看護師ライター北村由美
看護師として総合病院、地域病院、訪問看護ステーション等で約30年勤務。超低出生体重児から103歳の高齢者まで看護を経験。
自らが家族の介護を行う中「自分の知識、経験が困っている人の役に立てるのではないか」と考えるようになり、ライターを開始。「読者が共感できる記事」をモットーに医療・健康分野の記事、看護師向け記事を執筆している。
日々のさまざまなストレスは血圧に影響を与えます。たとえば、家では正常なのに「健康診断や病院で測ると血圧が高くなる」といったケースでは、心理的な要因が関係しています。他にも、環境や体調、社会的な要因もストレスとなるため、血圧を穏やかにするセルフケアを習慣づけるのが大切です。深呼吸やストレッチでリラックスしたり、食べ物や飲み物で内側から健康をサポートしたりしながら、規則正しい生活を心がけましょう。
結論から言うと、ストレスで血圧が上がる可能性はあります。体が危険や緊張から身を守るために起こる一時的な反応です。人間はストレスを感じると、自律神経のうち「交感神経」が優位になり、体が「闘争・逃走モード」に切り替わります。心拍数が増えて血管が収縮し、血圧が変動するときも。ただし、慢性的に続くと体に負担がかかる場合もあるため注意が必要です。「ストレスと血圧は連動する」と理解しておきましょう。
ストレスと一言で言っても、原因はさまざまです。ストレスは、主に「環境的ストレス」「身体的ストレス」「心理的ストレス」「社会的ストレス」の4つに分類されます。それぞれ見ていきましょう。
天気や気圧、騒音、急激な気温の変化によるストレスです。オフィス内の騒音や明るすぎる照明、夏の暑さや冬の寒さも、知らず知らずのうちに体の負担に。その結果、交感神経が優位となり、血圧の変動を引き起こす場合があります。
人間はある程度、外部のストレスに耐えられるようにできています。しかし、生活リズムが乱れていたり、常に快適な環境で過ごしていたりすると、自律神経が整いにくくなるため注意が必要です。
過度な運動や睡眠不足、不規則な食事は体への直接的な負担となり、血圧を上げる要因となります。たとえば、睡眠不足のときは、本来夜間に優位になるはずの副交感神経が十分に働かず、緊張した状態が続く可能性があります。また、慢性的な疲労も血圧に影響を及ぼす要因の一つです。
心理的ストレスとは、不安や悩み、怒り、悲しみなど感情や思考から生じるストレスです。過度な緊張や怒りといった心理的ストレスは、交感神経を刺激し、血圧の変動を引き起こすときも。「ネガティブな感情が浮かんだ直後に、血圧が7.4mmHg上昇した」との研究報告もあります。感情のコントロールは、血圧を管理するうえで大切なポイントです。
参照:Naoko Tomitani, Hiroshi Kanegae & Kazuomi Kario.Hypertension Research volume 46, pages916-921 (2023).”The effect of psychological stress and physical activity on ambulatory blood pressure variability detected by a multisensor ambulatory blood pressure monitoring device”/nature職場での人間関係や仕事の責任、家庭内のトラブルなどは、社会的ストレスにあたります。とくに職場でのストレスは、自律神経のバランスに影響を与え、血圧を上げる要因に。ストレスが蓄積すると自律神経が緊張状態になりやすく、血圧が安定しにくくなるため、注意が必要です。
誰もがストレスによって血圧の変動を招く可能性がありますが、とくに注意が必要な方もいます。以下の特徴に当てはまる方は、日頃から意識してストレスケアを行うのが重要です。
ストレスを完全になくすのは難しいですが、簡単なセルフケアなら今日から始められます。ヨガや瞑想、食べ物や飲み物によるサポート、生活習慣を整えるのが効果的です。具体的な方法を見ていきましょう。
ストレスを感じたときに心と体をリラックスさせる手軽な方法が、深呼吸とストレッチです。自律神経のうち副交感神経が優位になり、リラックスを促します。どちらもゆっくりとした呼吸で行うのがポイントです。
血圧が気になる方の健康維持には、食べ物や飲み物で内側からサポートするのもおすすめです。毎日のメニューに取り入れやすく、手軽に購入できる食べ物や飲み物をいくつか紹介します。
