法律関係ライター佐藤孝生
元弁護士としての経験を活かし、日常生活にまつわる法律問題や、困りごとに応える記事を中心に執筆活動を行う。
弁護士時代には、離婚、相続、交通事故など身近な困りごとを取り扱う業務に従事。
現在では「読者の困りごとに寄り添う記事」をモットーに、法律問題にとどまらず、健康コラムなどさまざまな執筆に取り組んでいる。
40代は、体型や健康面で変化の現れやすい年代です。健康や体型を維持するためには、日々の生活習慣の見直しが必要となるでしょう。
身体の状態を知るには、健康診断や人間ドックの受診が欠かせません。数値の異常を指摘された場合には、目を背けずに何かしらの対応が必要です。自身の身体の状態と向き合って、食事、運動、睡眠といった日々の生活習慣を見直していきましょう。
40代男女が健康診断で指摘されやすい、とくに注意すべき項目は次の6つです。
40代は、体型も身体の中身も変化しやすい年代です。健康診断で数値の異常が指摘されたら、原因を把握して、適切に早めに対処し、健やかな状態に保つ努力が必要。
放置すると重篤な症状を招く可能性もあるため、十分に注意しましょう。
厚生労働省の「国民健康・栄養調査報告」によると、40代男性における肥満者の割合は39.7%で他の年代と比較して最も高い数値です。40代女性は、16.6%で50代、60代と数値が上昇しています。
健康診断の数値では、BMI25以上が肥満です。腹囲が90cm以上の方は、内臓脂肪についても注意しなければなりません。
健康診断では、中性脂肪やLDLコレステロール(悪玉コレステロール)、HDLコレステロール(善玉コレステロール)など脂質についての数値も診断項目です。
中性脂肪が増加すると、中性脂肪を運ぶ悪玉コレステロールも増加して動脈硬化を招く原因となります。脂質の数値に異常がある場合には、食生活を肉類中心から魚介類中心に変更する、軽い運動を習慣とするといった生活面での改善が必要となるでしょう。
年齢を重ねると、血管の弾力性が低下して血流の流れが悪くなります。血液がスムーズに流れなくなると、血管の壁にかかる圧力が高くなり血圧が上昇し高血圧となるでしょう。40代以降は、加齢による血圧上昇にも注意が必要です。
高血圧が続くと、体にとってリスクを抱えてしまいます。高血圧を予防するため、減塩や野菜・果物の摂取といった食生活を見直すようにしましょう。
血糖値が高い状態が続くと、血糖スパイクが血管を傷める原因となります。糖尿病は発症してしまうと完治しない病気です。
血糖値のコントロールには、食事量の調整や軽い運動が効果的でしょう。血糖値が高いと判定されたら、食事制限や運動の習慣を取り入れて、生活を見直さなければなりません。
若いころから飲酒習慣のある方は、肝機能の数値にも注意が必要です。肝臓は「沈黙の臓器」と称されており、自覚症状が現れるころには取り返しのつかないケースまでおちいる可能性があります。
アルコールの分解能力が高い方でも、長期間の飲酒習慣を続けていると肝臓へのダメージは蓄積されてしまうでしょう。肝機能の数値が高いと指摘されたら、自覚症状はなくても日々の飲酒量を減らすよう努めてください。
腎機能は、尿たんぱくや尿潜血、血清クレアチニン値などの数値で判断されます。腎臓は、体内の老廃物を排出する機能を果たす重要な臓器です。腎機能に異常があると、疲れやすい、全身がむくむといった症状が現れて日常生活に大きな支障が出てしまいます。
腎機能の異常が見られたら、病気の可能性がないかの診察をしたうえで、十分な睡眠と休養を取って疲れを貯め過ぎない生活習慣を心がけてください。
40代になると、脳疾患・心疾患・がんのリスクが高くなります。病気のリスクに備えるには、簡易な健康診断だけでなく人間ドックで脳や心臓もしっかり検査すべきでしょう。
脳梗塞やくも膜下出血などの脳疾患は、40代から50代、60代と年齢を重ねるにつれて発症リスクが激増しやすいでしょう。厚生労働省が発表した「脳血管疾患患者数の状況」によると、40代の脳疾患患者数は3万人程度で、50代になると7万人近くにまで増えています。
さらに、40代以降は脳萎縮も進みやすいです。脳萎縮が年齢平均よりも進行すると、認知症になる可能性が高くなるでしょう。
