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顔の保湿方法を完全ガイド!クリーム・美容液を使用する順番や保湿のしすぎによる意外な落とし穴に注意

クリームCREAM
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2025/10/22

顔の保湿方法は、クレンジング・洗顔→化粧水→乳液(クリーム)の順番が基本です。美容液は、アイテムによって使用するタイミングが変わります。乾燥や肌荒れを防ぐために、正しいやり方を覚えて実践しましょう。また健やかな肌を保つためには、ご自身の肌質や悩みに合わせたアイテムを選ぶのがおすすめ。もし炎症が起きたり、保湿すると痒くなったりしたときは、ご自身のスキンケアを見直してみてください。

 

【基本編】顔の保湿方法

顔の保湿ケアは、乾燥を防ぎ、肌をすこやかに保つサポートになります。まずは、基本の保湿方法を振り返っておきましょう。正しい順序や使い方を知っておけば、毎日のスキンケア効果を高められます。

Step1.まずは洗顔とクレンジングでやさしく落とす

うるおい肌の第一歩は、毎日の洗顔やクレンジングから。肌表面の汚れや不要な皮脂、古い角質を適切に落とせば、角層まで浸透しやすい状態に整えられます。
ただし、落としすぎには注意しましょう。肌表面には「皮脂膜」と呼ばれるバリア機能があり、水分の蒸発を防いで外的刺激から肌を守っています。強く擦ったり、洗浄力の強い洗顔料や熱いお湯を使ったりすると、必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥や肌荒れを引き起こしかねません。やさしい洗顔を心がけ、肌本来のうるおいを守りましょう。

<やさしい洗顔・クレンジングのポイント>


  • ・ アイメイクやリップは専用リムーバーでやさしく拭き取る
  • ・ クレンジング剤は肌質やメイクの濃さに合わせて、低刺激タイプやしっとりタイプを選ぶ
  • ・ 洗顔料はしっかり泡立て、指腹で摩擦を避けながらやさしく洗う
  • ・ すすぎは32~35℃程度のぬるま湯で、洗い残しがないよう丁寧に行う
  • ・ 洗顔後はタオルで押さえるようにやさしく水分を吸い取る

Step2.素早く化粧水でうるおいをチャージする

洗顔後の肌は乾燥しやすいため、できるだけ早く化粧水で保湿してください。化粧水は清潔な手で適量を取り、乾燥しやすい頬からはじめ、額・目元・鼻筋・口元・フェイスライン・首の順でムラなく広げましょう。
顔の中心から外側、下から上へ、やさしくなじませるのがポイントです。力加減は心地よいと感じる程度にとどめ、叩きこみや擦り込みは避けてください。

Step3.蒸発しやすい水分を乳液で閉じ込める

化粧水で肌に補った水分は、そのままではすぐに蒸発してしまいます。そこで活躍するのが乳液です。乳液は、水分と油分をバランスよく含んでいるため、肌にうるおいを与えると同時に、油分のベールで水分の蒸発を防ぐ「フタ」の役割を果たします。
化粧水がきちんとなじんだ後に、顔全体にやさしく伸ばしましょう。目元や口元といった乾燥しやすい部分は重ねづけも効果的です。

Step4.乾燥が気になるときはクリームもプラス

クリームは乳液よりも油分が豊富で、密着力が高い保湿アイテムです。乾燥が気になる季節や、よりしっとり感を求めるときに取り入れてみてください。
クリームを適量(十円玉大が目安)手に取り、鼻・両頬・おでこ・あごに置き、両手で顔の中心から外側へ向かってなじませましょう。
基本的に乳液とクリームはどちらか一方でも十分ですが、乾燥がひどいときは重ね塗りをすると、より高い保湿力が得られます。肌質や季節、仕上がりの好みに合わせて使い分けましょう。

 

【応用編】顔の保湿方法

基本の保湿ケアに慣れてきたら、より効果的な方法やアイテム選びに挑戦してみましょう。コットンと手の使い分けや美容液のタイミングなど、小さな工夫でハリツヤ肌にぐっと近づけます。

コットンと手は目的に応じて使い分けを

化粧水をつける際は、コットンと手のひら、どちらを使っても構いません。コットンは顔全体にムラなく化粧水をなじませやすく、細かい部分や凹凸にも届きやすいのがメリットです。コットンの繊維で古い角質をやさしくオフできるため、角質ケアも同時に行えます。
ただし、敏感肌さんやニキビ肌さんは、コットンの摩擦が刺激になる場合があるため注意しましょう。コットンを使う際は、化粧水をたっぷりと含ませ、やさしくすべらせるようになじませてください。
一方、手のひらで化粧水をつける方法は、摩擦が少なく、肌刺激を抑えられるのがメリット。コットンに比べて少ない化粧水で済むため、経済的なのも嬉しいポイントです。
肌状態や目的に合わせて、自分に合った方法を選びましょう。どちらでも正しく使えば、しっかりと保湿効果が得られます。

美容液を使うタイミングは種類によって異なる

美容液を使うタイミングは、種類によって異なります。導入(ブースター)美容液は、洗顔後すぐ、化粧水前に使うのが基本です。後に続くスキンケアの浸透をサポートします。
一般的な美容液(エッセンスやセラム)は、化粧水後に塗るのが基本です。油分の多い美容液は、乳液やクリームをつけた後、仕上げとして使用します。
複数の美容液を使うときは、水分が多いアイテムから順に重ねましょう。ただし、使いすぎは肌へ負担になるため、2種類までにとどめるのがおすすめです。オールインワン化粧品を使う際は、美容液を先に塗り、最後にオールインワンで仕上げてみてください。メーカーごとの使用順や方法も確認し、正しい順番で使いましょう。

