薬剤師・医療ライター本藤 麻里恵
薬剤師として16年間勤務。終末期医療での経験を通じて命の重さを実感し、人生には最期があるからこそより「今」を大切にしたいと考えるようになった。現場だけでなく、ひとりで不安を抱える人にも言葉を届けたいという想いからライター活動を開始。
モットーは「寄り添う心」。読者の気持ちを汲み取りながら、正確な情報をわかりやすく伝え、解決へと導く執筆を心がけている。医療・健康分野を中心に活動。
ドーピングとは、禁止された薬や方法を用いて競技能力を不正に高めたり、検査を妨害したりする行為です。実は、身近な市販薬やサプリメントに禁止成分が含まれるケースもあり、うっかりドーピングにつながる恐れも。プロのアスリートだけでなく、スポーツをする学生も注意が必要です。クリーンなスポーツ活動を楽しむために、禁止物質やタイミングを確認し、注意点を理解しておきましょう。
「ドーピング」は、一般のニュースでもよく耳にするようになった言葉ですが、正確な意味は知られていない場合もあります。まずは、ドーピングの定義とスポーツをする人すべてに関係する理由を整理しましょう。
ドーピングとは、スポーツにおいて競技能力を高めるために、禁止されている薬や方法を用いる不正行為です。薬を飲むイメージが強いかもしれませんが、使用を隠す行為もドーピングにあたります。
また、自分の血液をあらかじめ採取して競技前に再注入する「血液ドーピング」や、遺伝子を操作する「遺伝子ドーピング」も禁止される方法です。薬の使用だけではなく、行為への幅広い理解が求められます。
ドーピングはトップアスリートはもちろん、一般の競技者にも関係する話です。薬局で手に入る市販薬やサプリメントに禁止成分が含まれるケースもあり、知らないうちに禁止物質を摂取してしまう「うっかりドーピング」につながるケースがあります。毎年複数の違反事例が報告されており、自分事として意識するのが大切です。
ドーピングを禁じる仕組みは、国際的な組織が連携して支えています。違反を罰するだけでなく、予防や教育を含めた取り組み全体がアンチ・ドーピングです。 国内外で活動を担う組織や禁止区分を確認しましょう。
アンチ・ドーピングとは、ドーピングに反対し、クリーンでフェアなスポーツを守るための活動全体を指します。違反選手を罰するだけでなく、予防・教育・啓発を含めた幅広い取り組みです。
アンチ・ドーピングを国際的に統括しているのは、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)です。WADAはドーピングのないスポーツを目指す運動を主導する機関として設立されました。
日本では、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)が役割を担っています。JADAにおけるアンチ・ドーピング活動の柱は以下2つです。
禁止物質・禁止方法を示した「禁止表」は少なくとも年に1回は改定されます。「昨年は大丈夫だったから今年も問題ない」といった油断は禁物です。
禁止区分は大きく3種類に分かれており、最新の禁止表はJADA公式サイトJADA公式サイトで公開されます。無料で確認できるので、薬の使用前に必ず最新版を確認する習慣をつけましょう。

ドーピングが厳しく禁じられている理由は、健康リスクを避けフェアプレイを守るためです。社会や青少年への影響も考慮すべきでしょう。
ドーピングが禁止される理由は、アスリートの健康を守り、スポーツの公平性を保つためです。
たとえばタンパク同化薬(筋肉増強を目的とした物質)は、心疾患やホルモン異常といった深刻な健康リスクをもたらします。競技成績が一時的に向上しても、体へのダメージは長期にわたる可能性を忘れてはなりません。また、禁止物質の使用があった場合、勝利の受け止め方や評価に影響が出る可能性があります。クリーンな勝負が、スポーツの楽しさや価値を守るといえるでしょう。