GABAやカリウム、カルシウムを含む食べ物は、血圧が気になる方の健康維持に役立ちます。代表的な食べ物は以下のとおりです。
飲み物も食べ物と同様に、GABAやカルシウムを含む飲み物を選ぶとよいでしょう。ポリフェノールを含む飲み物も血圧によいとされています。ただし、緑茶やコーヒーにはカフェインが含まれているため、飲み過ぎには注意が必要です。リラックスタイムにはハーブティーもおすすめ。
ストレスに強い体を作るためには、日々の生活習慣を整えるのが何より大切です。「減塩を意識した食事」「適度な運動」「質のよい睡眠」を心がけましょう。
日本人の塩分摂取量は、厚生労働省の基準より多いとわかっています。令和5年の国民健康・栄養調査結果によると、「食塩摂取量の平均値は9.8gで、男性10.7g、女性9.1g」でした。日本人の食事摂取基準で目標としている「男性7.5g未満、女性6.5g未満」には届いていないのが現状です。
醤油はつけ醤油にする、ソースやマヨネーズなどの調味料を控えるといった簡単な方法から、減塩に取り組んでみましょう。
血圧を良好に保つためには、定期的な運動が欠かせません。1日60分程度の運動、または1日8000歩以上の歩行が推奨されています。健康作りのためには、少しでも座位時間を減らすのが重要です。
とはいえ、時間の確保が難しい方もいるでしょう。買い物や掃除で体を動かす、自転車や徒歩で通勤するなど、日常生活の中で無理なく取り入れられる工夫から始めてみましょう。
睡眠は、1日6時間以上を目安に時間を確保しましょう。さらに、「睡眠の質」も重要です。質のよい睡眠をとるためのポイントは以下のとおりです。
血圧の健康を保つには、日々の生活習慣を整えるのが基本。しかし「忙しくて思うようにセルフケアできない」「もっと前向きに対策したい」と感じるときもあるでしょう。そんなときは、健康習慣の一環としてサプリメントを活用するのも一つの方法です。
機能性関与成分であるGABAには、血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。毎日の食事にプラスして、GABAの力を上手に活用してみましょう。
※機能性表示食品は、特定保健用食品と異なり、国による評価を受けたものではありません。
※食生活は、主食・主菜・副菜を基本に、食事のバランスを。
健康意識が高まる今、「続けやすさ」と「品質」を兼ね備えたサプリメントが注目されています。KOWAハピネスダイレクトの「プレミアムクラス」は、科学的根拠に基づいた機能性表示食品シリーズ。医薬品メーカーが、産地・製法にこだわって作った高品質サプリメントです。
直径わずか4mmのシームレスカプセルで、喉に張り付かずスムーズに飲めるよう工夫されています。健康管理を無理なく続けたい方は、ぜひ毎日の習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか。
| 商品名 | 画像 | こんな方に | 主な成分 | 内容量 | 1日摂取目安量 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| EPA・DHA シームレスカプセル 30包【機能性表示食品】 | ![]() |
・糖質や脂質、アルコールの摂り過ぎが気になる方 ・運動不足気味の方 |
EPA:371mg DHA:247mg ※1包あたり |
1包3.7g×30包 | 1包(3.7g) ※1包あたり105粒前後封入 |
3,980円 |
| アマニ油(α-リノレン酸)シームレスカプセル 30包 【機能性表示食品】 | ![]() |
・外食が多く食生活が偏りがちな方 ・悪玉(LDL)コレステロール値が気になる方 |
α-リノレン:2.2g ※2包あたり |
1包2.6g×30包 | 2包(5.2g) ※1包あたり53粒前後封入 |
3,980円 |
| MCTシームレスカプセル 30袋 【機能性表示食品】 | ![]() |
・BMIが高めで、体脂肪や内臓脂肪が気になる方 ・食事制限や運動がなかなか続かない方 |
中鎖脂肪酸:1.6g (オクタン酸:1.2g、デカン酸:0.4g) ※1袋あたり |
1袋3.1g×30袋 | 1袋(3.1g) ※1袋あたり48粒前後封入 |
3,980円 |
| サラシアシームレスカプセル 30袋 【機能性表示食品】 | ![]() |
・血糖値が気になり始めた方 ・食事制限だけでは不安な方 |
サラシア由来サラシノール:0.2g ※1袋あたり |
