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血圧についての基礎知識②高血圧と低血圧のお話

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■高血圧とは?

「血圧」とは、血液が血管の中を通る時に血管の壁にかかる力のことで、「mmHg」で表されます。 日本高血圧学会の基準において、収縮時血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上の時、高血圧と呼ばれます。

■血圧が高いとどうなるの?

血圧が高い状態が続くと、それだけ血管が衝撃を受けて、血管壁に傷が生じます。 その傷に脂質などが詰まって壁が厚くなり、血液の流れが滞ることがあります。 また、血圧によるダメージで血管壁が弾力を失い、硬くなることもあります。 これを「動脈硬化」といいます。「動脈硬化」が進むと、心筋梗塞や脳卒中などにかかる可能性が高くなります。

■低血圧とは?

低血圧においては、数値的な定義はありませんが、病院によっては収縮期血圧を100mmHg未満を目安にしているところがあります。 低血圧には、大きく分けて3つの種類があります。 原因となる病気や異常がない「本能性低血圧」、何らかの病気が原因で血圧が低下する「症候性低血圧」、 急に立ち上がったり長時間立ち続けていたりして起こる「起立性低血圧」です。

■血圧が低いとどうなるの?

血圧が低いことで引き起こされる症状に、めまいや立ちくらみ、だるさなどがあります。 血圧が低いと、体のすみずみに十分な酸素や栄養素を運べなくなってしまうため、 細胞や臓器が酸素不足となります。さらに、脳への血液量が減って、めまいや立ちくらみに繋がってしまいます。

■毎日の血圧の変化を記録することが大切です。

高血圧治療も低血圧治療も、まずは、自分の日常の血圧を知ることから始まります。 月に1~2度病院で測る「診療室血圧」も大切ですが、朝晩、決まった時間に家庭で測る「家庭血圧」がとても重要です。 病院に相談する時も、家庭血圧のデータがあれば、診察の助けになります。血圧を測り記録する習慣を身につけ、健康づくりに役立てていきましょう。