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バスソルトの正しい使い方は?使用上の注意点から効果的な入浴方法、お風呂以外の楽しみ方まで詳しく解説

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2023/07/07

いつものバスタイムを贅沢な時間に変えてくれるバスソルト。名前の通りバスソルトには塩分(ソルト)が含まれているため、使用する際には浴槽や肌を傷めないようにいくつか注意点があります。
バスソルトでゆったりとしたバスタイムを過ごすために、正しい使い方や効果的な入浴方法をご紹介します。あわせてバスソルトのお風呂以外での楽しみ方もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

 

バスソルト使用の際の注意点

バスソルトを入れたお湯には塩分が含まれるため、浴槽に入れる前に使用する際の注意点を確認しておきましょう。おもな注意点を4つお伝えします。

浴槽の素材を確認する

バスソルトを使用する際は、まず自宅の浴槽の種類を確認しましょう。一般的な住宅で使われているFRP(繊維強化プラスチック)やステンレス素材の浴槽であれば、ほとんどの場合使用できます。ただし、木製やホーロー、大理石の場合には使用を控えましょう。バルソルトに含まれている塩分や硫黄によって浴槽が変色してシミになったり、香料が染み込んだり、金属部分が錆びたりと、素材を傷めてしまう恐れがあります。

追い焚き機能をオフにする

天然塩のバスソルトを使用する際は、お湯が循環しないように追い焚き機能を切って入浴することをおすすめします。風呂釜内の金属に塩分を含んだお湯が入ると錆びてしまう可能性があるからです。
万が一追い焚きをしてしまったら、すぐにお湯を抜いて浴槽をシャワーで洗い流しましょう。その後、新しくお湯を入れ直してから追い焚きをすると、バスソルトの成分が風呂釜内に残りづらくなります。市販の配管洗浄剤や、給湯器に配管クリーン機能が付いている場合には活用して、浴槽を定期的にメンテナンスするように心がけましょう。

バスソルトをガーゼやネットに入れる

天然塩のバスソルトには、ごく稀に小さな石や砂が混在している場合があります。そのまま浴槽に入れると床を傷つける可能性があり、ザラザラとした感触も残ってしまいます。ガーゼやネットに包んで使えば異物が浴槽に散らばらないので、快適に入浴できるでしょう。

洗髪や洗濯に使用しない

天然塩のバスソルトを入れたお湯は、残念ながら洗髪や洗濯に使用するのは避けましょう。髪や衣類を傷める可能性があるからです。硫酸マグネシウムで作られているエプソムソルトであれば、追い焚きをしても浴槽を傷める心配がなく、残り湯は洗濯に使えます。

 

バスソルトの使用量

バスソルトの使用量は商品によって違いはありますが、一般的なサイズの浴槽200L~300L に適した量は約40~50gです。規定量よりも多く入れるとお湯にうまく溶けなかったり、浴槽を傷めてしまったりとトラブルを生じやすくなります。肌がピリピリする場合もあるため、肌の弱い人は使用量に注意してください。
逆に量が少な過ぎると本来の効果を得られなくなってしまう可能性もあります。最初は少なめに使用して、香りの強さや肌感覚の様子を見ながら量を調整していくとよいでしょう。商品のほとんどが、容器の蓋や付属のスプーンを使って計量できるようになっているため、基本的には決められた使用量を守りましょう。

 

バスソルトを使用した入浴時間、温度

バスソルトの効果を高めるために、入浴時間や温度を確認しておきましょう。

入浴時間

バスソルトを使う場合、入浴時間は10~20分を目安にすると身体がポカポカと心地よく温まり、温浴効果が高まります。半身浴をする際は、少し長めの30~40分を目安にしましょう。水分補給をしながらゆっくり浸かるのがおすすめです。ただし、無理して長く入るとのぼせの原因になるため、身体に負担がかからない範囲で時間を調整しましょう。

温度

お湯の温度は少しぬるめの37~39℃に設定して、ゆっくり浸かりましょう。汗をかきたいときには熱いお風呂に入りがちですが、体温が上がり過ぎて脱水症状を引き起こす可能性があります。また、高温のお湯はバスソルトに含まれる成分を壊してしまう恐れがあるため、温度に注意してバスソルトを楽しみましょう。

 

入浴後の注意点

バスソルトを使って入浴した後は、浴槽が傷まないように掃除やメンテナンスをしましょう。バスソルトを使用し、入浴した後のお風呂のケアについて紹介します。

お湯をすぐに洗い流す

バスソルトを使った後は、すぐに排水しましょう。お湯を溜めたままにすると色移りする場合があります。壁や床といった浴槽の周囲も、バスソルトを含んだお湯がかかっている可能性があるため、一緒に洗い流しておくと安心です。

定期的に風呂釜の掃除をする

風呂釜は汚れが溜まりやすく雑菌も繁殖しやすいため、月に1回ペースでの掃除がおすすめです。定期的なメンテナンスで清潔な状態を保つように心がけましょう。

 

バスソルトの風呂以外での使い方

バスソルトは、浴槽に入れて使う以外にも楽しみ方があります。
手軽にできる方法を3つご紹介しますので、ぜひお試しください。

足湯で身体を温める

洗面器やバケツに足首が浸かる程度のお湯を入れて、小さじ1杯ほどのバスソルトを入れましょう。お湯の温度は少し熱めの43℃位が目安です。15~20分ほど足湯をすると足元からポカポカと温まってくるでしょう。お気に入りの香りのバスソルトを入れれば、より心地よい時間を楽しめます。

マッサージオイルとして使う

バスソルトにホホバオイルや好みのキャリアオイルを加えると、手軽にマッサージソルトを作れます。粒子の細かいバスソルトを選ぶと、肌あたりが滑らかになります。
手先や足先から心臓へ向かって優しくほぐすようにしながら、全身をマッサージしていきましょう。ただし、バスソルトを使ったマッサージは、頻繁に行ったり力の入れ具合が強かったりすると肌を傷める恐れがあります。1週間に2回程度を目安にマッサージしましょう。

ルームフレグランスとして香りを楽しむ

エッセンシャルオイルが配合されているバスソルトは、器や布袋に入れてお部屋に置くだけでルームフレグランスとして活用できます。ほのかな香りがお部屋に広がってリフレッシュできるでしょう。好きな香りのバスソルトを数種類そろえて、その日の気分に合わせて香りを選ぶと、バスソルトの楽しみ方がより広がります。ルームフレグランスとして使った後は、浴槽に入れてもう一度リラックスしたひと時を楽しみましょう。

 
バスソルトの使い方を覚えて極上のバスタイムを

バスソルトには塩分が含まれているため、商品ごとに決められた量や入浴時間、温度を守って使用することが大切です。バスソルトの中には追い焚きや残り湯を洗濯に利用できる場合もありますが、入浴後はしっかりお湯を洗い流して浴槽を傷めないようにしましょう。バスソルトの使い方に不明点がある場合には、商品のホームページや説明書を確認してください。バスソルトを効果的に使って、好きな香りに包まれながら極上のバスタイムを過ごしましょう。

  • 神谷三理砂

    一級建築士・ライフスタイルライター神谷三理砂

    住宅やインテリアの意匠設計に従事した経験を活かし、家の間取りやデザイン、インテリアなど住まいに関するコラムを多数手掛ける。ジュエリーデザイナーとしての経歴も長く、ファッション系コラムも執筆。最近は、より生活に役立つ記事を書きたいという思いから健康コラムに力を注ぐ日々。
    刺繍や洋裁、家庭菜園といった手仕事を楽しむ暮らしを大切にしている。

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