美容×健康ライター中村里歩
元美容師で「超」がつく美容・健康マニア。試した美容法・健康法は数知れず…。経験を活かし、美意識の高い女性や、健康に悩む男性に寄り添う記事を執筆するべく活動中。
モットーは「明るく前向きに」「日進月歩」。AIに負けない、読者への愛がたくさん詰まった記事を執筆するため日々勉強中。
赤ちゃんに使える保湿剤には、大きく分けてローション・クリーム・オイル・ワセリンの4種類があります。保湿力と使いやすさ、どちらも両立したい方は、保湿クリームがおすすめ。適度な油分を含み、肌になじみやすいため、日常使いに最適です。アイテムを選ぶときは、肌へのやさしさを重視し、保湿成分や年齢・肌質・季節に応じて選んでみてください。適切な保湿ケアで、生まれたばかりの桃肌を守りましょう。
赤ちゃんに使える保湿剤には、おもに「ローション」「クリーム」「オイル」「ワセリン」の4種類あります。それぞれの特徴を知り、赤ちゃんの肌状態やライフスタイルに合わせて選びましょう。
ベビーローションは、みずみずしいテクスチャーで赤ちゃんの肌になじみやすい、日常使いにぴったりな保湿アイテムです。透明タイプや乳液タイプなどさまざまな種類があり、使い心地が軽やか。夏場や湿度の高い時期、さっぱりと保湿をしたいときにぴったりです。
広範囲に塗りやすいため、全身のケアにも向いています。水分と油分のバランスがよく、塗った後もベタつきを感じにくいため、忙しいママやパパにも使いやすいでしょう。
ベビークリームは、油分が多く保湿効果の高いケアアイテムです。しっとりとした仕上がりと、なめらかなテクスチャーを両立しており、ベタつきにくく快適な使い心地が魅力。
冬の乾燥が厳しい季節には、ローションで水分を与えた後にベビークリームを重ねて塗るのも効果的です。夜寝る前にたっぷり塗ると保湿効果が長持ちし、翌朝までしっとりとした肌を保てます。
おむつかぶれや、よだれかぶれが気になる部分にも活用でき、赤ちゃんのデリケートな肌を乾燥や外部の刺激からやさしく守ってくれます。
ベビーオイルは、赤ちゃんの肌をやわらかくし、しっとりとしたうるおいを与えてくれる保湿アイテムです。ローションやクリームよりも油分が多いため、乾燥が気になる部分にしっかりアプローチできます。ただし、暑い季節や汗をかきやすい時期は、オイルのベタつきが気になる場合もあるため、使用量やタイミングに注意しましょう。
また、ベビーオイルは保湿だけでなく、ベビーマッサージにも最適です。赤ちゃんとのスキンシップやリラックスタイムに取り入れてみてください。ベビー綿棒にオイルを含ませれば、脂漏性湿疹のかさぶたケアや、耳・鼻・おへそのお掃除、綿棒浣腸といった部分的なケアにも幅広く活用できます。
ワセリンは、赤ちゃんの肌を外的刺激から守る保護力が高く、部分的な乾燥・刺激対策に活躍する保湿剤です。添加物がほとんど入っていないため、敏感な赤ちゃんの肌にも使いやすいのがメリット。
ただし、ワセリン自体に水分を与える働きはありません。うるおいを保つには、まずベビーローションやクリームで肌に水分を補給し、上からワセリンを重ねて“フタ”をするのがおすすめです。
とくに乾燥しやすい部分や、よだれ・食べこぼし・おむつのムレで刺激を受けやすい口元、お尻まわりの部分ケアに役立ちます。
乾燥しやすい赤ちゃんには、油分が多く、しっとり感が長持ちする保湿クリームがおすすめです。ほっぺや手、ひじ・ひざ・かかとなど、とくにカサつきやすい部分には、保湿クリームをたっぷり塗り込んであげましょう。
また、よだれや食べこぼしで口のまわりが荒れやすい赤ちゃんや、おむつかぶれを起こしやすい赤ちゃんにも保湿クリームが活躍。肌にしっかりとどまるので、摩擦や刺激が起きやすい部分の集中ケアに適しています。
赤ちゃんの肌はとてもデリケートなため、保湿ケアアイテムは成分や使用感を確認して選ぶのがポイントです。まずは、刺激になりやすい成分が含まれていないかの確認を。そのうえで、保湿成分や年齢・肌質・季節に応じたアイテムを選びましょう。
保湿力やバリア機能を高める「ヒアルロン酸」や「セラミド」などの成分が配合されている保湿クリームは、赤ちゃんの乾燥予防や肌トラブルを防ぐサポートになります。
生後0~2歳くらいまでの赤ちゃんは、皮膚がとても薄くバリア機能も未熟なため、肌へのやさしさを重視したアイテム選びが必要です。保湿力が高く、油分をバランスよく配合しているクリームが使いやすいでしょう。
一方、3歳以上の幼児は汗をかきやすいため、さっぱりとした使用感のローションやミルクタイプの保湿剤が使いやすくなります。広範囲に素早く塗れるので、スキンケアの手間がかからないのもメリットです。
肌が敏感な赤ちゃんや子どもには、肌のバリア機能をサポートし、トラブルを予防する「セラミド」を配合した保湿剤を選ぶとよいでしょう。
空気が乾燥しやすい時期やエアコンの使用が多い季節は、赤ちゃんの肌から水分が失われやすくなります。油分が多く保湿力の高いクリームやオイルタイプの保湿剤を選んだり、乾燥や肌荒れが気になる部分はワセリンを重ね塗りしたりするのが有効です。
一方で、汗や皮脂によるベタつきが気になりやすい夏場や湿度が高い季節は、さっぱりとした使い心地のローションタイプが使いやすいでしょう。
赤ちゃんの保湿剤が手元にない場合には、オリーブオイルやホホバオイルを代用品として活用する手もあります。ただし、すべての赤ちゃんに合うわけではないため、肌に赤みやかゆみが出た場合はすぐに使用を中止し、医師に相談してください。アレルギーの観点でも、できるだけ赤ちゃん専用の保湿剤を使用するのが望ましいでしょう。
赤ちゃんの健やかな肌を保つには、保湿と同じくらい「洗浄」も重要です。よだれ・食べこぼし・汗・排泄物などの汚れを放置すると、アレルギーや肌トラブルの原因になる恐れがあります。
お湯だけでは汚れを落としきれないため、赤ちゃんの肌に合った洗浄料でやさしく洗いましょう。洗浄料はしっかり泡立て、ゴシゴシこすらず、手でなでるように洗うのがポイントです。洗い残しやすい首の下や手足のシワ部分も、丁寧に洗ってあげましょう。
洗浄後は、乾燥や刺激から肌を守るために保湿ケアを忘れずに。クリームやローションを全身にたっぷり塗ってあげてください。
各ブランドの商品一覧をご確認いただけます。