薬機法ライター皐月萌可
会社員時代の体調不良をきっかけに健康への関心を深め、Webライターとして美容・健康コラムを多数執筆。薬機法管理者、コスメ薬機法管理者、YMAA個人認証マークの資格を持つ。
前職はシステムエンジニアで、IT系をはじめ難解な内容を初心者向けに分かりやすく解説するのが得意。幅広い知識と経験を基に、読者の日常に役立つ情報を親しみやすい文章で発信している。
脂性肌のメンズにとって、化粧水による保湿は欠かせません。保湿すると余計にベタつくと思いがちですが、肌が乾燥していると、うるおいを補うために皮脂が過剰に分泌されます。顔のテカリを抑えたいなら、化粧水や乳液による保湿が必須。
脂性肌向けの市販アイテムは、ドラッグストアなどで購入できます。スキンケア初心者は、プチプラ商品やオールインワンからはじめるのがおすすめ。毎日のケアで、健やかな肌を目指しましょう。
メンズは皮脂の分泌量が多いため、脂性肌になりやすい傾向があります。肌がベタついていると保湿は不要と思いがちですが、実は脂性肌の原因の一つは乾燥です。脂性肌の状態と、なぜメンズにこそ化粧水が必要なのかを知り、毎日のケアに活かしましょう。
脂性肌とは、肌の表面に皮脂が多く分泌され、ベタつきやテカリが目立ちやすい肌質を指します。皮脂は肌を乾燥から守る役割を果たしていますが、過剰に分泌されるとニキビや毛穴の黒ずみといった肌トラブルの原因になってしまうのです。
男性は女性に比べて皮脂腺が発達しており、皮脂の分泌量が多い傾向にあります。とくにTゾーン(額から鼻にかけての部分)は皮脂の分泌が多く、脂っぽさを感じやすい部位です。
また、肌の表面はベタついていても、内部が乾燥している「インナードライ」の人も少なくありません。インナードライの肌は水分が不足しているため、乾燥を補おうとして皮脂が過剰に分泌されてしまいます。
脂性肌の方は、肌がテカテカしているため保湿は不要と考えがちです。しかし、実際には内部の乾燥が原因で、過剰な皮脂分泌を招いています。保湿をしないままでは、肌がつっぱりやすくなり、髭剃り後に赤みやヒリつきを感じるケースも。化粧水でしっかり保湿すれば、肌のうるおいバランスが整い、皮脂の過剰分泌を抑えられます。ベタつきのない肌は、対人印象でプラスに働くため、化粧水で肌のケアをしっかり行いましょう。
脂性肌のメンズは、自分の肌質や悩みにあったアイテムを選びましょう。インナードライ気味の方は保湿、ベタつきが強い方はさっぱりとした使用感を重視してみてください。また、ニキビに悩む方は有効成分入りの薬用化粧品、忙しい方やスキンケア初心者にはオールインワンが向いています。
水分不足によって皮脂が過剰に分泌されているインナードライ気味の方は、保湿力の高い化粧水を選びましょう。とくに、ヒアルロン酸やコラーゲンなど、肌にうるおいを与える成分を配合した化粧水がおすすめです。さらに、皮膚の水分を保つトレハロース配合タイプを選べば、肌が乾燥しにくくなります。
皮脂によるベタつきが気になる場合は、水のように軽いテクスチャで、肌にスッとなじむ「さっぱりタイプ」の化粧水を選ぶとよいでしょう。アルコールを含む化粧水を使うと、スーッとした爽快感を得られます。また、肌を引き締める収れん作用もあるため、皮脂が気になる暑い季節にぴったりです。
ただし、アルコールは肌の水分を蒸発させやすく、乾燥を招くケースも。インナードライの方や、刺激に弱い敏感肌の方は使用を避けた方がよいでしょう。
脂性肌でニキビができやすい方は、抗菌・抗炎症作用が期待できる有効成分入りの薬用化粧品を選ぶのがおすすめです。ニキビの原因となるアクネ菌の増殖を防いだり、肌トラブルを予防できたりします。おすすめの有効成分を下記にまとめたので、薬用化粧水を選ぶ際の参考にしてください。
<ニキビが気になる肌におすすめの有効成分>
忙しい現代のメンズや、スキンケアに時間をかけたくない方には、オールインワンがおすすめです。オールインワンは、化粧水・乳液・美容液などの機能をひとつにまとめたスキンケアアイテム。洗顔後にオールインワンを顔全体になじませるだけで、基本的なスキンケアが完了します。「化粧水や乳液をいくつも使うのは面倒」「お手入れする時間がない」と感じる方でも、スキンケアを継続しやすいのが魅力です。とくに、朝の準備時間を短縮したい方や、スキンケアを毎日の習慣にしたい初心者の方に適しています。
脂性肌に悩むメンズには、肌質に合ったスキンケアアイテム選びが欠かせません。ハピネスダイレクトでは、保湿力と使いやすさに優れた、メンズ向けの化粧水や乳液・ボディミルクなどを多数取り扱っています。スキンケア初心者の方でも使いやすいプチプラアイテムばかりなので、毎日のケアに取り入れてみましょう。
麗白のハトムギ化粧水は、水に近いテクスチャで、脂性肌に悩むメンズにぴったりです。
スキンケア初心者の最初の1本にぴったり
