今週の限定セール

乾燥肌の保湿ケアは内側からの対策がカギ!手強いガサガサを撃退する生活習慣と潤い肌を作る食べ物のススメ

乳液EMULSION
MORE
2025/08/29

「乾燥肌に悩んでいて、スキンケアで対策しているのに、なかなかうまくいかない…」。そんなときは、内側から整えるケアを取り入れてみてください。肌が乾燥する原因は、化粧品が合っていないからとは限りません。何を塗っても乾燥する悪循環に陥らないためにも、まずは生活習慣を見直してみましょう。食べ物はバランスよく摂取し、睡眠の質にもこだわってみてください。意識のベクトルを変えると、肌も変化していくはずです。

 

肌の乾燥がひどくなる原因は?

乾燥肌に立ち向かうには、まず根本的な原因を知るところから始める必要があります。なかには、スキンケアだけではどうにもならないケースも。「自分の肌を知る」は、肌とうまく付き合うための第一歩です。

ストレスや不規則な生活

ストレスや不規則な生活は、肌のターンオーバー(細胞が生まれ変わるサイクル)を乱す大きな原因です。周期が乱れると古い角質が剥がれにくくなり、肌のバリア機能が低下して乾燥しやすくなります。
たとえば、睡眠不足は成長ホルモンの分泌を妨げ、肌の修復が滞りがちに。また、過度なストレスは自律神経のバランスを崩し、血行不良を引き起こす原因となります。肌に十分な栄養が行き届かなくなると、潤いが不足してしまうのです。

スキンケアや入浴方法の間違い

日々のスキンケアや入浴方法に潜む意外な落とし穴が、乾燥を引き起こしているケースもあります。たとえば、熱すぎるお湯での洗顔は、肌に必要な皮脂まで過剰に洗い流してしまい、乾燥を招く原因に。また、洗顔料を十分に泡立てずに使用したり、保湿剤を擦るように付けていたりすると、摩擦により肌への負担が大きくなります。こうした刺激はバリア機能を傷つけ、乾燥を助長してしまうのです。

紫外線や花粉・寒さなどの外的要因

年間を通して降り注ぐ紫外線は、肌のコラーゲンやエラスチンを破壊し、乾燥やシワを招く原因になります。春先の花粉や冬の寒さなど、肌を取り巻く環境が乾燥を引き起こすケースも少なくありません。
たとえば、花粉は肌に付着すると炎症を引き起こし、バリア機能を低下させる可能性があります。また、冬の寒さは血行不良を招く原因の一つです。ターンオーバーを乱し、乾燥を悪化させてしまいます。加えて、冬は暖房によって室内の湿度が下がりやすく、水分が奪われがちに。セーターや発熱インナーに使われている化学繊維も刺激になりやすく、乾燥を悪化させる場合があります。

加齢による水分量と皮脂量の減少

年齢を重ねるにつれて、肌の水分量と皮脂量は徐々に減少していきます。肌の乾燥と直接結びついているのが、水分量です。生まれたばかりの赤ちゃんを100とすると、40代では約半分にまで減少するといわれています。
さらに、肌表面を覆い、水分の蒸発を防ぐ役割を担う皮脂も、20代をピークに徐々に減少。若いころは混合肌だった人が、40代以上になると乾燥肌になるケースは少なくありません。

 

何を塗っても顔が乾燥するのはなぜ?

どんなにスキンケアを頑張っても乾燥してしまうときは、単なる乾燥ではなく「乾燥性皮膚炎」の可能性があります。乾燥肌と乾燥性皮膚炎の大きな違いは、症状と原因です。乾燥肌はカサつきやつっぱり感が中心ですが、乾燥性皮膚炎はかゆみや赤み、湿疹を伴います。また、通常の乾燥肌はバリア機能の低下や外的刺激が主な原因ですが、乾燥性皮膚炎はバリア機能の著しい低下に加え、炎症が関与しているケースが多いのが特徴です。かゆみや赤みが続くようなら、自己判断せずに皮膚科の受診も検討しましょう。

 

乾燥肌を内側からケアする方法はある?

