なぜ日焼けが起きるの?肌が黒くなるメカニズムとは
日焼け後は、いかに早くケアできるかが美肌を維持するカギです。軽度のやけど状態にある肌を放置すると、肌トラブルに繋がりかねません。
「赤くなる日焼け」と「黒くなる日焼け」がある
日焼けしたときに肌が赤くなったり黒くなったりするのは、日焼けの種類が違うため。赤くなる日焼けを「サンバーン」、黒くなる日焼けを「サンタン」といいます。
一般的に、白人はサンバーン、黒人はサンタンを引き起こしやすいといわれています。では、日本人はどうでしょう。日本人は、サンバーンの後にサンタンを引き起こすとされています。
出典:環境省|紫外線 環境保健マニュアル 2020
シミの元であるメラニンは、すぐに生成されるわけではありません。紫外線を浴びた数日後にあらわれます。タイムリミットとされているのは、72時間以内。日焼けを防ぐには、時間内にいかに紫外線ダメージをケアできるかにかかっているのです。
紫外線をたっぷり浴びた肌は軽度のやけど状態
日焼け後、肌に火照りやヒリヒリとした痛みを感じる場合があります。紫外線をたっぷり浴びてサンバーンを引き起こし、「軽度のやけど状態」になっているためです。
やけどをしたときにそのまま放置すると、炎症がひどくなったり、水ぶくれができたりして徐々に症状が進行します。日焼けも同様で、放置すると細胞にダメージが加わり、少しずつ肌の老化が進んでしまうのです。
日焼けを放置すると肌トラブルの原因に
日焼けを放置すると、シミ・シワ・たるみといった老化現象を起こすリスクが高まります。日焼け後の肌は水分が不足しているため、バリア機能が十分に機能せず、外的刺激の影響を受けやすい状態にあるからです。
紫外線によって起こる老化現象を「慢性障害」または「光老化」と呼びます。老化現象のうち、年齢による老化は2割、残り8割は紫外線による老化とまでいわれるほど、紫外線の影響は大きいのです。
また、日焼けしないようにするのはもちろん大切ですが、弱った肌を保護するアフターケアも同じくらいに重要だと覚えておきましょう。
日焼けをしたら、すぐにおこないたいアフターケア
肌が赤みを帯びてきたり、火照りを感じたりしたら黄色信号。日焼けのダメージを最小限に抑えるために、すぐにアフターケアを始めましょう。
日焼けで火照った肌を冷やす
やけどをしたらすぐに患部を冷やすのと同様に、日焼け後も冷却するのが先決です。濡れタオルを巻いたり、水で流したりして日焼けした部位を冷やしましょう。
冷やす際は、肌に刺激を与えないようにするのがポイントです。なるべく肌触りのよいタオルを使用し、流水の勢いに注意しましょう。保冷剤はタオルにくるんで使用してください。
患部を清潔にして保湿をおこなう
患部の火照りがとれてきたら、保湿をします。日焼け後の肌は水分が不足しており、刺激を受けやすい状態です。肌に負担が少ない低刺激タイプの保湿剤を使用して、やさしく塗り広げましょう。
もし日焼け止めを塗っていたり、汗をかいていたりして肌が汚れている場合は、汚れを落としてから保湿してください。シャワーを浴びるときは、なるべく水温は低く、水圧は弱めに設定しましょう。
水分補給&ビタミン補給も忘れずに
日焼け後の体は、外側だけでなく内側も乾いた状態です。積極的に水分補給をおこない、内側からうるおいを届けましょう。糖分の多いジュースや、カフェインの入ったコーヒー・緑茶は避け、麦茶や水を意識して飲んでみてください。
また、新陳代謝を活発にする「ビタミンA」「ビタミンC」「ビタミンE」も意識して摂取できると、なおよしです。忙しいときは、サプリメントをうまく活用してみてはいかがでしょうか。
【部位別】日焼け後すぐにおこないたいケア
