痺症状につながったりする可能性があるとの指摘もあります。
ただし、ふだんの食事に含まれるGABA量はごくわずかであり、通常の食生活で過剰になる心配はほとんどないとの意見が一般的です。

GABAはどんな食べ物に含まれているの？

GABAは、トマト・じゃがいも・なす・メロンといった野菜や果物、さらにたくあんやキムチといった漬物類に含まれます。
最近では、品種改良の一種であるゲノム編集技術を活用して、GABAの蓄積量をさらに高めたGABA高蓄積トマトの販売もはじまりました。
さらに、しょうゆ・米酢・味噌といった日本の伝統的な調味料にも多く含まれているため、食事からGABAを摂取したい方にとって、日本食は相性がよいでしょう。

GABAを配合したチョコレートやトマトジュースであれば、料理をする時間がない方にもおすすめです。
食品に含まれるGABA含有量について、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

GABAは1日にどのくらい摂ればいい？

GABAの1日の目安量は、およそ30mg以上とされています。研究では、摂りはじめて2週間～4週間ほどで有用性があらわれ、4週間～8週間続けるとさらに高まるという報告が多いです。
一方で、摂取をやめると、徐々に働きが弱まる傾向も確認されています。健康的な生活をサポートするには、毎日コツコツとGABAを取り入れる工夫が大切です。

現代人にはサプリでのGABA補給が便利

昔ながらの和食中心の食生活であれば、十分なGABA摂取が可能ですが、国際化した現代の食生活では不足しがちです。安定してGABAを補給するには、サプリメントを取り入れると手軽に補給できます。

昔に比べてGABA摂取量は減少傾向？

先にお伝えしたとおり、GABAは日本食によく使われる発酵食品や調味料、野菜や果物に豊富に含まれています。和食を基本として栄養バランスがとれた食事を心掛けていれば、1日100mg～200mgほどのGABAを摂取できるとも推測されているほどです。1980年頃の日本型食生活の時代には、GABA補給は不要だったといわれています。しかし、カレーライス・ハンバーガー・ラーメンといった国際化が進んだ現代の食生活は、脂質の摂取量が多くなるため、GABAの摂取量減少が懸念されているのです。毎日一定量のGABAを補給したい方は、サプリメントを活用するとよいでしょう。

自分の悩みに応じた機能性表示食品を選ぼう

サプリメントを選ぶ際は、機能性が明記された機能性表示食品を選びましょう。
機能性表示食品とは、国が定めたルールに従い、販売事業者が商品に含まれる成分の安全性や機能性について科学的根拠をそえて消費者庁長官に届け出て、機能性を表示している食品を指します。国が個別に審査を行う特定保健用食品（トクホ）とは異なり、事業者自身が責任を持ち表示を行う点が特徴です。
GABAに期待される機能性は多岐に渡りますが、機能性表示食品は、製品毎に届出された機能性が異なります。ご自身の用途に合った機能性が表示された製品を選べば、健康管理に活かしやすいでしょう。

血圧が高めの方に「GABAシームレスカプセル」

「GABAシームレスカプセル」は、血圧が高めな方の血圧を低下させる機能があると報告されているGABAを配合した機能性表示食品です。継ぎ目がないシームレスカプセルを採用し、小粒で飲みやすい形状にこだわりました。1日分の目安量（約10粒）が個包装されているため、旅行や出張時にもコンパクトに携帯できます。GABA（γ-アミノ酪酸）を20mg含んでおり、毎日の習慣に取り入れやすいサプリメントです。
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• 本品は、特定保健用食品と異なり、機能性及び安全性について国による評価を受けたものではありません。
• ・ 本品は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。
• ・ 本品は、疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦（妊娠を計画している者を含む。）及び授乳婦を対象に開発された食品ではありません。
• ・ 疾病に罹患している方は医師に、医薬品を服用している方は医師、薬剤師に摂取について相談してください。
• ・ 体調に異変を感じた際は、速やかに摂取を中止し、医師に相談してください。
• ・ 本品は、商品により多少色調がかわることがありますが、品質には問題ありません。
• 食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。