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紫外線が目にあたえる影響とは?充血・痛み・歪みから考えられる疾患と目を守る対策法を解説

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2023/06/23

目の紫外線対策を意識できていますか?目も紫外線を浴びると、肌と同じように炎症を起こして「日焼け」をするのです。
紫外線対策をおこなわずに目に多くの紫外線を入れてしまうと、充血・目の痛み・かすみ・異物感などがあらわれる場合があります。 もしかすると、その裏に意外な目の疾患が隠れているかもしれません。紫外線を浴びるのは健やかな生活を送るうえで欠かせませんが、紫外線を浴び続けるリスクもあるのです。
では、どのように目を守ればよいのでしょうか?目の仕組みからひもときつつ、紫外線と目の関係を見直してみましょう。

 

「目の日焼け」を知っていますか?

紫外線が気になる季節になると、日焼け対策のために日焼け止めや日傘などで紫外線対策をおこないますよね。 しかし、肌だけでなく目の紫外線対策も必要であるとご存知でしょうか?目も紫外線を浴びると、肌と同じく炎症を起こすのです。


出典:環境省|紫外線環境保健マニュアル

目に入る紫外線は、眼球のもっとも外側である「角膜」や、目のレンズを担っている「水晶体」がほとんどを吸収します。 ところが、角膜は強い紫外線の影響を受けやすく、大量に浴びると炎症を起こしてしまうのです。このような、紫外線によって目の細胞が傷ついてしまう現象を「目の日焼け」と呼びます。
また、紫外線の大半は角膜や水晶体で吸収されますが、1~2%は水晶体を透過して網膜まで到達します。通常なら過剰に心配する必要はありません。 しかし、長年紫外線を浴び続けると、網膜の中心部にある「黄斑」が傷つき視力が低下する恐れがあります。

 

紫外線が目に及ぼす影響と疾患

紫外線は目にも大きな影響を及ぼします。急性の疾患であれば数日で治るケースもありますが、慢性疾患になってしまうと視力に影響を及ぼしたり、手術が必要になったりする可能性もあるのです。
具体的にどのような影響があるのか、詳しくみていきましょう。
参考:環境省|紫外線環境保健マニュアル

紫外線角膜炎

紫外線の影響による代表的な急性障害が、紫外線角膜炎です。長時間強い紫外線にさらされ、角膜が傷ついたときに発症します。 雪面による反射で発症するケースも多いため「雪目」や「雪眼炎」とも呼ばれます。
主な症状は、結膜の充血、目の異物感、目のかすみ、流涙です。症状が悪化すると、強い痛みを伴います。 通常であれば1~2日で自然治癒しますが、症状が改善しない場合は、眼科を受診して点眼薬や鎮痛薬を処方してもらいます。

翼状片(よくじょうへん)

翼状片は、白目を覆っている透明の「結膜」が、翼状に黒目に入り込んでくる慢性疾患です。主な症状は異物感や充血です。瞳孔近くにまで進行すると、視力の低下がみられる場合もあります。
発症の原因は解明されていませんが、農業や漁業従事者をはじめとする戸外での活動が長い方に多くみられる症状のため、紫外線が関係していると考えられています。
進行はそれほど早くないので、経過観察で様子を見るケースが多いようです。手術で切除する場合は2~7%の方が再発するといわれており、再手術が必要になる例もあります。

白内障

白内障は水晶体が濁ることで網膜まで光が届きにくくなり、見え方の質が低下する病気です。白内障の主な原因は加齢です。 しかし、強い紫外線を浴び続けると水晶体のたんぱく質が変性するため、若いうちから老眼や白内障を発症するリスクがあるとされています。
白内障には多くのタイプがありますが、日本人に最も多くみられる「皮質白内障」は特に紫外線の影響をうけやすいといわれています。 主な症状は、目のかすみや視力の低下です。進行して日常生活に支障をきたした場合は、手術を必要とします。

瞼裂斑炎(けんれつはんえん)

瞼裂斑炎は、白目の一部が黄色く濁って盛り上がり、充血・異物感・痛み・ドライアイを生じる疾患です。 紫外線のほかにも、コンタクトレンズによる物理的刺激や加齢が原因で発症します。
充血や痛みなどの症状がある場合は、抗炎症薬や抗生物質、角膜保護薬などの点眼治療をおこないます。 視力に影響はないとされているため、痛みや充血などの自覚症状がない場合は経過観察をおこなうケースが多いようです。

加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)