部位別のアフターケアを覚えておくと、日焼けダメージの回復を効率よくおこなえます。ポイントは、とにかく「丁寧」に。具体的にどのような点に注意したらよいのか、細かく見ていきましょう。
頭部はヘアケアをいつもより丁寧に
紫外線が頭部に与えるダメージは、想像以上に深刻です。頭や頭皮の水分が不足しているため、アフターケアをせずにそのまま放置すると、髪がパサついたり抜け毛や薄毛を助長したりする可能性があります。
また、ガシガシと頭を強めに洗ったり、ドライヤーの熱を当てすぎたりすると、さらにダメージを与えかねません。ヘアケアはいつもより丁寧におこないましょう。保湿成分配合のトリートメントの使用や、頭皮用ローションを塗って保湿をするのも有効です。
顔は低刺激タイプのケアアイテムで保湿
顔のアフターケアで最も大切なのは、「刺激を与えない」「しっかり保湿する」の2点です。顔を洗うときは、たっぷりの泡で包み込みましょう。保湿をするときは、両手で顔を覆うようにやさしく押し込みます。パッティングは刺激になるため、避けましょう。
クレンジング・洗顔料・保湿アイテムは、低刺激タイプがベストです。日焼け後の肌は敏感なので、なるべく香料や着色料・防腐剤などの添加物が少ないものを選んでみてください。
腕・脚は冷たいシャワーで一気に冷却
腕・脚・背中など、広範囲にわたって日焼けしたときは、冷たいシャワーを浴びると効率よく冷却できます。シャワーの水圧は、強くしすぎないように注意してください。
水分を拭き取るときは、ゴシゴシと拭かずにタオルを押し当てるようにしましょう。なるべく毛足のやわらかい素材を使うのがおすすめです。
水分を拭き取ったら、ボディーローションで保湿をします。手が届きにくい背中は、スプレータイプの化粧水が便利です。
日焼け後は避けたい行為
日焼け肌を何とかしようと一生懸命おこなっているケアが、実は間違っているかもしれません。せっかくのケアが逆効果にならないように、以下の行動をチェックしておきましょう。
マッサージやピーリング・シートマスク
リフトアップや血行促進を目的に、マッサージを日課にしている方もいるでしょう。しかし、マッサージの摩擦や刺激は、日焼け後の肌にダメージを与えてしまいます。また、ピーリングやシートマスクも刺激となる場合があるので注意が必要です。
いつもと同じケアでも、肌の状態によっては十分刺激になります。肌がいつもの状態に戻るまでは、シンプルな「保湿」ケアに徹しましょう。
熱い湯ぶねにつかる
日焼け後に熱い湯船につかるのは避けましょう。肌の乾燥が進んだり、かゆみやヒリヒリ感がぶり返す可能性があるためです。湯ぶねにつかりたいときは、できるだけぬるま湯にして、長時間入らないように注意しましょう。肌の火照りが治まるまでは、なるべく冷たいシャワーで済ませるのが無難です
美白化粧品の使用
美白化粧品は、炎症が起きている肌には刺激が強い場合があります。火照りや赤みが落ち着くまでは、低刺激タイプのスキンケアに統一するのが望ましいでしょう。肌の調子が戻ってきたら、元のアイテムを使ってみてください。
日焼けは予防が一番肝心。紫外線対策を念入りにおこなおう
もし日焼けをしても、適切なアフターケアをおこなえば、肌への負担を軽減できます。しかし、何より大切なのは紫外線対策です。紫外線対策がきちんとできていれば、肌への負担を最小限に抑えられます。
「日焼けは健康的」「雨が降っている日は日焼けしない」「冬の紫外線は危険はない」といった情報は、すべて誤りです。夏でも冬でも、晴れでも雨でも、紫外線は絶えず降り注いでいます。
日焼け止めの使用を習慣にして、健やかな肌を守りましょう。
各ブランドの商品一覧をご確認いただけます。