健やかな体をつくる栄養素のお話①健康に欠かせない「三大栄養素」

健康維持には、バランスのよい食生活が欠かせません。人間の体になくてはならない栄養素のうち、特に重要なものを三大栄養素といいます。

今回は栄養素の基本とも言える三大栄養素についてのお話です。

【炭水化物】体と脳のガソリン

炭水化物とは、エネルギー源になる糖質と、機能性がある食物繊維の総称です。ここでは、糖質について説明します。
糖質は、穀類・芋類・砂糖などの主成分であり、人間のエネルギー源として最も重要な栄養素です。

日本人は、日頃の食生活で摂っているエネルギーの6割を、糖質から得ています。 糖質には、消化吸収にあまり時間を要さない「単糖類」「少糖類」と、ゆっくり消化吸収される「多糖類」があります。 単糖類には、ブドウ糖や果糖などがあり、少糖類には砂糖や麦芽糖があります。そして、多糖類には、デンプンなどがあります。
また、人間の体を司る重要な器官である脳は、そのエネルギーのほとんどをブドウ糖に頼っており、 その必要量は、人の体が消費するエネルギーの約20%にものぼります。

【たんぱく質】体をつくる栄養素

たんぱく質は、体内でつねに分解と合成を繰り返し、生命を維持するために重要な働きをします。 筋肉や内臓、皮膚、爪など、体を構成する細胞の主成分がたんぱく質です。
また、情報伝達、栄養素の貯蔵などにも関わっています。たとえば、全身に酸素を運ぶヘモグロビン、 網膜で光を認識するロドプシン、鉄を貯蔵するフェリチンもたんぱく質の一種です。
たんぱく質は肉や魚介、乳製品、卵など、主に動物性の食品に含まれています。 また、大豆は別名「畑の肉」とも言われ、植物性食品の中では、たんぱく質を比較的多く含んでいます。

【脂質】

脂質は1グラムあたり、9キロカロリーという高エネルギーを供給する栄養素です。 エネルギー源以外にも、細胞膜をつくる材料になったり、ホルモン生成に役立ったりと、多くの働きをしています。
脂質を多く含む食品は、肉類や魚介、油脂製品(植物やごま油、オリーブ油など)や乳製品などです。 さらに種実類は、油がしぼりとれるほど脂質が多く、マカダミアナッツやクルミなどは特に豊富です。