ドーピングがまん延すると、スポーツ自体への信頼が失われてしまいます。憧れの選手が禁止物質を使っていたと知ったとき、スポーツを観る楽しさや選手を目指す若者のモチベーションへの影響は避けられません。
社会的な影響を踏まえ、日本では「スポーツにおけるドーピングの防止活動の推進に関する法律」が制定されました。クリーンなスポーツ環境をつくる取り組みは、アスリート個人を超えた社会全体の課題でもあります。
禁止物質は種類によって、禁止のタイミングが異なります。市販薬や漢方薬に禁止成分が含まれるケースもあるため、理解しておくのが大切です。
「常に禁止」のカテゴリに分類されている成分は、競技内外を問わず使用が禁止される物質です。代表的な成分として、以下の物質が挙げられます。いずれも短期的なパフォーマンス向上を狙って使用されるケースがありますが、身体への副作用リスクが高く、厳しく規制されています。
競技会時のみ禁止に分類される物質には、興奮剤・麻薬類・糖質コルチコイドなどが代表的です。禁止区分は競技中だけでなく、競技開始前の一定時間も含まれます。試合当日だけ控えれば問題ないと考えるのは誤りです。
市販の医薬品にも、対象成分が含まれる製品があるため注意しましょう。たとえば、総合感冒薬や漢方薬などが挙げられます。成分が明らかになっていないサプリメントもうっかりドーピングにつながるリスクがあるため、必要性を検討するのが望ましいです。
アンチ・ドーピング規程では、意図の有無にかかわらず違反と判断されるケースもあるため、事前の確認が重要です。注意が必要な成分や、迷ったときの確認方法も知っておきましょう。
アンチ・ドーピング規程では、意図せず禁止物質を摂取してしまった状況でも、選手本人の責任とみなされます。薬・サプリメントを選択するときには十分な確認が欠かせません。
とくに総合感冒薬や鼻炎薬には注意が必要です。エフェドリンやプソイドエフェドリン、麻黄(まおう)といった禁止物質が含まれている製品があるためです。また、漢方薬には麻黄が含まれている製品があるため、ラベルをしっかりと確認してください。
医薬品は有効成分がすべて記載されますが、添加物は一部記載が省略される場合があります。また、サプリメントは法律上「食品」に分類されており、ラベルに記載なく禁止成分が含まれている可能性もゼロではありません。薬・サプリメントの摂取を検討するときは、専門家への確認が推奨されます。

薬の使用に迷ったら、まずは専門家に相談してください。身近な相談相手として、JADAが認定する「公認スポーツファーマシスト」に相談するとよいでしょう。スポーツファーマシストは、スポーツに関する専門知識を持つ薬剤師です。近くの薬局や病院に問い合わせ、在籍しているか確認してください。
なお、治療上禁止物質や禁止方法が必要な場合は、特例として認められるケースもあります。ルールは国際基準によって細かく定められているため、主治医と相談し、適切に対応しましょう。
スポーツシーンの水分・栄養補給は、成分が確認でき日常的に取り入れやすいスポーツドリンクを選ぶのが重要です。水分補給のポイントと、おすすめの飲み物を紹介します。
水分補給しないまま運動を続けると、体の水分が失われていき脱水状態となります。体重の2%以上の水分が失われるとコンディションに影響が出るといわれており、こまめな水分補給が欠かせません。
加えて、ナトリウムなどの電解質も同時に失われます。スポーツドリンクを活用すると、水分や電解質のバランスを保ちやすくなるでしょう。
アミノ酸やクエン酸を配合したドリンクは、スポーツシーンでの栄養補給として広く活用されています。運動時にはご自身に合った製品を選んでください。
日常的に活用できる飲み物のひとつに、シンクロンコーワシリーズがあります。スポーツなどのアクティブなシーンにおすすめの飲み物です。3つのタイプから自分に合ったタイプを選ぶとよいでしょう。
『シンクロンコーワアクティブモード』は、アミノ酸やビタミンB群を配合した、ゼロシュガー・ゼロカフェイン設計です。糖分やカフェインが気になる方でも、取り入れやすい一本です。
