新生児用サイズのおむつはいつまで使える?
生まれた日を0日として28日未満までの赤ちゃんを「新生児」といいます。生後0~3カ月までの赤ちゃんの体重増加は一日に約25g~30gほどです。1カ月間で約750g~900gも増加します。
一般的な新生児用の紙おむつは「体重5kg頃までが使用目安」で、多くのママが生後1~2カ月頃まで使用しているようです。
ただし、赤ちゃんの成長スピードは個人差が大きいため、定期的に体重を測ってサイズの確認をしましょう。
体重3kg未満の赤ちゃんは「新生児小さめサイズ」を
体重が3kg未満の赤ちゃんは、「新生児小さめサイズ」を使いましょう。ただし、赤ちゃんの大きさは生まれてみないとわかりません。医療機関で出産する場合は、産後の入院期間中に紙おむつが支給されるケースもあるでしょう。
入院期間中に家族が「新生児小さめサイズ」を準備できる場合は、産前に準備しなくてもよいでしょう。メーカーによって1パックの枚数はまちまちですが、だいたい1パック24~40枚入りで販売されています。新生児期は1日10~13枚ほどおむつを使うので、2~3日分です。お子さんの成長に合わせて、買い足すとよいでしょう。
念のために、産前に用意しておく親御さんもいるかと思います。万が一、使わなかった場合も無駄にはならないので安心してください。紙おむつには、おむつの用途以外に便利な活用方法がたくさんあるのです。
新生児用おむつが余った場合の便利な活用法
新生児期は、あっという間に大きくなってしまうので、新生児用のおむつを余らせてしまいがちです。おむつが余っているからといって、無理に使い続ける必要はありません。便利な活用法をマスターして、無駄なく使い切りましょう。
知り合いにあげる
必要な知り合いに譲るパターンです。数種類の紙おむつを試したいママは多いので、お試し用としても喜ばれるでしょう。
フリマアプリで売る
未開封であれば、フリーマーケットアプリに出品できます。お小遣い稼ぎにもなるので、一石二鳥です。
掃除に使う
紙おむつの優れた吸水性は、掃除にも重宝します。窓の結露を拭き取ったり、おもらしの処理・飲み物をこぼしたときにも大活躍です。
油の処理に便利
紙おむつは、使用済み油の凝固剤の代わりとしても便利です。袋や牛乳パックに紙おむつを広げましょう。おむつの内側に油を流せば、しっかりと吸収してそのまま廃棄できます。やけどをしないように、油は冷ましてから処理しましょう。
非常時の簡易トイレに
トイレトレーニングがはじまったら、おまるの下に敷いておくと後片づけがラクになります。災害時に、トイレが使えない場合も重宝するでしょう。
嘔吐の処理に車に常備
車酔いしやすいお子さんには、紙おむつを広げて入れたビニール袋を車に常備しておくと便利です。吸水性のよい紙おむつが嘔吐物をしっかりキャッチしてくれます。
傘立ての受け皿に敷く
傘立ての受け皿に敷いておけば、水滴を吸って掃除がラクになります。
保冷剤・保冷剤カバーにする
紙おむつの内側に水を吸わせて冷凍すると、保冷剤代わりになります。また、保冷剤が冷凍庫を占領していて、いったんどかしたいときには、凍った保冷剤をそのまま紙おむつのなかに入れてしまいましょう。室温で結露が発生したときに、紙おむつが吸収してくれます。
Sサイズに変更するタイミングとは?
下記の項目に当てはまる場合は、新生児用おむつからSサイズへ変更するタイミングかもしれません。チェックしてみましょう。
- ● おなかや足まわりが赤くなったり、おむつの跡がつくようになった
- ● おしっこやうんちの漏れる回数が多くなった
- ● おなかのテープをとめる位置が、いちばん外側になった
- ● おなか周りの隙間に指1~2本を入れるのがキツくなった
- ● おむつの上のラインがおへそよりも下になり、股上が短くなった
- ● 赤ちゃんが窮屈そうだ
- ● 新生児用おむつの適正体重(一般的な目安は5kg)を超えた
標準体重の目安は、つぎのとおりです。
参照:「乳幼児身体発育調査(平成22年)」/厚生労働省
上記の標準体重を参考にすると、生後2カ月頃から体重5kgを超えるようです。Sサイズへの切り替えは2カ月頃を目安にするとよいでしょう。
しかし、赤ちゃんの大きさは個人差があります。定期的に赤ちゃんの体重を測ってサイズ確認をしましょう。
合わないサイズを使い続けると!?
新生児用おむつが余っているからといって無理に使い続けると、赤ちゃんとママにとって一つもメリットはありません。
- ● 漏れの原因になる
- ● 足まわりが窮屈で、赤ちゃんの動きを妨げる
- ● 足まわりやおなか周りが締め付けられて、肌に傷がつく
- ● 履き心地が悪くて、赤ちゃんがぐずる
サイズが合わないおむつを使い続けると、赤ちゃんの発達を妨げたり、育児の手間が増えてしまいます。サイズ選びは重要なので、お子さんの成長に合わせてサイズアップしましょう。
テープからパンツタイプへの切り替えタイミングとは
つぎのサインが現れたら、パンツタイプへ切り替えるタイミングです。
- ● 足をバタバタさせるのが上手になった
- ● 寝返りをするようになった
- ● ハイハイをするようになった
- ● 以前に比べて、おむつ替えが大変になった
- ● テープタイプのおむつでは、赤ちゃんが窮屈そうだ
- ● テープがずれ、頻回にとめ直す機会が多くなった
パンツタイプは、おなか周りが伸縮性のあるつくりになっています。ウエストのサイズ調整をする必要がありません。そのため、足をバタバタさせても履かせやすく、立ったままのおむつ交換も可能です。また、おむつのサイドを破って取り外せるので、うんちが足につくのを防げます。
ピッタリのおむつで母子ともに笑顔な毎日へ
新生児期の赤ちゃんはぐんぐん成長するため、「新生児用おむつが使いきれなかったら、もったいない」と考えるパパやママは多いでしょう。新生児用おむつの使用目安は、5kg頃までが一般的です。月齢の目安は、生後2カ月頃までとなります。しかし、赤ちゃんの体の大きさは個人差があるため、定期的に体重測定をしてサイズ確認をしましょう。
おむつが余っているからといって、無理に使い続けると赤ちゃんの発達を妨げたり、ママの手間を増やしたりする原因になります。紙おむつはおむつの用途以外にも便利な活用方法がたくさんあるので、無駄にはなりません。ぜひ、赤ちゃんにピッタリな紙おむつを選んであげてください。きっと、赤ちゃんとママの笑顔が増えるはずです。
各ブランドの商品一覧をご確認いただけます。