看護師ライター北村由美
看護師として総合病院、地域病院、訪問看護ステーション等で約30年勤務。超低出生体重児から103歳の高齢者まで看護を経験。
自らが家族の介護を行う中「自分の知識、経験が困っている人の役に立てるのではないか」と考えるようになり、ライターを開始。「読者が共感できる記事」をモットーに医療・健康分野の記事、看護師向け記事を執筆している。
ぽっこりお腹を解消するには、原因を把握し、運動や食事を整えるのが重要です。お腹まわりにある腹横筋(ふくおうきん)・腹直筋(ふくちょくきん)・腹斜筋(ふくしゃきん)の筋トレに加え、ストレッチや有酸素運動も取り入れましょう。プランクやスクワット、ドローインなどは、道具いらずで手軽にできるおすすめのメニューです。食事は過剰な制限をせず、栄養バランスを意識して摂るようにしてください。脂肪対策には、中鎖脂肪酸(オクタン酸、デカン酸)を含む機能性表示食品の活用も検討するとよいでしょう。
お腹まわりがぽっこりするのは、下記の要因による脂肪の蓄積が考えられます。脂肪には胃や腸のまわりにつく「内臓脂肪」と、下腹部やお尻の皮膚の下につく「皮下脂肪」があり、「体脂肪」は二つを合わせた総称です。内臓脂肪が増えてお腹が出るタイプは「リンゴ型」、皮下脂肪によってお腹が出るタイプは「洋ナシ型」と呼ばれます。
とくに内臓脂肪によるぽっこりお腹は、糖代謝異常・脂質異常・血圧との関連も示唆されているため、注意が必要です。理想の体型を目指すために、まずは生活習慣を見直してみましょう。
お腹周りの引き締めを目指す場合、やみくもに腹筋運動をしても効率は上がりません。腹横筋、腹斜筋、腹直筋を意識して鍛えるのが有効です。
腹横筋は、お腹の一番深い層にあるインナーマッスルです。お腹を囲むように存在し、「天然のコルセット」とも呼ばれます。腹圧を高めて、内臓を正しい位置に保つのが主な役割です。筋力が弱まると、内臓を支えきれず下腹部が出る要因となります。
腹斜筋は、わき腹に位置する筋肉です。表層部にある外腹斜筋と、内側にある内腹斜筋の二層構造になっています。体をひねる、横に倒すといった動作を支えるほか、ウエストのくびれを作る重要な部位です。体幹の安定性を高める役割も担っており、スポーツのパフォーマンス向上や、美しい姿勢の維持に欠かせません。
腹直筋は、お腹の前面にある筋肉です。体を前方に曲げる動作に使われ、姿勢をまっすぐ保つためにも欠かせません。鍛えると筋肉の厚みが増し、いわゆる「シックスパック」を目指せます。腹直筋が弱まると内臓の重みに耐えきれず、お腹がぽっこり出てしまう要因に。正しいフォームでトレーニングを実施し、しっかり鍛えましょう。
ぽっこりお腹の原因は、筋力低下による内臓の下垂や姿勢の乱れ、脂肪の蓄積などです。まとめてケアするために、体幹のストレッチや筋トレを組み合わせて定期的に運動しましょう。「どこの筋肉を使っているか」と意識しながら行うのがコツです。回数は体調に合わせて調節し、無理のない範囲から始めてみてください。
体幹ひねりストレッチは、わき腹や背中の筋肉をほぐす動作です。腹斜筋が刺激されて、お腹まわりの血行が整いやすくなります。
プランクは、両肘とつま先で体を支え、一直線の姿勢を維持するトレーニングです。腹直筋だけでなく、インナーマッスルである腹横筋も同時に鍛えられます。お腹が落ちたり腰が反ったりしないよう、注意して行ってみてください。
スクワットは、下半身の大きな筋肉を動かすため、消費エネルギーのアップにも役立ちます。お腹の筋肉とも連動しており、体脂肪を減らすために有用です。
