美容×健康ライター中村里歩
元美容師で「超」がつく美容・健康マニア。試した美容法・健康法は数知れず…。経験を活かし、美意識の高い女性や、健康に悩む男性に寄り添う記事を執筆するべく活動中。
モットーは「明るく前向きに」「日進月歩」。AIに負けない、読者への愛がたくさん詰まった記事を執筆するため日々勉強中。
「5月は紫外線が急増する」との情報を知っていますか?実は、紫外線は4月から急に強くなっていきます。5月から紫外線対策を始めるのでは、少し遅いかもしれません。
さらに注意したいのが、6月です。梅雨で飴や曇りが多い時期は、つい紫外線対策がおろそかになりがちですが、地上には強い紫外線が降り注いでいます。
4月・5月・6月にかけて、それぞれの月の紫外線量の変化や特徴を知り、あらためて紫外線対策について考えてみましょう。
気温が上がり、ポカポカ陽気が気持ちよい春。お出かけにぴったりの季節は、ウキウキと心が弾みます。しかし、忘れてはいけないのが紫外線対策。「夏から紫外線対策を頑張ろう」と油断すると、肌トラブルを引き起こしてしまうかもしれません。
「5月は紫外線量がもっとも多い」との情報を見聞きしている人は少なくないはず。
実はこの噂、半分正解で、半分誤りです。気象庁が発表しているUVインデックスを見てみましょう。
出典:気象庁|日最大UVインデックス(解析値)の年間推移グラフ
UVインデックスとは、紫外線が人体に及ぼす影響の度合いを示すために、紫外線の強さを指標化したグラフです。東京都を例に見てみると、もっともUVが強いのは7月。
しかし、気になるのは、紫外線の強さは4月から急激に増加し、残暑が厳しい9月よりも5月の方が強い点です。さらに注意したいのが「紫外線の質」。紫外線にはUV-AとUV-Bがあり、5月のUV-A量は、夏場の7月や8月と変わらないといわれています。
肌への負担を考えると、できれば4月からしっかり紫外線対策を始めたいところです。
紫外線が与える影響については、下記記事で詳しく解説しています。
紫外線は、なぜ4月から強くなるのでしょう。その答えは、春の「太陽の位置」にあります。
太陽の位置は、冬がもっとも低く、夏にかけて徐々に高い位置へ移動するのです。太陽の高度が上がるほど、紫外線を吸収するフィルターのような役割を果たす「オゾン層」を通過する距離は短くなります。
フィルターが厚いほど紫外線を多く遮りますが、薄いほど紫外線が直接地上に降り注ぎます。さらに、太陽と私たちの距離も短くなります。つまり、太陽の位置が高いほど日焼けしやすくなるのです。
また、4月は環境の変化により、忙しさで肌のお手入れがおろそかになったり、慣れない生活にストレスが溜まったり、花粉に悩まされたり…。トラブルを抱えやすいため、健やかな肌と身体を維持するためには、セルフケアを見直したい時期なのです。
6月は、じめじめとした雨が降り続く梅雨の時期。紫外線対策も、ついサボりたくなってしまいます。
しかし、「太陽の位置」がもっとも高くなるのは、6月の夏至。つまり、6月の晴れ間は、もっとも紫外線が降り注ぐのです。
もちろん、晴れていなくても紫外線対策を忘れてはいけません。紫外線は水分を透過するため、雲をすり抜けて私たちに届きます。晴天時と比べると、曇りの日で30~80%、雨の日は30%の紫外線が届くといわれているのです。
紫外線量については、下記記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
春の紫外線は強いとわかったところで、具体的に何を心がけてケアすればよいのでしょうか。ここからは、4月・5月・6月に分けて、それぞれの月に意識したい紫外線対策をご紹介します。
4月は環境の変化が大きい季節です。肌の土台を整えるために、スキンケアの基本からしっかり押さえていきましょう。
4月の肌はデリケート。一見穏やかな天候でも、花粉・PM2.5・寒暖差・ストレスなど、肌にとっての敵が多い季節です。肌のベースを整えるために、スキンケアの基本となる「保湿」を徹底しましょう。