加齢黄斑変性とは、網膜の中心にある「黄斑」に異常が生じ、見え方の質が低下する病気です。 加齢が主な原因ですが、喫煙や肥満も一因であると分かっており「目の生活習慣病」ともいわれています。
症状には、色の区別がつきにくくなる、中心がぼやけたり歪んで見えたりする、視力の低下などがあります。 進行のはやい滲出型(しんしゅつがた)と、進行の遅い萎縮型(いしゅくがた)があり、滲出型は治療法が確立されていますが、萎縮型はいまのところ有効な治療法がありません。

 

美白を目指している方は、目から入る紫外線に注意

実は、目から入る紫外線は、肌の日焼けにも繋がっています。角膜が紫外線を吸収すると、脳が「メラニン色素を作って肌を守らなければ」と指令を出すためです。
結果、肌が直接紫外線を浴びていなくても肌が黒くなったり、シミやそばかすを作ったりする可能性があるのです。 美白のために紫外線対策をおこなっていても、目の紫外線対策ができていないと肌トラブルにつながる可能性があるので注意しましょう。

 

健やかな目を維持するための紫外線対策

では、実際にどのように紫外線から目を守ればよいのでしょう。日傘や帽子を思い浮かべる方は多いと思います。 しかし、紫外線は乱反射してあらゆる方向から目に侵入するため、それだけではやや物足りません。
目を守るための方法を、具体的に解説します。

紫外線防止効果のあるサングラスを正しく着用する

紫外線防止効果のついたサングラスやメガネを適切に使用すると、目に入る紫外線を最大で90%カットできるといわれています。
ただし、適当にサングラスを選んでしまっては十分な効果が得られません。以下のポイントを意識してサングラスを選び、効率よく目を守りましょう。

紫外線透過率の数値が低いものを選ぶ

紫外線防止効果のついているサングラスには「紫外線透過率」が表示されています。高い紫外線防止効果を求めている方は、紫外線透過率が低いものを選びましょう。
例えば、紫外線透過率が1.0%以下のものであれば、紫外線を99%以上カットできる性能を備えています。 レンズ裏面に反射する紫外線をカットする「裏面反射UVカット」を備えているサングラスなら、なお効果的です。

フレームやレンズは大きいものがベスト

紫外線は、あらゆる方向から目に侵入しています。きちんと目を守ってあげるためにも、なるべくフレームやレンズが大きいサングラスを選びましょう。
ただし、骨格に合わないものを選んでしまうと、すき間から紫外線が入ってしまうので要注意。顔にフィットしているものを選ぶのも大切です。

レンズは外側から目が見える程度の色がおすすめ

紫外線をカットするには「濃い色のサングラスがよい」となんとなく考えてしまいがちです。 しかし、濃い色のレンズを着用すると、視界が暗くなるため瞳孔が普段より大きく開き、かえって多くの紫外線を取り込んでしまいます。
濃い色のサングラスは眩しさを遮るのに向いていますが、紫外線対策には外側から目が見えるくらいの薄い色をしたサングラスが適しています。

目薬の使用や乾燥対策をおこないドライアイを防ぐ

ドライアイの方は、紫外線の影響を受けやすいといわれています。目を守っているのは涙です。 ところが、ドライアイになると涙が不足したり、涙が均等に行き渡らなくなります。涙の不足を補う目薬を使用して、目にうるおいを留めましょう。
また、パソコンやスマートフォンをみるときはこまめに休憩をとる、エアコンの風が直接あたらないようにする、部屋を加湿するなども有効です。

ルテインが豊富な緑黄色野菜を積極的に摂取する

美肌のために必要な栄養素があるように、目の健康にも必要な栄養素があります。たとえば、ルテインです。 ルテインはもともとわたしたちの身体に存在している成分で、目の水晶体や黄斑を守る働きをしています。
ところが、ルテインは年齢とともに減少するとわかっています。したがって、目を守るためにも積極的に摂取する必要があるのです。 ルテインは緑黄色野菜に多く含まれています。いつもの生活に、意識して取り入れてくださいね。

 
今日から、取り入れやすい方法で、目の紫外線対策をおこなおう

見落とされがちな目の紫外線対策を、もう一度見直してみましょう。きちんと対策がおこなえていないと、目の痛みや異物感、かすみ、視力の低下を招く可能性があります。
紫外線から目を守るためには、サングラスの正しい着用、帽子、日傘の使用が効果的です。また、ドライアイを防いだり緑黄色野菜を積極的に摂取したりするのもよい手段です。
健やかな目を維持するために、今日から目の紫外線対策を!

  • 中村里歩

    美容×健康ライター中村里歩

    元美容師で「超」がつく美容・健康マニア。試した美容法・健康法は数知れず…。経験を活かし、美意識の高い女性や、健康に悩む男性に寄り添う記事を執筆するべく活動中。
    モットーは「明るく前向きに」「日進月歩」。AIに負けない、読者への愛がたくさん詰まった記事を執筆するため日々勉強中。

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