レッグレイズは、仰向けに寝た状態で両足をゆっくりと上下させるトレーニングです。鍛えにくい下腹部の腹直筋を直接刺激します。
ドローインは、呼吸の力を利用したトレーニングで、お腹のインナーマッスルを鍛えられます。座った状態でも仰向けになった状態でもできるため、日常的に取り組みやすいメニューです。デスクワークの合間にできる、椅子を使った方法を紹介します。
お腹の脂肪に働きかけるには、筋トレと有酸素運動を組み合わせるのがおすすめです。有酸素運動を一緒に行うと、消費エネルギーの増加が期待できます。ウォーキングやジョギング、水泳なども取り入れてみてください。
有酸素運動は毎日30~60分、筋トレは週2~3回を目安にするとよいでしょう。運動前後はストレッチや軽い体操も忘れずに行ってください。まとまった時間が取れない場合は、通勤や買い物で歩く時間を10分増やすだけでも違います。日常の生活動作もうまく活用し、積み重ねていきましょう。
ぽっこりお腹を解消するには、食事の管理も重要です。摂取エネルギーを適切にコントロールし、栄養素を過不足なく摂取しましょう。ただし、極端な制限はリバウンドや代謝低下を招き、逆にお腹が出やすい体質を作ってしまいます。栄養バランスを整え、内側からスッキリしたお腹を目指しましょう。
筋肉の材料となるタンパク質は、代謝を維持するために欠かせません。主菜は、鶏ささみや大豆製品、魚類を中心にすると、カロリーを抑えつつ必要なタンパク質を摂取できます。不足すると筋肉量が減り、かえって痩せにくくなるため注意が必要です。また、お腹に脂肪がつきやすい方は脂質や糖質を少し控えめにし、その分タンパク質をしっかり摂ると、満足感を得ながら脂肪がつきにくくなります。
野菜や海藻、きのこ類に含まれる食物繊維は、脂質や糖質の吸収を抑えるのに役立つ栄養素です。食事の最初に野菜を食べる「ベジタブルファースト」を意識すると、糖の吸収がゆるやかになるとされています。野菜、肉や魚、ご飯やパンの順番で食べるのがおすすめです。
食事は早食いを避け、ゆっくりよく噛んで食べましょう。厚生労働省の調査によると、速食いは肥満と密接な関係があると報告されています。よく噛んで食べれば満腹サインが脳に伝わりやすくなり、食欲が抑えられて食べすぎ防止につながるメリットも。玄米ご飯や根菜の煮物など、噛み応えのあるメニューを取り入れてみてください。
食事の時間を一定に保つと、体内のリズムが整います。しかし、朝食を抜く、夜遅い時間に食事をするといった生活が続くと、リズムが崩れて脂肪が蓄積しやすい状態に。規則正しいタイミングで食事を摂り、夜遅くの食事は避けるなど心がけましょう。
参照:"お腹ポッコリ"の原因は朝食欠食+不活動にあり 生活習慣と食べ方の改善がメタボ予防につながる!/名古屋大学研究成果発信サイトぽっこりお腹の基本対策は、食事内容の見直しと継続的な運動です。加えて、生活習慣の改善を補助する選択肢として、サプリメントを検討するとよいでしょう。
中鎖脂肪酸(オクタン酸、デカン酸)は、BMIが高めな方の体脂肪や内臓脂肪、皮下脂肪を減らす機能が報告されています。
中鎖脂肪酸は、一般的な植物油と比べて脂肪酸の長さが短く、体内でエネルギーとして利用されやすいのが特徴です。ただし、サプリメントを摂取するだけで脂肪が減るわけではありません。日々の食事管理と運動習慣を補助する目的として活用するのが大切です。特定の食品や成分に頼りすぎず、生活習慣の改善を試みるのが、理想の体型への近道といえるでしょう。
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