肌の乾燥は、バリア機能を低下させ、バリア機能が低下すると、肌はより紫外線ダメージを受けやすくなります。冬が過ぎるとつい保湿を怠りがちですが、春も引き続き保湿を意識したスキンケアをおこないましょう。
新生活を迎えると、新しい日焼け止めを購入しようと考える方もいるでしょう。日焼け止めを選ぶときは、SPFとPAをチェックして、目的にあったアイテムを選びましょう。
SPFは数値が高いほど、PAは+が多いほど紫外線防止効果は高くなります。ただし、効果が強かったりウォータープルーフだったりするほど成分が残りやすく、落とすときに肌に負担をかけやすいため、注意が必要です。
日常生活で使うのか、アウトドアやスポーツ時に使用するのかなど、TPOにあわせて適切な強さを選び、使い分けましょう。
4月の紫外線は、11時頃がピークだといわれています。
グラフを見ると、9時からすでに紫外線が強くなっているとわかります。午前中からしっかり日焼け止めを塗ったり、帽子をかぶったりして紫外線対策をおこないましょう。
4月のバタバタも少し落ち着いてきた5月。大型連休もあり、レジャーに出かける方も増える時期です。日焼け止めアイテムを活用して、いっそう徹底した紫外線対策をおこないましょう。
レジャーに出かけるときは、紫外線対策アイテムを忘れずに持参しましょう。例えば、帽子やストール・アームカバー・日傘・サングラスなどが挙げられます。中でも、とくに用意しておきたい紫外線アイテムは、サングラスです。
目も肌と同様に、日々紫外線からダメージを受けています。目に紫外線ダメージが蓄積すると、日焼けにつながる可能性があるといわれており、さらには白内障や紫外線角膜炎などの病気を発症するリスクもあるでしょう。
サングラスとひと口にいってもさまざまな種類がありますが、紫外線対策を重要視したいときは「レンズの色が薄い」「サイズが大きい」「顔にフィットする」の3点を意識して選んでみてくださいね。
5月は気温が高くなり、汗によって日焼け止めが流れ落ちやすくなります。こまめに塗り直しを心がけ、「なんちゃって紫外線対策」にならないよう注意しましょう。
それほど汗をかいていないと感じても、少しの摩擦や皮脂によって意外と日焼け止めは落ちてしまうのです。朝に日焼け止めを塗ったら、お昼頃に塗り直してみてくださいね。
塗り直しが面倒なときは、UVカット機能のついた化粧品や、スプレータイプの日焼け止めを活用するのもおすすめです。
健やかな肌のためには、規則正しい生活が欠かせません。体調が整っていないと、健やかな肌を作る身体の機能がうまく働かないからです。5月は、4月の慌ただしさや緊張による疲労から、体調を崩しがちな時期です。栄養バランスのよい食事や良質な睡眠を意識して、身体の内側と外側からのWケアをしてみてください。
ただし、ハリキリ過ぎるのは禁物。肝心なのは「特別なことをする必要はない」という意識です。ゆったりと、深呼吸をしながら自分と向き合う時間を大切にして過ごしましょう。
6月の紫外線対策のポイントは「維持」。雨の日でも紫外線は降り注いでいます。天候に左右されずに、しっかりと紫外線対策をおこないましょう。
雨の日は「日焼け止めを塗る気になれない…」。そんな気分のときは、UVカット効果のある化粧品で、メイクと一緒に紫外線対策をおこなうのがおすすめです。
フェイスパウダータイプの日焼け止めなら、下地のうえからサッとはたくだけで紫外線対策とメイクが完了します。外出するときは、帽子やストール、UVカットパーカーなどもお忘れなく。
梅雨の季節は、晴雨兼用の日傘がとっても便利です。UVカット率や遮光率、UPF(紫外線防護係数)が高い日傘を選ぶと、高い効果が期待できますよ。
日傘は熱中症対策にもなるので、夏に向けて1本持っておくと重宝します。バッグに入れて持ち運ぶ場合は、コンパクトで軽量なタイプを選んでみてくださいね。
太陽の下で、思いっきり笑いたい。でも、自分の肌や、大切な自然へのやさしさも、決して妥協したくない。
肌と自然、どちらも大切にしたいあなたの想いに応える日やけ止めが、KOWAの「コーラルプロ」です。
