管理栄養士ライター高村恵美
12年間管理栄養士として病院などに勤務。家族にいつでも"おかえり"が言えるようライターへ転身後は、忙しいひと・働くひとに寄り添うレシピの提供や、健康コラムを数多く執筆。
自分も同じ立場だからこそ「仕事と家庭の両立に悩む女性を応援したい」気持ちが高まり、悩めるママに向けたコラム執筆も行っている。
ダイエット中のおやつは、無理に我慢するのではなく、賢く取り入れるのが成功への近道です。干し芋やナッツをはじめとした満足度の高いコンビニ食品を活用すれば、空腹対策や栄養補給のサポートに。さらに、糖質やカロリーの具体的な目安量に加えて、太りにくい時間帯も意識すれば、罪悪感なく楽しめます。簡単に作れるヘルシーチョコレートのレシピも管理栄養士が伝授。心も体も満たしながら理想の体型を手に入れましょう。
ダイエット中でも、無理におやつを我慢する必要はありません。空腹によるストレスを溜めると、かえって長続きしないからです。ヘルシーなおやつを適度に取り入れるほうが、効率的に理想の体型に近づけるでしょう。コンビニやスーパーで購入できる、ダイエットのサポートに役立つおやつを6つ紹介します。
サラダチキンは1個あたり100kcal前後の商品が多く、良質なタンパク質を手軽に補えます。噛みごたえがあり、間食でも満足感を得やすい点が魅力です。ただし、味付きタイプは塩分が高めな商品もあるため、食べる量や頻度には注意しながら取り入れましょう。
高カカオチョコレートは、砂糖や乳脂肪を極力抑え、カカオ含有量が70%以上のチョコレートです。肥満抑制作用が報告されているカカオポリフェノールを含み、ダイエットをサポートしてくれます。一度にたくさん食べるのではなく、食前や食間に一片(5g程度)ずつ、小分けにして食べましょう。
参照:「カカオポリフェノールのメタボリックシンドローム予防効果」/神戸大学大学院農学研究科ナッツ類は脂質が多めですが、食物繊維が豊富で植物性タンパク質を含む、栄養価の高い食品です。歯ごたえがあるため、満足感と腹持ちがよいのが魅力。日本では明確なナッツの目安量は設定されていませんが、多くの国では1日20g~30gが目安とされています。ただし、おつまみのナッツには塩や油が添加されているため、ダイエットには適していません。ダイエット中は、無塩・素焼きタイプを選びましょう。
口がさみしくなったら、おしゃぶり昆布やビーフジャーキー・するめ・鮭とばといった乾物がおすすめです。いずれも旨味成分をたっぷり含んでいるうえに、歯ごたえがあり、しっかり噛むため満足感を得られます。ただし、塩分が多いため、少量をゆっくり味わうのがポイントです。
干し芋は糖質量が高めですが、食後血糖値の上がりやすさを示すGI値は55と、低GI食品に分類されます。血糖値の変動が比較的緩やかとされおり、満足感を得やすいのが特徴です。
一方、チョコレートやキャンディは高GI食品に分類され、血糖値が急激に上がったあと下がりやすく、結果として空腹を感じやすくなる場合があります。ダイエット中に甘みが欲しくなったら、干し芋のように血糖値の変動が穏やかな食品を選びましょう。
甘いものが欲しいときは、コンビニやスーパーで購入できる低糖質スイーツを活用するのも一案です。低糖質甘味料を使用しており、通常のスイーツよりも糖質が抑えられているため、罪悪感を軽減しつつも甘さを楽しめます。
ダイエット中のおやつ選びで大切なのは、我慢ではなく、間食を味方につけて栄養バランスを整える工夫です。糖質量・栄養素・満足感・量のコントロールといった視点を押さえると、おやつは空腹対策や栄養補給のサポート役になります。ダイエット中でも取り入れやすいおやつの特徴は、次の4つです。
ダイエット中は、糖質量が控えめ(間食1回あたり10g前後)のおやつがおすすめです。砂糖を多く含むお菓子は、食後に一時的な満足感を得られますが、血糖値が急上昇・急降下しやすく、かえって強い空腹感を招きやすくなります。
一方で、糖質量が控えめのおやつは、血糖値の乱高下が起きにくいため、ダイエットに適しているのです。
タンパク質は、筋肉や臓器を構成する大切な栄養素です。ダイエットのために食事量を控えてしまうと、タンパク質が不足しやすい状態に。極端な食事制限を続けると、体重とともに筋肉量も減少して、代謝が落ちやすくなります。間食時間を上手に活用して、タンパク質の補給を意識しましょう。
食物繊維を含むおやつは、噛みごたえがあり、満足感を得やすいのが特徴です。GI値(食後血糖値の上がりやすさを示す指標)の低い食品が多く、食後血糖値の上昇が緩やかになります。日本人は食物繊維が不足しがちなので、おやつを活用して補うとよいでしょう。
つい食べ過ぎてしまう方には、個包装タイプのおやつがおすすめです。食べる量があらかじめ決まっているため、間食量のコントロールがしやすく、意識的に味わいながら食べるきっかけにもなります。
ダイエット中の間食は、おやつの種類だけでなく、摂り方の工夫も大切です。目安となるカロリーや、太りにくい時間帯・食べるペースを意識してみてください。
厚生労働省と農林水産省が定める食事バランスガイドでは、おやつのカロリー目安を1日合計200kcalとしています。市販の商品の大半にはカロリー表記があるため、表示を確認して選ぶ癖をつけましょう。無意識に食べ過ぎてしまうのを未然に防げるようになります。
参照:「お菓子や間食の取り入れ方」/厚生労働省間食を摂るなら、体内で脂肪をため込む働きをもつタンパク質のBMAL-1(ビーマルワン)が少ない、14時~16時頃を目安にするのがおすすめです。反対に、夜遅い時間帯はBMAL-1が活性化して脂肪を蓄えやすいため、夕食後の間食は控えましょう。
空腹時間が長くなり過ぎると、次に食事を摂った際に血糖値が大きく上がりやすくなると報告されています。強い空腹感を覚えたら、我慢し過ぎずに適度に間食を摂り、血糖値を程よく上げる工夫もダイエットのコツといえるでしょう。
よく噛んで味わいながら食べるのも、少ない量で満足感を得るために有効な方法です。通常、食事を摂ると徐々に満腹感が生まれますが、早食いをすると、満腹のサインが届く前に必要以上の量を食べてしまいます。よく噛むと食後のエネルギー消費量が高まりやすくなるだけでなく、満腹中枢が刺激され、自然と食べる量を抑えやすくなります。
参照:「咀嚼による血糖値の調節効果は朝と夜で異なることを発見」/北海道大学・札幌国際大学「ダイエット中でも甘いおやつが食べたい」。そんなときは、ココナッツオイルを使用したヘルシーチョコレートはいかがですか?
ココナッツオイルには、MCT(中鎖脂肪酸)が含まれており、BMIが高めな方の体脂肪や内臓脂肪・皮下脂肪・体脂肪率を低下させると報告されています。
おやつは、選び方や摂り方を工夫すれば、ダイエットを無理なく継続させるためのアクセントになります。制限し過ぎてストレスを溜めるよりも、時にはパフェやスナック菓子といった、本当に食べたいおやつで心を満たすのも、挫折を防ぐ秘訣です。
こうした楽しみを賢く取り入れるなら、MCT(中鎖脂肪酸)を含むサプリメントを補助的に活用する方法もあります。日々のヘルシーな間食を基本にしつつ、たまのご褒美を上手に組み合わせて、心と体のバランスを整えましょう。
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