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マスクの洗濯は「液体洗剤による手洗い」が理想!100円ショップの洗濯ネットを用いた洗濯機洗いの方法にも注目

マスク・マスクアクセサリーMASK ACCESSORY
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2024/01/10

マスクを洗う場合は、洗濯用洗剤を使っての手洗いが基本です。100円ショップなどの洗濯ネットに入れて洗濯機で洗えるタイプもあるため、まずはパッケージに洗い方の指定がないか確認してみてください。繊細なウレタンやシルクなどは、洗う回数を控えた方が良い場合も。効果の低下が懸念される不織布は、洗い方次第ともいえます。素材ごとの特性を知って、お気に入りのマスクを正しくお手入れしましょう。

 

マスクを洗濯する前に、まず基本情報を確認

マスクを洗濯する前に、まずは基本情報を確認しましょう。パッケージに洗濯表示がある場合は、表示に従うことで、素材に適した効果的な洗濯ができます。

マスクのパッケージで洗濯可能かわかる!

マスクを洗濯する際に、まずはパッケージの洗濯表示を見てみましょう。マスクの素材によって適切な洗濯方法は異なります。パッケージには、主に以下の洗濯表示が印刷されているので、チェックしてみてください。


出典:政府広報オンライン

一番下の表示のように、家庭での洗濯禁止のマークがついていれば自宅での洗濯には向きません。他にも、適した水温や手洗いなのか、洗濯機で洗えるのかといった、洗濯に必要な情報が表示されています。

マスクの洗濯は1日1回手洗いが理想

マスクには、目に見えない菌や汚れが付着しているため、定期的に交換や洗濯が必要です。交換や洗濯の頻度は人それぞれで、毎日交換する人もいれば、2~3日使用してから交換する人もいるでしょう。ただ、洗濯する場合は、1日1回、手洗いで洗濯するのが理想。
洗濯機で洗った方が手間は少ないものの、マスクの劣化は早く進む可能性が高いため、基本は手洗いがおすすめです。

 

マスクの洗濯方法を手洗い・洗濯機別に解説!

マスクを自宅で洗濯する方法は、他の衣類と同じく手洗いもしくは洗濯機の2パターン。ただし、洗濯のやり方を間違えると、マスクの生地が傷んだり、型崩れしてしまったりするので注意が必要です。ここでは、マスクの正しい洗濯方法を紹介します。

マスクの手洗いは、洗剤液へのつけ置き&押し洗いが基本

マスクを洗濯するときの基本は手洗いです。とくに柔らかなウレタンやシルク素材は、以下の方法を参考にしてみてください。

<用意するもの>

  • ・ 洗面器
  • ・ ぬるま湯
  • ・ 洗濯用洗剤
  • ・ タオルもしくはキッチンペーパー

【1】洗面器にぬるま湯と適量の洗剤を溶かす

洗面器にぬるま湯を張り、洗剤を入れて洗剤液を作ります。洗剤の量はパッケージの表示に従って、適量を入れましょう。

【2】マスクを入れてつけ置き

洗剤液にマスクを浸し、10分ほどつけ置きします。

【3】押し洗い

10分ほどつけ置きしたマスクを押し洗いしていきます。もみ洗いをすると型崩れや繊維が傷ついてしまうので、注意しましょう。

【4】水ですすぐ

押し洗いをしたら、マスクを水ですすぎます。

【5】汚れが気になるときは塩素系漂白剤を入れる

すすいだ後に、汚れが落ちていないと思ったら、塩素系漂白剤を使いましょう。先ほどの洗剤液を捨て、水と塩素系漂白剤を入れ、マスクを10分ほどつけ置きします。

【6】すすぐ

漂白が終わったら、洗面器の水を新しくして、マスクを浸しながら優しくすすぎます。最後に流水でしっかりとすすいで、洗剤を流しましょう。

【7】タオルドライ

タオルもしくはキッチンペーパーを用意し、洗ったマスクを挟んで脱水します。

【8】陰干しして乾燥させる

脱水後は陰干しして乾燥させて終了です。乾いたマスクはジップロックに入れて密閉して保管しましょう。

マスクの洗濯機洗いは、洗濯ネットに入れて優しいモードを選択

続いて、洗濯機を使用したマスクの洗濯方法です。パッケージに洗濯機で洗える表示があるのを確認してから、適切なモードで洗いましょう。

<用意するもの>

  • ・ 洗濯ネット
  • ・ 洗濯用洗剤
  • ・ 塩素系漂白剤

【1】10~30分つけ置き

洗濯機ではどうしても落ちにくい汚れがあるため、まずは洗剤を溶かした洗剤液につけ置きしましょう。

【2】洗濯ネットに入れる

マスクの型崩れや毛羽立ち防止のため、洗濯ネットに入れます。複数のマスクを洗う場合は、洗濯ネット内で菌や汚れがうつらないよう、ネット1つにつきマスクは1枚だけ入れるようにしましょう。100円ショップなどで売っている洗濯ネットをいくつか用意しておくとよいですね。