紫外線防御効果は、国内の表示基準で最高値となる「SPF50+・PA++++」。真夏の日差しが厳しい日や、レジャーシーンの強い紫外線から、あなたの肌をしっかり守ります。処方は、肌への負担を考慮した紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル)。
仕上がりは2種類から選べます。白浮きしにくい自然な「ノーマルタイプ」と、メイク下地にもなり、上品なツヤ肌を演出する「パールタイプ」。
汗・水に強いウォータープルーフ処方のため、アクティブな一日も頼もしいパートナーに。
もう、あきらめない。肌と自然に心地よい選択で、太陽をもっと好きになる毎日の始まりです。
「コーラルプロ」には、仕上がりの好みに合わせて選べる2つのタイプがあります。どちらも紫外線防御効果は国内の表示基準で最高値となる「SPF50+・PA++++」。肌と自然へのやさしさを考えた処方も共通です。
| 商品名 | コーラルプロ パールタイプ 日やけ止めクリーム 50g 顔・からだ用 | コーラルプロ ノーマルタイプ 日やけ止めクリーム 50g 顔・からだ用 |
|---|---|---|
| 商品 | ![]() |
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| 特徴 | ツヤ肌仕上げで、紫外線カット | 自然な仕上がりで、しっかりガード |
| 仕上がり | 微細なパール剤(マイカ)を配合。メイクアップ効果で、肌を自然にトーンアップし、上品なツヤ肌に仕上げます。 | 色は付かず、自然な仕上がりに。白浮きしにくい、しっかりとした塗り心地で、強力な紫外線から肌を守ります。 |
| こんな方に |
● 化粧下地としても使いたい方 ● 自然なツヤ感や、明るい肌印象が好みの方 |
● シーンを選ばずシンプルに使いたい方 ● 日焼け止め特有の白浮きが気になる方 |
| 紫外線防御効果 | SPF50+ / PA++++ | SPF50+ / PA++++ |
| 両タイプ共通の特徴 |
■肌と自然への配慮 紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル処方)に加え、以下の6つの成分を使用していません。 ・パラベン(防腐剤) ・鉱物油 ・合成着色料 ・香料 ・アルコール ・紫外線吸収剤 ■うるおいを守る保湿成分 肌の乾燥を防ぐため、4種の保湿成分を配合しています。 ・ヒアルロン酸Na ・ローズヒップオイル※1 ・褐藻エキス※2 ・アロエベラ葉エキス ※1 カニナバラ果実油 ※2 ヒバマタエキス |
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メイクアップ効果で、肌を自然にトーンアップし、上品なツヤ感を演出します。化粧下地としても使える手軽さで、SPF50+・PA++++という国内の表示基準で最高値となる紫外線防御効果を実現。
肌への負担を考慮した、紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル)の処方。華やかな肌印象を求める方へ、自信をもっておすすめする、魅せるための日やけ止めです。
毎日の紫外線対策の、頼れるパートナーとなる一本です。色はつかず、白浮きしにくい自然な仕上がり。顔やからだ、シーンや性別を問わず、どなたでもお使いになれます。
SPF50+・PA++++の高い紫外線防御効果に加え、紫外線吸収剤を使わない処方も特徴。肌にするっとなじむ、マイルドな使い心地です。
紫外線は4月から急激に強くなりますが、秋や冬に紫外線が全く存在しないわけではありません。日焼けによるシミやそばかすを避けるためにも、1年を通して紫外線対策を意識してみてください。
紫外線対策は、紫外線を避けるだけがすべてではない点も覚えておきたいところです。日々の生活を規則正しく過ごし、スキンケアの基本である保湿も意識して、健やかな肌を育みましょう。
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