『シンクロンコーワクールモード』は、ビタミンB群とともにクエン酸を配合。すっきりとした後味で、暑いシーズンのスポーツ時や、頑張った後のリフレッシュにぴったりです。
『シンクロンコーワ アクティブモード顆粒』はバッグに入れて持ち運べる顆粒タイプで、遠征先や外出先で手軽に水分補給できます。

運動を長く楽しむには、体力に合った無理のないメニューを選ぶことはもちろん、運動前後の栄養補給によってコンディションを整える視点が不可欠です。適切な栄養補給は、アクティブな活動を支え、運動後のコンディションを整える上で大切な要素です。
また、アクティブな活動への前向きな気持ちを支え、健やかな運動習慣を継続させていくための大切な要素でもあるのです。
とくに意識したいのが、筋肉の材料となるタンパク質。タンパク質は多くのアミノ酸が結合してできており、食事で摂った後は体内でアミノ酸に分解されてから吸収されます。そのため、タンパク質が分解された状態である「アミノ酸」として摂取する選択肢も注目されています。
運動をもっと充実させるために、何を・いつ・どのように補給するか。自分の目的に合った栄養補給で、賢くコンディションを整えていきましょう。
運動前後で必要な栄養やリフレッシュ方法は、人それぞれのスタイルによって変わります。シンクロンコーワシリーズは、アクティブモード(ドリンクタイプ・顆粒タイプ)、クールモードとラインアップが揃っているため、シーンに合わせて適した一本を選べるのが特徴です。目的や使用シーンなどを比較し、自分にぴったりの一本を見つけましょう。
| 商品名 | 画像 | 目的 | シーン | 主な成分 | 用量 | 1本あたりのカロリー |
|---|---|---|---|---|---|---|
| シンクロンコーワ アクティブモード ベリー風味 | ![]() |
運動前※にアミノ酸と水分を同時補給 | ヨガやジム前に、気分で選べるフレーバーを楽しみたいとき | アルギニン、シトルリン、BCAA | 100ml×6本 | 25kcal |
| シンクロンコーワ アクティブモード ウォーターメロン風味 | ![]() |
運動前※にアミノ酸と水分を同時補給 | ヨガやジム前に、気分で選べるフレーバーを楽しみたいとき | アルギニン、シトルリン、BCAA | 100ml×6本 | 25kcal |
| シンクロンコーワ アクティブモード グレープフルーツ風味 | ![]() |
運動前※にアミノ酸と水分を同時補給 | ヨガやジム前に、気分で選べるフレーバーを楽しみたいとき | アルギニン、シトルリン、BCAA | 100ml×6本 | 25kcal |
| シンクロンコーワ アクティブモード 顆粒タイプ | ![]() |
持ち運びやすく、場所を選ばず栄養補給 | 遠征や出張先、長時間スポーツの合間に | アルギニン、シトルリン、BCAA | 14本 | 19kcal |
| シンクロンコーワ クールモード レモン風味 | ![]() |
運動後※にクエン酸・ビタミンでリフレッシュ | ランニングやジム後※、プレー後の入浴時に | クエン酸、ビタミンB1、B2、B6 | 400ml×24本 | 80kcal |
※おすすめの摂取タイミング
アクティブモード・ドリンクタイプに含まれるアルギニンとシトルリンは、運動パフォーマンスを支えるアミノ酸です。
また、必須アミノ酸であるバリン・ロイシン・イソロイシンで構成されるBCAAは、エネルギーの持続を支える働きから、トレーニングに励む方々に注目されています。
大切な試合やトレーニングの前に、効率的に水分と栄養をチャージしたい場面に適しています。トレーニング前に、1日1~2本を目安に飲むとよいでしょう。
遠征先でも手軽に栄養補給したい。そんな方の声に応えるのがアクティブモード・顆粒タイプです。ドリンクタイプと同じく、アルギニンとシトルリンを各1,500mg、BCAAを1,000mg配合しています。