脳疾患の原因は、肥満や高血圧・高血糖などと深い関わりがあります。脳疾患を予防するうえでも、食事や運動といった生活習慣の見直しが重要です。
心筋梗塞や狭心症といった心疾患も、脳疾患と同じく40代以降に発症のリスクが急増するのです。厚生労働省の「虚血性心疾患患者数の状況」によると、40代の心疾患患者数は2万人程度で、50代になると5万5千人程度にまで増加しています。
心疾患も肥満や高血圧などが原因となる可能性のある疾患です。40代以降に注意すべき疾患の多くは、生活習慣の積み重ねが原因として発症するケースが多いといえます。
40代は、がんの発症リスクが高まる年代でもあります。胃がん・肺がん・大腸がんなどは、30代以下に比べて40代の患者数は3~4倍ほど。
女性の場合、40代は乳がんの発症が年間で約9万人と全年代で最も多いです。
がんは早期発見すれば十分に完治が見込めます。発症リスクが高まる40代以降は、人間ドックで定期的にがん検診を受けるようにしましょう。
40代は、一般的にホルモンのバランスが崩れだす年代です。ホルモンバランスが崩れると、自律神経が乱れて身体の免疫力が低下したり、筋力の衰えや疲れを感じやすくなったりします。
20代30代と乱れた生活を続けてきた方は、身体に蓄積された悪い影響が身体の不調となって急速に現れるのです。
40代は、身体の変化と若いころからの生活習慣に向き合うところから始まる、未来の健康にとって重要な時期といえるでしょう。
40代の健康や体型は、日々の生活習慣の積み重ねによって形成されます。
・食生活・運動・睡眠
3つの生活習慣を見直して、40代以降も変わらない健康と体型を維持しましょう。
肉類中心の食生活を続けていた方は、魚介類を中心とした食生活に切り替えて、野菜や果物の摂取も心がけてみましょう。
肉類中心の食生活は、肥満や脂質異常を招きやすいです。どうしても肉類中心の食生活をやめられない方も、少しでも魚介類を取り入れる、運動の機会を増やすといった生活習慣の見直しは必ず行いましょう。
食生活では食べる順番にも注意してください。肉や魚を食べる前に野菜や豆類を摂取すると、血糖値の急激な上昇を防止できます。同じ食べ物を摂取する場合でも順番に注意するだけで、血糖値の上昇や脂肪の吸収を抑えられるのです。
運動習慣のない方は、軽いウォーキングから始めて、運動の習慣を身につけましょう。
人間の筋力は下半身から衰えてきます。40代のうちから筋力の衰えに抵抗していなければ、将来的に歩くのが困難になってしまう可能性も。70代80代を健康に過ごすため、週2~3回からでもウォーキングを習慣にしてみませんか。
日々の健康には質の良い睡眠が欠かせません。睡眠は量よりも質が重要といわれています。
眠っても日々の疲れが抜けない方は、照明や寝具を取り替える、就寝前のパソコンやスマホをひかえるなど、睡眠の質を向上させる工夫をしてみてください。
私たちの体を構成する細胞膜には脂質が必要なため、良質な油を選ぶ意識が大切です。体型の変化や健康が気になり始める40代からは、自身の目的に沿った油の摂取を心がける必要があります。まずは油の役割や種類ごとの特徴を理解しておきましょう。
外食や加工食品の利用が増え、脂質を摂取する機会が増えた結果、体脂肪や血中脂質のバランスが乱れやすくなりました。しかし、油はエネルギー源として欠かせない栄養素です。肥満につながるイメージがあり避ける方もいますが、細胞膜の材料として関与しているため、健康維持に脂質は欠かせません。そこで、中性脂肪や悪玉コレステロール値が気になる方に利用されるケースの多い、良質な油に注目が高まっています。
油は構成する脂肪酸によって性質が異なり、体への影響も変化します。それぞれの特徴を理解して使い分けましょう。
トランス脂肪酸は健康リスクが高いため、摂取は控えめに。飽和脂肪酸は大切なエネルギー源ですが、摂りすぎは禁物です。反対に積極的に摂りたいのは、効率的にエネルギーに変換される中鎖脂肪酸。また悪玉コレステロール値を下げる機能が期待できるオメガ3系脂肪酸、オメガ9系脂肪酸もおすすめです。オメガ6系脂肪酸は必須脂肪酸ですが、摂りすぎると健康を損なう原因にもなるので適量を心がけましょう。
