敏感肌とは？乾燥肌や混合肌との違い

敏感肌はバリア機能が低下しているため刺激に弱く、かゆみや赤みが現れやすい状態です。一方、乾燥肌は水分と油分が不足し、カサつきや粉ふきが起こりやすく、混合肌は部分的な乾燥やテカリが出やすい肌状態になっています。
敏感肌と乾燥肌・混合肌は、まったく異なる肌質ではありません。乾燥が進むとバリア機能が低下し、「敏感肌」を引き起こす可能性があります。つまり、乾燥肌や混合肌の状態が悪化すると、敏感肌へと移行するケースがあるのです。

敏感肌向けスキンケアアイテムの選び方

肌が敏感な状態のときは、今まで問題なく使えていたスキンケア製品でも刺激を感じるときがあります。スキンケアアイテムを選ぶ際には、ポイントを押さえて慎重に選びましょう。

保湿成分が配合されているのが基本

敏感肌は、肌のバリア機能が低下し乾燥しやすい状態です。そのため、スキンケアアイテムを選ぶ際には、保湿成分が配合されているかどうかを重視しましょう。
保湿成分のなかでも、セラミド・ヒアルロン酸・コラーゲン・アミノ酸がおすすめです。もともと肌に存在する成分のため、肌なじみがよく、高い保湿効果が期待できます。

低刺激性のスキンケアアイテムか確認

敏感肌は少しの刺激に反応してしまうため、できるだけ低刺激で肌にやさしいアイテムを選びましょう。「敏感肌用」「敏感肌におすすめ」と表記されているスキンケアアイテムは、刺激となる成分が比較的カットされています。
ただし、「低刺激」と表示されていても、全ての方に合うとは限りません。初めて使用する際は、腕の内側など目立たない場所でパッチテストを行い、刺激や赤み、かゆみが出ないかを確認してから使用しましょう。

皮膚刺激性テスト済みかチェック

低刺激処方の目安になるのが、「〇〇テスト済み」の表記です。たとえば、ひりつきを感じやすい方は「スティンギングテスト済み」を、ニキビができやすい方は「ノンコメドジェニックテスト済み」の製品を選ぶとよいでしょう。

• ＜皮膚刺激性テストの例＞
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オーガニック製品は成分表示を要確認

肌にやさしいイメージのあるオーガニックですが、敏感肌に塗布する際はよく製品について調べてから使用するようにしましょう。たとえば、植物エキスを抽出する際に使用された化学物質や、植物自体が持つ微量の毒素が高濃度で配合されるために、刺激となってしまう場合があります。
また、オーガニックに関する日本の基準は海外に比べて曖昧な部分があり、製品によって品質管理基準が異なるのも注意したいところです。「オーガニックだから肌によい」と安易に考えず、成分表示をしっかり確認し、自分の肌に合うか慎重に検討してください。

ドラッグストアでも買える！敏感肌におすすめのスキンケアアイテム

敏感肌向けのスキンケアアイテムを選ぶポイントはわかったけれど、具体的にどの製品を選べばよいかわからない…。そう悩んでいる方もご安心ください！ハピネスダイレクトが、敏感肌におすすめのスキンケアアイテムを厳選しました。ドラッグストアでの購入も可能です。

アノンコーワFF乳液　120mL医薬部外品

肌が敏感になり、揺らぎを感じるあなたへ。アノンコーワFF乳液はそっと寄り添う、やさしいパートナーです。乾燥しがちな敏感肌に、まるでシルクのベールをかけるようにスーッと浸透。刺激を抑えながら、角質層まで潤いを届けます。
デリケートな肌を想い、無香料・無着色・低刺激性で余計な成分は入れない、こだわりの処方です。皮脂に近い組成だからベタつかず、まるで肌の一部になった感覚で、心地よい使用感を味わえるでしょう。

アノンコーワクリーム医薬部外品

秘密は、海藻由来保湿成分「アルゲコロイド」。角質層のすみずみまで潤いを届け、肌本来のバリア機能をサポートします。乾燥による肌荒れを防ぎ、しっとりなめらかな肌へと導きます。
なめらかなテクスチャーで、肌にすっとなじんでベタつかないのも魅力。肌表面に潤いベールを作り、空気の乾燥や外的刺激から肌を守ります。
“やさしい使い心地”を、ぜひ堪能してみてください。

【ステップ別】敏感肌のスキンケア方法

【洗う】徹底的に“摩擦”を避けるのが基本

洗顔を怠ると、皮脂や汚れが肌に蓄積し、肌荒れやニキビといったトラブルの原因となります。敏感肌は、丁寧に洗顔・クレンジングをして肌を清潔に保ちましょう。
お湯が熱すぎたりゴシゴシ洗ってしまったりすると、肌に必要な潤いまで奪って乾燥を悪化させてしまいます。ぬるいと感じるお湯で顔全体を濡らしたら、洗顔料をしっかりと泡立て、泡で顔を包み込むようにやさしく洗うのがポイントです。洗顔後は、すすぎ残しがないよう、十分に洗い流しましょう。シャワーの水圧は刺激になりやすいため、手ですくって洗い流してください。
洗顔後は清潔なタオルでこすらずにやさしく水分を拭き取り、すぐに保湿ケアを行いましょう。

【整える】水分と油分をギュッと肌に閉じ込める

洗顔後のお肌は、もっとも無防備な状態です。洗顔後はできるだけ早く、化粧水や乳液などで肌を整え、水分と油分を補給しましょう。
化粧水は、肌にやさしいアイテムを選び、手のひらでやさしくなじませるようにします。敏感肌にとってコットンは刺激となる場合があるため、利用する際は綿100％でやわらかなコットンを使用するようにしてください。
乳液やクリームは、化粧水で補給した水分を閉じ込める役割があります。油分が不足しがちな敏感肌には、保湿力に優れたアイテムを選びましょう。乾燥が気になる部分には、重ね付けをするとより効果的です。肌状態に合わせて、美容液やオイルなどをプラスするのもよいでしょう。

【守る】日焼け止めは利用シーンに応じて使い分けを

バリア機能が低下している敏感肌は、紫外線や乾燥といった外部刺激を受けやすい状態です。日焼け止めを十分に塗り、肌を守りましょう。
SPFやPAは高ければよいわけではなく、利用シーンに応じて適切な数値の日焼け止めを選ぶのが重要。屋外で活動する予定がないときは、数値が低いタイプでも十分です。
紫外線は、曇りの日でも冬でも、年中降り注いでいます。年間を通して日焼け止めを使用し、常に「肌を守る意識」を忘れないようにしましょう。

スキンケアが肌に合わないサインとは

スキンケア製品を使用していて「いつもと違う」と感じたら、肌からのSOSかもしれません。たとえば、塗った直後にヒリヒリとした刺激やほてりを感じる、赤みやかゆみが出てくる、または湿疹ができるといった症状は、肌に合わないサインです。症状が現れた際はすぐに使用を中止し、状態を観察しましょう。数日後にニキビや吹き出物ができる場合は、保湿が足りていないか、化粧品の油分が多すぎる可能性があります。
一方、1週間以上経ってから肌トラブルが起こるときは、化粧品以外の原因も考えられます。ストレスや生活習慣の変化、食生活などが影響しているかもしれません。