試合や練習のための遠征が多く、手軽に持ち運びたい方や、長時間の試合やトレーニングに取り組む方で、手軽に栄養補給をしたい場合に顆粒タイプが便利です。
痛みや不快感を防ぐには、毎日のうがい習慣が重要です。新コルゲンコーワうがいぐすり「ワンプッシュ」は、外から持ち帰った細菌やウイルスを洗い流すのに役立ちます。ボトルのプッシュ部分を1回押すだけで、適量の薬液がきちんと出るため、計量の手間がありません。喉や口内の殺菌・消毒はもちろん、口臭対策まで一度に行えるのが特長です。さらに、炎症に対応する成分成分と、爽やかな清涼感を与える成分を配合しており、うがい後はお口の中がスッキリと整います。習慣化すれば喉の痛みや不快感を予防しやすくなるので、ぜひ取り入れてみましょう。
クールモード・ドリンクタイプは、クエン酸4,000mgとビタミンB1・B2・B6を主成分とした、運動後の体を考えたアイテムです。レモンなどに含まれる酸味成分のクエン酸が4,000mg配合されています。
また、水に溶けやすい水溶性ビタミンであるビタミンB1・B2・B6も含まれています。ビタミンB1・B2・B6は運動による発汗で失われやすいため、積極的な補給が必要です。
運動後のタイミングで、汗で失われた水分や電解質、栄養を同時に補給したい方に適しています。
同じアクティブモードでも、ライフスタイルや運動シーンによって適した形状は変わります。ドリンクタイプと顆粒タイプを比較し、自分に合ったスタイルを選びましょう。
自宅でのヨガやトレーニング前にサッと飲みたい方には、ドリンクタイプがおすすめです。水分と一緒にアミノ酸をチャージできるので、運動前のコンディションづくりにぴったり。ベリー・ウォーターメロン・グレープフルーツの3種類のフレーバーから、その日の気分に合わせて選べます。
部活動の遠征や試合にも持ち運びやすく、ジムのロッカーに常備しておくのにも便利なのが顆粒タイプです。ゴルフなど長時間のスポーツの合間にアミノ酸を補給でき、余計な糖分やカロリーを気にせず摂取できるのも嬉しいポイント。持ち運びやすさを重視する方におすすめです。
シンクロンコーワは、社会人がそれぞれの生活スタイルや運動ルーティンに合わせて選べるのが魅力です。自宅での筋トレやジム通い、朝のランニングなど、時間帯やシーンに応じて取り入れれば、毎日のパフォーマンスをサポートしてくれます。活用術をぜひ参考にしてください。
「PCと向き合う仕事が終わると、気持ちを切り替えるためにオンラインヨガをするのが日課です。始める30分ほど前に、冷蔵庫で冷やしておいたアクティブモード(ドリンク)を飲むのが私のルーティン。自宅にいながら手軽に準備でき、オンからオフへの大切なスイッチになっています。」
「出張が多いのですが、どんなに忙しい朝でもランニングは欠かせません。カバンにいつもアクティブモード(顆粒)を数本入れているので、場所や時間帯を選ばずにサッと飲めて本当に便利です。いつものパフォーマンスを維持するための、頼れる相棒ですね。」
「週末のゴルフが最高のリフレッシュになっています。スタート前の朝にはアクティブモードで気持ちを整え、プレー後にはクールモードでリフレッシュするのがお決まりのセットです。運動前から後までトータルでコンディションを整えています。
「理想の体を目指して、仕事帰りにジムでピラティスや筋トレに励んでいます。たっぷり汗を流した後に欠かせないのがクールモードです。頑張った自分へのご褒美として、爽やかなレモン風味でスッキリするのがお気に入り。翌日のための大切なケア時間になっています。」
薬やサプリメントを使うときは、購入前にパッケージやホームページなどで成分を確認する習慣をつけましょう。うっかりドーピングのリスクを減らすために大切な心がけです。
ご自身で判断できない場合は、内服・外用薬を問わず薬局やドラッグストアの薬剤師に確認してください。スポーツは不安なく楽しみたいですね。
各ブランドの商品一覧をご確認いただけます。