1袋1.9g×30袋 | 1袋(1.9g) ※1袋あたり48粒前後封入 |
5,400円 |
| GABAシームレスカプセル 30袋 【機能性表示食品】 | ![]() |
・血圧が高めの方 ・疲労感やストレスを感じやすい方 |
GABA(γ-アミノ酪酸):20mg以上 ※1袋あたり |
1袋3.1g×30袋 | 1袋(3.1g) ※1袋あたり48粒前後封入 |
3,980円 |
EPA・DHA シームレスカプセルは、EPA・DHAを合計618mg配合し、1日の摂取目安の約28.1%を補える機能性表示食品です。EPA・DHAは、青魚の油成分に含まれる必須脂肪酸で、中性脂肪値を下げる作用があると報告されています。糖質や脂質、アルコールの摂り過ぎが気になる方や、運動不足気味の方におすすめです。シームレスカプセル内のオイルは漏れる心配がないため、魚特有の臭いが苦手な方でも飲みやすくなっています。EPA・DHAを摂りたいけれど、普段の食生活だけでは十分に補えないと感じている方は、ぜひ試してみてください。
出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書アマニ油(α-リノレン酸)シームレスカプセルは、食生活の乱れやコレステロール値が気になる方に最適な機能性表示食品です。アマ(亜麻)と呼ばれる一年草の種子から抽出したアマニ油には、血中の悪玉(LDL)コレステロール値を下げる働きがあると報告されています。
原料には、遺伝子組み換えのない植物のみを使用。薬品を一切使用せず、コールドプレス製法でじっくりと圧搾しています。野菜不足や食べ過ぎが気になる方、健康管理を無理なく続けたい方は、毎日のサポートとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
MCTシームレスカプセルは、体脂肪・内臓脂肪・皮下脂肪を減らす機能が報告されている、中鎖脂肪酸を摂取できる機能性表示食品です。中鎖脂肪酸とは、ココナッツやパームフルーツに含まれる植物由来の成分。一般的な植物油に比べて消化・吸収が早く、効率よくエネルギーに変換されるのが特徴です。健康診断の結果が気になり始めた方や、食事制限や運動がなかなか続かない方は、ぜひ取り入れてみるとよいでしょう。
サラシアシームレスカプセルは、亜熱帯地域に自生するつる性の植物「サラシア」に由来する「サラシノール」を配合した機能性表示食品です。サラシノールには、糖の吸収を抑え、食後の血糖値の上昇を穏やかにする機能があると報告されています。偏った食事や過食、慢性的な運動不足などで生活習慣が乱れがちな方におすすめ。毎日の食事にプラスするだけなので、これまで厳しい食事制限が続かなかった方にもぴったりです。
GABAシームレスカプセルは、天然アミノ酸のひとつであるGABA(γ-アミノ酪酸)を配合した機能性表示食品です。GABAは、興奮を鎮め、心身のリラックスを促す神経伝達物質として知られています。高めの血圧を下げる機能があると報告されており、血圧が気になる方や、疲労感・ストレスを感じやすい方にもおすすめです。毎日の習慣にGABAを取り入れて、心身のバランスが整った穏やかな毎日を送りませんか。
家庭で血圧を測るタイミングや、ストレスによる一時的な上昇について、質問と回答をまとめました。疑問の解消にお役立てください。
A:朝と夜の2回、決まった時間に測定するのがおすすめです。朝は、起床後1時間以内で、排尿後、朝食や薬を飲む前に測定します。夜は、就寝前にリラックスした状態で測りましょう。
A:一時的な上昇にも注意が必要です。ストレスが頻繁にかかり、血圧が高い状態が続くと、血管への負担が大きくなります。一時的だと軽視せず、ストレスの要因を減らす工夫をしましょう。
ストレスは、血圧に影響を与える要因の一つです。環境・身体・心理・社会の4つの側面から生じるストレスは、私たちの健康に影響を及ぼします。とくに血圧が高めの方や肥満の方、喫煙する方は、血圧が変動しやすいため注意が必要です。
今日から始められるセルフケアとして、深呼吸やストレッチをする、食べ物や飲み物で内側からサポートするなど、できることから始めてみましょう。基本的な生活習慣を整えるのも大切です。自分に合った方法でストレスと向き合い、必要に応じてGABAの力も借りながら、心身ともに健やかな毎日を目指しましょう。
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