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【医師監修】デリケートゾーンのケアはすぐ始めたい!ゆらぐ世代の女性ホルモンと体の変化にあわせたセルフケア

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2023/12/08

年齢を重ねると増えてくるデリケートゾーンのトラブル。デリケートゾーンは顔や髪と同じように、年齢にあわせたケアが大切です。とくに40代以降の女性はホルモンバランスが変化してデリケートゾーンのトラブルが起こりやすくなるため、いままで以上に心がけていきたいものです。
しかし、人には相談しにくい話題であり、ケア方法に悩む方も多いのでは?年齢を重ねて起きる女性ホルモンとカラダの変化、デリケートゾーンのセルフケアや合わせて行いたい対策について、詳しく解説します。

 

40代から60代の女性で起きるホルモンバランスとカラダの変化とは

女性ホルモンは、私たちを長い期間支える大切な役割があり、ライフステージによりバランスが変化します。閉経前後の5年間は「更年期」と言われ、ホルモンバランスが急激に変化し、今までとは違うカラダの変化を感じる時期です。女性ホルモンとはどのような働きをするのでしょうか。

女性ホルモンとは

女性特有のホルモンは、卵巣から分泌されるエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)があります。排卵や月経、妊娠や出産、女性の健康や美しさをサポートしてくれる重要なホルモンです。女性ホルモンはライフステージで分泌量を調整しながら、女性のカラダの健康や美しさを保ってくれるのです。

エストロゲンの役割

年齢により女性のカラダに変化をもたらすのは、エストロゲンの作用です。40歳を過ぎるとエストロゲンは急激に減少します。エストロゲンはおもに次の働きがあります。

  • ・妊娠の準備をする
  • ・女性らしいカラダをつくる
  • ・自律神経を安定させる
  • ・肌の健康を維持する

私たちを守ってくれていたホルモンの減少により、40代以降の女性には、個人差はあるものの、心身にさまざまなトラブルが現れるケースが増えていきます。

エストロゲンの減少によるカラダの変化

エストロゲンが減少すると、ほてりや冷え・疲れやすさ・気分の落ち込みなどが現れやすくなります。生活に支障をきたす程度の人から、今までと変わりなく過ごせる程度の人までさまざまです。エストロゲンの減少によるこれらの症状は性格や体質といった環境要因も関係していると言われ、現れ方には個人差があります。

 

40代から50代で急増するデリケートゾーンの悩み

エストロゲンの減少はデリケートゾーンにも影響をおよぼし、トラブルの発生原因となります。「かゆみ」「におい」「痛み」はよくあるトラブルです。
とくに、閉経後はトラブルを実感しやすくなります。デリケートゾーンの粘膜や皮膚はコラーゲンやエラスチンが減少し、乾燥しやすい状態になります。膣の健康を保っていた常在菌(デーデルライン桿菌)は減少し、膣内のpH(※)がアルカリ性に傾きます。そのため自浄作用が弱まり、かゆみやにおい、炎症を起こしやすくなるのです。

※pH(ペーハー)とは

pHは酸性レベルを指します。膣には“乳酸菌”や“コリネバクテリウム属”といった良性の細菌が一定量存在しており、良性の細菌が膣内での雑菌の繁殖を防ぐバリアとして機能しています。 膣内pH値のバランスが崩れると、バリア機能が弱くなり様々な感染症を引き起こしやすくなるのです。

 

デリケートゾーンを正しくケアしましょう

年齢を重ねるとトラブルの起こりやすいデリケートゾーン。トラブルを予防し、前向きに毎日を過ごすために、日頃からのセルフケアがおすすめです。具体的なケアについて解説します。

洗浄する

私たちの肌はpH4.5~6.0の弱酸性で、膣内はpH3.8~4.5の酸性です。洗浄する際にpHを保てるよう配慮すれば、トラブル予防が期待できます。そこで、デリケートゾーン専用のソープは刺激をおさえて作られているのです。
刺激だけでなく、成分にこだわったソープがありますので、自分にあったものを選びましょう。また、最初から泡で出るタイプは、泡立てる手間がなくやさしく洗浄できるため、肌への負担を抑えられます。

デリケートゾーンに配慮した洗い方

洗う時はしゃがんだ体勢になり、洗いたい部分をぬるま湯でぬらしておきます。指定量を手に取り(泡立てが必要なソープは十分泡立てておく)、前から後ろに向かってやさしく洗いましょう。
汚れの溜まりやすいヒダの部分はていねいに洗います。ゴシゴシこすると刺激になりトラブルの原因となるので、やさしさを意識して。洗い流す時は泡が残らないよう十分流しましょう。

保湿する

デリケートゾーンは、女性ホルモンの減少でコラーゲンやヒアルロン酸も減少し、乾燥しやすくなります。トラブルを予防するためには保湿が重要です。
入浴やシャワー後は、タオルを押さえるようにして水分を拭き取ります。その後専用のクリームやオイルなどを塗布します。さらにふっくらしたうるおいあるデリケートゾーンを保ちたい方には、専用美容液なども販売されているので検討を。自分の大切な部分のていねいなケアは、自分を癒すことにもつながります。

 