内容量がたっぷり1,000mlあり、毎日惜しみなく使えます。顔はもちろん全身にも使えるため、シャワー後のボディケアにもおすすめ。ヒアルロン酸やハトムギ種子エキスといった保湿成分が配合されており、肌にうるおいを与えて乾燥を防ぎます。リーズナブルな価格でコストパフォーマンスが高く、スキンケア初心者のメンズでも気軽にはじめやすい化粧水です。
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麗白のハトムギ保湿乳液は、質感が軽くベタつかないため、脂性肌のメンズでも快適に使えます。
脂性肌でも心地よいうるおい感
天然保湿成分のハトムギエキスをはじめ、セラミド・ワセリン・シアバターといった保湿成分をバランスよく配合しています。同シリーズのハトムギ化粧水とあわせて使用すれば、肌の水分・油分バランスが整い、健やかな肌へと導いてくれるでしょう。また、無香料・無着色・低刺激性・アルコールフリーで、肌がデリケートな方でも使いやすいのが魅力です。
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麗白のハトムギボディミルクは、ベタつかず全身をしっとり保湿できるのが魅力です。
ベタつかず、なめらかな肌触りへ
肌にうるおいを与えながら、みずみずしい素肌へと導きます。保湿力と肌なじみのバランスがよく、なめらかで柔らかな肌触りを実感しやすいのが魅力です。ポンプタイプで使いやすく、入浴後にサッと全身ケアできるのもポイント。大容量の400mlで、全身にたっぷり使っても長持ちするため、コストパフォーマンスを重視したい方にもぴったりです。
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アノンコーワFF乳液は、皮脂に近い組成でつくられており、肌にスッとなじんでベタつかない使用感が特徴です。
肌を整えてハリのある状態へ
保湿成分に、海藻から抽出されたアルゲコロイドを配合。肌を整えながら、しなやかさとハリのある状態へ導いてくれます。インナードライ気味で、皮膚の乾燥や肌荒れが気になるメンズにおすすめです。無香料・無着色・低刺激性のため、スキンケアアイテム選びに不安がある方でも取り入れやすいでしょう。
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アノンコーワクリームは、肌のハリや乾燥によるゴワつきが気になるメンズに試して欲しいアイテムです。
クリームなのに軽いつけ心地
化粧水で補った水分の蒸発を防ぎ、ハリのある肌を保ちます。クリームながらも使用感が軽く、のびがよいのが特徴です。ベタつかない使用感を重視してつくられているため、脂性肌でも使いやすいでしょう。乾燥しやすい季節にスキンケアの仕上げとして取り入れれば、肌のうるおいをキープできます。
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基本のスキンケアは、「洗顔」と「保湿」の2ステップです。まず、ぬるま湯を使い、泡で優しく汚れを落とします。洗顔後は、すぐに化粧水でうるおいを補いましょう。正しい方法で丁寧にケアを行えば、肌トラブルを防ぎながら健やかな肌を目指せます。
脂性肌のスキンケアで基本となるのが、正しい洗顔です。熱いお湯で顔を洗うと必要な皮脂まで奪ってしまうため、ぬるま湯を使うのがポイント。洗顔料はしっかり泡立て、皮脂の分泌が多いTゾーンから洗いましょう。手でゴシゴシこすらず、泡で汚れを浮かせるイメージで行うのがコツです。すすぎは丁寧に行い、泡が落ちるまでしっかりと洗い流します。タオルで拭く際も肌をこすらず、押さえるように水分を吸収させましょう。
肌のベタつきが気になるからといって、何度も洗顔するのは逆効果。インナードライを悪化させる原因になるため、洗顔は朝晩の2回にとどめましょう。
洗顔後の肌は、水分が失われた状態となっているため、なるべく時間を空けずに化粧水で保湿しましょう。適量を手のひらに取り、顔の中心から外側に向かって優しく広げていきます。肌をこするのではなく、軽く押さえるようにして浸透させるのがポイントです。
化粧水のあとは、乳液やクリームで仕上げを行いましょう。化粧水だけでは、時間が経つと水分が蒸発してしまうためです。
また、保湿は洗顔後だけでなく、肌のバリア機能が弱まりやすいシェービング後などにも行いましょう。乾燥を防いで肌を整えれば、健やかな肌を維持できます。
皮脂の過剰分泌を抑えるには、スキンケアだけでなく生活習慣の改善も重要です。不規則な生活や栄養バランスの偏った食事は、皮脂腺の働きを活発にし、顔のテカリを引き起こす原因になります。
糖質やたんぱく質、脂っこい料理、アルコール類の過剰摂取は、皮脂分泌を刺激するため注意が必要です。野菜や魚、発酵食品などをバランスよく取り入れ、栄養の偏りを防ぎましょう。
また、睡眠不足やストレスはホルモンバランスを乱し、皮脂分泌を増やす一因となります。十分な睡眠や軽い運動を心がけ、日々の生活を整えましょう。
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