機能性表示食品として販売されている主な油は、中鎖脂肪酸、EPA・DHA、α-リノレン酸などです。体脂肪や悪玉コレステロール値の低下など、種類によって役割が異なります。自身の悩みに合わせて使い分け、健康維持に役立てていきましょう。
中鎖脂肪酸は、体脂肪や内臓脂肪が気になる方に利用されることが多い油です。摂取した際の分解スピードが速く、短時間でエネルギーに変わる性質を持ちます。また、体脂肪や内臓脂肪、皮下脂肪を減らす、体脂肪率を低下させる機能が報告されています。
無味無臭で料理の味を邪魔せず、使いやすいのも嬉しいポイント。ただし、加熱すると煙が出やすいため、飲み物やサラダに混ぜて使いましょう。
EPAやDHAは、血中の中性脂肪値を低下させる機能が報告されているため、健康診断の結果が気になる方に向いています。体の中では十分に作り出せないため、意識して摂取しましょう。
EPAやDHAは青魚に多く含まれますが、魚が苦手な人は、精製されたオイルやサプリメントといった機能性表示食品で取り入れる選択肢もあります。ただし、酸化しやすい性質があるため、空気に触れにくい工夫がされた製品を選ぶとよいでしょう。
悪玉(LDL)コレステロール値の低下をサポートしたい場合、α-リノレン酸を含むアマニ油の摂取を意識する方もいます。α-リノレン酸は体内で合成できない必須脂肪酸であるため、食事から積極的に摂取しましょう。
ただし、熱を加えると栄養素が損なわれてしまいます。サラダや納豆などに直接かけて食べるとよいでしょう。毎日小さじ1杯程度を目安に取り入れ、健康習慣のきっかけにしてみてください。なお、酸化が進むと品質が劣化しやすいため、酸化を防げるシームレスカプセルなどを選びましょう。
油の酸化を抑えながら、場所を問わず摂取できる点がシームレスカプセルの利点です。アマニ油や魚油に含まれる栄養素は酸化に弱いですが、継ぎ目のないカプセル構造なら空気との接触を抑えられます。
利便性の高さも魅力であり、個包装のためカバンに入れて外出先へ自由に持ち運べます。飲みやすい小粒で計量の手間もなく、水でサッと飲むだけで済むため、忙しい毎日でも負担になりません。また液状の油にありがちな味や香りを感じにくく、油が苦手な人でも無理なく続けられるでしょう。
健康状態によって、人それぞれ適した油が異なります。内臓脂肪や悪玉コレステロール値など、悩みに合わせた選択が大切です。複数を併用する際は脂質の摂りすぎに注意してください。
機能性表示食品には、中性脂肪やコレステロール、体脂肪への機能が科学的に報告されたシームレスカプセルのアイテムがあります。成分ごとに期待できる機能が異なるため、まずは特徴を把握してみてください。
| 商品名 | 商品 | 分類 | 主成分と期待できる機能 | おすすめの人 | 内容量 | 1日摂取目安量 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| EPA・DHAシームレスカプセル |
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機能性表示食品 | EPA・DHA:血中の中性脂肪値を低下させる | 魚を食べる機会が少なく、血中脂質が気になり始めた人 | 111.0g(1包3.7g×30包) | 1包(3.7g) |
| アマニ油(α-リノレン酸)シームレスカプセル |
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機能性表示食品 | α-リノレン酸:血中の悪玉(LDL)コレステロール値を低下させる | お肉や揚げ物が好きで、悪玉コレステロール値が気になる人 | 78g(1包2.6g×30包) | 2包(5.2g) |
| MCTシームレスカプセル |
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機能性表示食品 | 中鎖脂肪酸(オクタン酸、デカン酸):BMIが高めの方の体脂肪や内臓脂肪や皮下脂肪を減らす、体脂肪率を低下させる | 健康診断の数値が気になり、体型を整えたい人 | 93g(1袋3.1g×30袋) | 1袋(3.1g) |