デリケートゾーンのケアと合わせて行いたい対策

デリケートゾーンのセルフケアは直接的なケアのみでなく、運動や食事管理も合わせて行いましょう。

骨盤底筋運動を行う

年齢を重ねるとデリケートゾーンのトラブルに、尿のトラブルが加わる人もいます。自分の意思とは関係なく、くしゃみやお腹に力が入りモレる場合も。そこでおすすめなのが骨盤底筋運動です。尿のトラブルは、加齢により骨盤底筋(膀胱や尿道、子宮などを骨盤内で支える筋肉)の力が弱まるため起こります。骨盤底筋の力をつけ、尿道をしっかり締めることができれば、モレ予防の効果が期待できるでしょう。

基本の骨盤底筋運動

基本の骨盤底筋運動をご紹介します。トレーニングは1日数回に分け、5セット以上行います。2~3ヶ月継続すると効果が感じられてくるので、根気よく行いましょう。

  • (1)仰向けに寝て足を少し開きます。膝の間はこぶしをひとつ分あけます。
  • (2)肛門を閉めながら膣と尿道を10秒くらいギュッとしめ、その後は30秒リラックス。これを10回繰り返します。息を吐きながら膣をお腹の方に引き込むイメージで。
  • (3)上記の動作をさらに速いテンポで行います。締める・ゆるめるを1セットとして10回繰り返します。

不足しがちな栄養を補う

バランスの良い食事は健康や美容の基本となるため、大切にしたいポイントです。簡単にできる工夫を紹介します。

大豆食品を積極的にとる

大豆食品は女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンと呼ばれる栄養素を含んでいます。また、大豆製品には食物繊維やオリゴ糖が含まれており、不足しがちな栄養を補ってくれます。豆腐や納豆、おからなどは積極的に摂るよう配慮しましょう。

サプリメントを利用する

バランスの良い食事は、カラダがゆらぐ世代には大切です。しかし、予定が重なったり、突発的な出来事が発生したりすると難しい場合があるかもしれません。栄養が不足していると感じる時は、サプリメントの力をかりてみましょう。必要な栄養を補い、美容と健康をサポートしてくれます。
冷えやむくみ、疲労感をサポートしてくれるサプリメントを選ぶと、前向きな毎日に導いてくれるでしょう。イソフラボンが含まれるサプリメントもありますので、合わせて利用するとなおよいですね。

 

セルフケアで改善しない時は受診しましょう

デリケートゾーンのセルフケアをおこなっても悩みが改善しないときや、症状が強いときは、早めの婦人科受診をおすすめします。とくにかゆみや痛みが強い場合は、治療が必要な場合もあるため、まよわず受診してください。
厚生労働省の調査によると、更年期の悩みでは受診しない人が多いと分かっています。「受診するほどではないと思う」「我慢できるから」と考える人が多いようです。
デリケートゾーンのトラブルは人には相談しにくいもの。トラブルが起こった時にためらいなく受診できるよう、かかりつけの婦人科を持っておくのもよいでしょう。

参照:「更年期症状・障害に関する意識調査」2022年/厚生労働省
 
デリケートゾーンのセルフケアでゆらぐ時期も軽やかに過ごしましょう

40代以降の女性ホルモンが減少していく時期は、デリケートゾーンのトラブルが発生しやすくなります。トラブルを予防するために、積極的にデリケートゾーンケアへの知識を深めましょう。
デリケートゾーンのセルフケアの情報は、近年ようやく広まりつつありますが、まだ「正しいケアが習慣化している」方は少ないようです。大切な部分のセルフケアは「自分自身」のケアでもあり、癒やしにもなります。気になっている人も、初めて知った人も、ひとつずつできることから始めていきましょう。

監修医師からのアドバイス

40代以降は女性ホルモンの減少によりデリケートゾーンのトラブルが増えていきます。これは、女性であれば誰もが避けられないカラダの変化なので上手く付き合っていかなければなりません。
デリケートゾーンの乾燥はニオイや炎症の原因になります。乾燥が気になるときは、今回ご紹介した対策法を試してみて下さい。その他に、デリケートゾーンの乾燥には「膣マッサージ」もおすすめです。
膣マッサージは入浴後などにオイルをデリケートゾーンにたっぷりに塗って膣内に指を挿入し、膣の壁をもみほぐして刺激するように行います。抵抗がある方が多いかもしれませんが、膣の壁を刺激することで血行が良くなると潤いがもたらされるようになります。
デリケートゾーンのトラブルに悩まされている方はぜひ挑戦してみましょう。オイルは保湿効果があるものを使用すとなおよいですね。
もちろん、これらの対策を行ってもデリケートゾーンのトラブルが改善しない場合は婦人科を受診しましょう。閉経後は膣が乾燥することによって引き起こされる萎縮性膣炎になる方が増えます。症状が悪化するとセルフケアだけでは対処できません。ホルモン剤などを使用した治療が必要となりますので、早めに医師に相談して下さい。

  • 成田

    監修医師成田 亜希子

    2011年医師免許取得。総合診療医。
    行政機関で医療行政に携わっていた経験もあり。地域住民の女性健康相談のリーダーとして思春期から妊娠出産、更年期障害など女性のライフステージごとのお悩みに寄り添ってきた。 現在、医療法人ウェルパートナー主任医師。女性の美容に関するお悩みにも医学的にアプローチしている。