乾燥肌には、日々のスキンケアだけでなく、体の中から潤いを育むアプローチが欠かせません。毎日の食事や睡眠、運動といった生活習慣を見直しましょう。

栄養バランスのよい食事を摂取する

「肌は内臓を映す鏡」といわれるように、バランスの取れた食事は美肌への第一歩です。特定の食品に偏るのではなく、「タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラル」の5つの栄養素をバランスよく摂取するように意識しましょう。

  • <乾燥肌によい栄養素と食品の例>

質の高い睡眠をとれるよう意識する

睡眠中は成長ホルモンが分泌され、肌のターンオーバーを促進します。ターンオーバーのサイクルが正常に働くと、肌は健康的な状態を保てるようになり、乾燥しにくい肌へと変化していくのです。
良質な睡眠を得るために、就寝時間は一定に保つよう意識しましょう。毎日同じ時間に寝起きすると、体内時計が整い、自然に眠りにつきやすくなります。ブルーライトは睡眠を妨げるため、寝る前にスマートフォンやパソコンを見るのは避けましょう。
さらに、寝室の環境づくりも重要です。部屋を暗くし、静かで快適な温度を保つように心がけてください。アロマディフューザーなどで、好きな香りを取り入れるのもよいでしょう。

こまめに水分補給をする

乾燥肌対策には、内側からの水分補給が不可欠です。体内の水分が不足すると、肌の潤いが低下し、乾燥肌を悪化させる原因になります。
一般的に、1日に必要な水分量は約2.4リットルといわれています。食事から約1.1リットル、体内で生成される代謝水で約0.3リットル摂取できるため、飲み水としては1.5~2リットルを目安にするとよいでしょう。
水分補給には、常温の水がおすすめです。冷水は体を冷やしてしまうため、白湯を意識的に飲んでみてください。また、カモミールやローズヒップなど、乾燥肌によいとされるハーブティーを取り入れるのもよいでしょう。

適度な運動を取り入れる

適度な運動は血行を促進し、肌に必要な栄養素を届けやすくする効果が期待できます。また、新陳代謝が活発になるため、肌のターンオーバーが整いやすくなるのもメリットです。 運動が苦手な方は、ウォーキングを取り入れてみましょう。少し早歩きで、やや息が上がり、汗ばむ程度の運動量が理想的です。階段を使う、一駅分歩くなど、日常生活の中で意識的に体を動かすだけでも効果が期待できます。

腸内環境を整える

腸内環境を整えると善玉菌が増え、肌のバリア機能を高める効果が期待できます。善玉菌のエサとなるのが、食物繊維。野菜や果物、海藻類、きのこ類などに豊富に含まれています。また、ヨーグルトや納豆、味噌などの発酵食品も腸によい働きをするため、日々の食事に積極的に取り入れてみてください。

 

メンズの乾燥肌はどうやって対策する?

男性の肌は女性に比べて水分が少ないため、日々の乾燥対策がより重要です。とくにひげ剃り後は角質層がダメージを受けやすく、バリア機能が低下しがちなので注意しましょう。
ひげ剃りにはシェービングクリームを使用し、ひげ剃り後はしっかり保湿してください。紫外線も乾燥を招くため、日焼け止めを使用し、こまめに塗り直して肌を守りましょう。

 
乾燥肌の体質ケアにサプリメントが有効?

食事だけでは不足しがちな栄養素をサプリメントで補うのも、乾燥肌対策として有効な手段です。なかでも、「セラミド・ビタミンA・ビタミンB群・ビタミンC」などは、乾燥肌対策として摂取したい代表的な成分です。
ただし、サプリメントはあくまでも補助的な役割。基本は食事や生活習慣の見直しが大切です。サプリメントを摂取する際は摂取量を守り、服用中の薬や持病がある場合は、事前に医師に相談しましょう。

  • 中村里歩

    美容×健康ライター中村里歩

    元美容師で「超」がつく美容・健康マニア。試した美容法・健康法は数知れず…。経験を活かし、美意識の高い女性や、健康に悩む男性に寄り添う記事を執筆するべく活動中。
    モットーは「明るく前向きに」「日進月歩」。AIに負けない、読者への愛がたくさん詰まった記事を執筆するため日々勉強中。