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血圧の基礎知識①血圧の正常値とは?

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■血圧って何ですか?

私たちの血液は、心臓が収縮と拡張を繰り返し、ポンプのように動くことで全身に送られます。 この時の圧力が「血圧」で、この血圧がある程度保たれていないと、全身に血液が回らなくなります。 一方、圧力が強すぎると血管が傷付いてしまいます。

■収縮期血圧と拡張期血圧

血圧には2つの種類があります。心臓が拡張したり収縮したりして血液を送らせていますが、 心臓が収縮して血液を送り出すときの血圧を「収縮期血圧」といい、心臓が次に送り出す血液をためているときの血圧を「拡張期血圧」といいます。

「収縮期血圧」の時の大動脈の状態

心臓の左心室が収縮し大動脈弁が開きます。すると大動脈に血液が押し出されます。 押し出された血液で、動脈壁が膨らみます。この時の圧力が「収縮期血圧」となります。

「拡張期血圧」の時の大動脈の状態

心臓から血液の送り出しが終わると、大動脈から心臓に血液が逆流しないように大動脈弁が閉じられます。 大動脈にも元の太さに戻ろうとする力が働いて、その力で血液が送り出されます。この時の圧力を「拡張期血圧」といいます。

■血圧の正常値

日本高血圧学会が2014年に改訂した「高血圧治療ガイドライン」では「140/90mmHg未満」を血圧の正常値としています。 この値は「診察室血圧」といって、病院で測定した場合の基準になり、家庭で測定する場合は「135/85mmHg未満」が正常血圧とされています。

■血圧を正常に保つコツ

まずは、毎日血圧を計る習慣をつけ、自分の血圧を知っておくことが大切です。 また、栄養バランスのとれた食事を、3食しっかり摂ることも大切です。さらに、運動・禁煙を心掛けるようにしましょう。