※本品は、事業者の責任において特定の保健の目的が期待できる旨を表示するものとして、消費者庁長官に届出されたものです。ただし、特定保健用食品と異なり、消費者庁長官による個別審査を受けたものではありません。
※本品は、疾病の診断、治療、予防を目的にしたものではありません。
※食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
EPA・DHAやアマニ油といったオメガ3系脂肪酸と中鎖脂肪酸(MCTオイル)は、併用可能です。目的に応じた栄養補給の選択肢として利用されています。
ただし、脂質の過剰摂取には十分な注意が必要です。一度に多くの量を摂ると、お腹の不快感やお腹がゆるくなる場合があります。体調に合わせて日替わりで使い分けるなど、工夫して取り入れましょう。
機能性表示食品は医薬品とは異なり、「食品」に分類されます。健康サポートに役立ちますが、病気の治療を目的に使う薬ではありません。広告の断定的な表現を鵜呑みにせず、正しい知識を持って、日々の生活を整える補助として活用しましょう。
機能性表示食品は病気を治す医薬品とは異なり、あくまで健康を維持するための「食品」です。医薬品は病気の治療や予防を目的に用いられ、国の厳しい審査を経て承認されます。一方、機能性表示食品は事業者の責任において、科学的根拠を届け出た製品です。日常生活における健康の維持や増進を助ける役割を担います。
機能の内容は、パッケージを確認してみましょう。中性脂肪やコレステロールなど、気になる指標がある場合は、目的に合う製品を選ぶと健康管理により役に立ちます。正しい知識を持ち、バランスのよい食事にプラスする形で活用しましょう。
※参照:健康食品と医薬品の違い ~効果や品質の違い/消費者庁
健康食品を選ぶ際は、「安心・安全」といった広告表現に惑わされないようにしましょう。含まれている成分や摂取の仕方、体質によっては、思わぬ健康被害が起こる可能性もあります。キャッチコピーだけで判断せず、成分量や摂取目安、注意事項をよく確認しましょう。
とくに、持病のある方やアレルギーを持つ方は注意が必要です。「健康に良さそうだし、食品だから問題ない」と安易に判断せず、きちんと医師に相談しましょう。
機能性表示食品の油を生活に取り入れる際は、摂取するタイミングや日頃の習慣も意識しましょう。ちょっとした心がけで、健康を保ちやすくなります。
機能性表示食品は食品であるため、医薬品のように摂取するタイミングが定められているわけではありません。一般的には、食事中または食後の摂取が取り入れやすいとされています。脂溶性食品の場合は、油に溶けやすい性質を持つため、食事に含まれる脂質と一緒に取り入れるとよいでしょう。
健康的な体づくりには、機能性表示食品に頼り切るのではなく、栄養バランスの取れた食事と適度な運動が不可欠です。とくに食生活は、主食・主菜・副菜を基本に、食事のバランスを。適切なエネルギー量の摂取に加え、意識的に体を動かしてこそ、健康維持につながります。不足しがちな成分を補う補助的な位置づけとして活用しましょう。安易に機能性表示食品へ依存せず、ライフスタイル全体を整える意識が大切です。
10年後の自分を健やかに保つには、目的に合わせた油選びが大切です。「とりあえず」や「なんとなく」で選ぶのではなく、自身の健康管理の目的に合っているかを検討しましょう。食事バランスと運動を基本に、機能性表示食品を上手に活用すれば、無理のない健康管理を意識するきっかけになります。食事に良質な脂質を取り入れる習慣を続け、毎日を元気に過ごしましょう。
40代の健康や体型の変化に対応するには生活習慣の見直しが欠かせません。20代や30代では問題のなかった生活習慣も、40代を過ぎてからは健康に重大な影響をあたえる原因にもなり得ます。
40代からの生活習慣は、健康寿命にも大きな影響を与えるでしょう。70代80代を過ぎてもイキイキと活発に生活するには、40代からの積み重ねが重要です。
とはいえ生活習慣をガラリと変えるのは難しいでしょう。週に1食分でも肉から魚にする、タクシーに乗る回数を減らす、週に1日だけでもウォーキングをしてみたりと、少しずつ健康的な生活習慣にシフトチェンジしていきましょう。
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