メンズはオールインワンタイプも活用して

オールインワン化粧品は、化粧水・乳液・クリーム・美容液といった複数のスキンケア機能を一つにまとめたアイテムです。朝の忙しい時間や疲れた夜でも、ワンステップで素早くスキンケアが完了するため、スキンケアに時間をかけたくない方におすすめ。また、持ち運びにも便利なので、出張やジム通い時にも重宝します。
乾燥肌さんや敏感肌さん、季節の変わり目や肌が揺らぎやすいときは、乳液やクリームを追加で重ね塗りすると、よりしっかりとした保湿が可能です。

 

顔の保湿ケアアイテムの選び方

正しい保湿方法を知っていても、使うアイテムが自分の肌に合っていなければ、せっかくのケアが十分に活かせません。「保湿成分が配合されているか?」「肌質に合っているか?」「持続力や肌へのやさしさはどうか?」など、ワンランク上の保湿ケアを叶えるために、細かなポイントを意識して選んでみてください。

化粧水の成分に迷ったときは保湿成分を重視

化粧水選びに迷ったら、保湿成分が配合されているかを確認しましょう。とくに、セラミドやヒアルロン酸・ワセリン・コラーゲンなどは、肌のうるおいを守る働きがある代表的な保湿成分です。乾燥を感じやすい方は、複数の保湿成分を配合した“高保湿タイプ”の化粧水を選んでみてはいかがでしょうか。肌荒れやニキビが気になる場合は、炎症を抑える成分が含まれた薬用化粧品(医薬部外品)タイプをチェックしてみてください。
保湿がきちんとできていれば、起床時に頬をやさしく触れると、肌が手に吸い付く感触があります。

乳液やクリームは肌質に合わせて選択する

乳液やクリームは、肌質に合わせて選びましょう。脂性肌さんやニキビが気になる方は、ベタつきにくく、ニキビ予防成分を含む「医薬部外品」を要チェック。肌のキメやなめらかさを求めるなら、ビタミンやセラミド、グリチルリチン酸2Kを配合している乳液・クリームが適しています。敏感肌さんは、刺激になりやすい物質を避ける工夫も大切です。

美容液は肌悩みに合わせてチョイスして

美容液には、化粧水やクリームでは補いきれない成分を集中的に肌へ届ける役割があります。製品によって成分やテクスチャーが異なるため、肌悩みに合わせたアイテムを選びましょう。
美容液には、主に「エッセンス」「セラム」「アンプル」「ブースター」があります。エッセンスはさらっとした軽いテクスチャーで保湿が中心。セラムはより高濃度で、悩み別の集中ケアに、アンプルはさらに濃密で年齢肌や肌トラブルのケアに向いています。ブースターは洗顔後すぐに使い、後に続くスキンケア効果を高める導入役のアイテムです。自分の肌状態や悩みに合わせて、美容液を賢く取り入れていきましょう。

 

顔の保湿をしすぎると肌トラブルを招く

顔の保湿ケアは美肌を維持するうえで欠かせませんが、「保湿のしすぎ」は逆効果になるケースもあります。化粧水や乳液を過剰に使うと、皮脂と混ざった余分な油分が毛穴につまり、ニキビや毛穴の開きといった肌トラブルを招く可能性があるのです。
また、肌にはもともと「自らうるおいを守る力」が備わっています。保湿しすぎると、バリア機能が鈍り、かえって乾燥や炎症が起こりやすくなるリスクも。肌がベタついたり、かゆみ・赤み・腫れといった症状が現れた際は、使うアイテムや塗る量を見直してください。
環境や季節、年齢によって肌状態は変化するため、肌の調子を見ながら調整しましょう。

 

顔の保湿を怠ると肌トラブルにつながる

顔の保湿を怠ると、肌乾燥が進み、やがてかゆみを引き起こすリスクが高まります。断続的な乾燥により、肌のバリア機能を担う「角質層」の働きが弱まり、アレルギー物質や刺激が肌へ侵入しやすくなるためです。かゆみを感じて何度も肌を掻いてしまうと、炎症や湿疹が起こり、さらにかゆみが悪化する悪循環を引き起こしかねません。
悪循環を防ぐためにも、日頃から適切な保湿ケアでバリア機能を守る必要があります。顔の保湿は、乾燥や肌荒れなど、さまざまな肌トラブル予防につながっているのです。

 
保湿すると顔が痒くなってしまうときの対処法

顔の保湿後にかゆみが出る場合は、肌のバリア機能が低下し刺激を受けやすくなっている状態です。洗顔やクレンジングは一層やさしく行い、摩擦や洗浄力の強いアイテムは避けましょう。
スキンケアアイテムが肌に合わなくなっている可能性もあるため、成分表を見直して刺激になっている成分がないか確認を。尿素は保湿効果が高いおすすめ成分ですが、炎症の起きている部位は避けて使用するのがベターです。
紫外線や乾燥から肌を守る工夫や、十分な睡眠・バランスのよい食事も、大切に意識してみてください。かゆみが続くときは、無理せず皮膚科を受診しましょう。

  • 中村里歩

    美容×健康ライター中村里歩

    元美容師で「超」がつく美容・健康マニア。試した美容法・健康法は数知れず…。経験を活かし、美意識の高い女性や、健康に悩む男性に寄り添う記事を執筆するべく活動中。
    モットーは「明るく前向きに」「日進月歩」。AIに負けない、読者への愛がたくさん詰まった記事を執筆するため日々勉強中。