【3】洗濯機で洗濯

洗濯ネットに入れたマスクを洗濯機に入れます。洗い方を設定できる場合は、手洗いモードやドライコースを選びましょう。

【4】陰干しして乾燥させる

洗濯が終わったら、マスクの形を整えて陰干しして完了です。

 

マスクを洗濯するうえでの注意点【ウレタン・シルクなど素材別】

近年はさまざまな素材のマスクが販売されています。各素材ごとに特徴が異なるため、洗濯時の注意点も異なります。各素材別に洗濯時の注意点をチェックしていきましょう。

ウレタン:柔らかいため洗う回数を抑えて

ウレタンマスクは伸縮性があり、顔の形に合わせた立体型のタイプが多いです。洗ってくり返し使用できますが、柔らかい素材のため、洗濯機で洗う回数を重ねると生地が破れてしまうことも。洗濯の回数に決まりはありませんが、手洗いする際は、洗剤液の中で優しくつかむように洗うのが大切です。洗剤の香りもつきやすいので、気になる人は自分の好きな香りの洗剤を選ぶようにしましょう。

シルク:紫外線に弱く直射日光を避けて干す

シルクはデリケートな素材なので、手洗いするときも優しく丁寧に洗いましょう。紫外線を吸収しやすい素材のため、干すときは直射日光が当たらないようにします。

ポリエステル:塩素系漂白剤による色落ちに注意

衣類にもよく使われているポリエステルは、比較的素材が傷みにくくできており、耐久性にも優れているので、洗濯機で洗えるポリエステル製マスクも多いです。ただし、塩素系漂白剤を使うと色落ちする可能性があるので、汚れが気になる場合は酸素系漂白剤を使用しましょう。

コットン:縮みやすいため洗濯機は控える

お肌に優しいコットン素材のマスク。縮みやすい素材なので、洗濯機より手洗いがオススメです。また、乾きにくいため、洗ったあとはしっかりと水分を切ってから干すようにしましょう。

 

不織布マスクや「使い捨て」表示のあるマスクの洗濯は可能?洗濯方法は?

布マスクやシルクマスクなど、近年さまざまなマスクが見られるようになりました。なかでも、一番多いのは不織布マスクではないでしょうか。不織布マスクはパッケージに使い捨てを表示している製品が多いため、洗濯して使い回してよいか疑問に思う人もいるでしょう。ここでは、不織布マスクの洗濯方法について紹介します。

不織布マスクは洗濯可能だが…

結論からいうと、不織布マスクは洗濯できます。ただし、使い捨てを目的として作られているため、熱や衝撃に弱く丈夫さに欠けてしまうでしょう。本来の性能や効果が失われてしまう可能性もあり、洗って何度も使うのはあまりおすすめできません。洗うにしても正しい方法で行い、劣化が気になったタイミングで交換しましょう。
不織布マスクの洗い方は、以下で詳しく説明しています。

関連記事:不織布マスクは洗えるって知ってた?洗濯によって効果が落ちるのか、何回利用できるのか気になる疑問を解決

不織布マスクは手洗いがおすすめ

そもそも不織布とは、繊維や糸を織らずに、繊維を接着またはからみ合わせた薄いシート状の布です。マスク以外にも、紙おむつや生理用品に使われています。不織布マスクの洗濯でとくに気をつけたいのが洗い方で、衣類と同じように洗濯機で洗ってしまうと、生地が傷んで使い物にならなくなってしまいます。洗濯するときは手洗いしましょう。

不織布マスクの洗濯方法

不織布マスクを洗濯するときは、以下の手順で洗濯しましょう。

<用意するもの>

  • ・ 洗面器
  • ・ ぬるま湯
  • ・ 洗濯用洗剤
  • ・ タオルもしくはキッチンペーパー

【1】洗面器にぬるま湯を張り、洗剤を溶かす

35度程度のぬるま湯を洗面器に入れ、適量の洗剤を溶かします。

【2】洗剤液にマスクを入れる

不織布マスクを洗剤液に浸し、洗剤を生地に浸透させます。

【3】優しく押し洗いする

マスクに洗剤が行き渡ったら、優しく押し洗いします。強く洗うと型崩れにつながるので、優しく洗うのがポイントです。

【4】水ですすぎ、タオルドライ

押し洗いが終わったら水ですすぎ、タオルもしくはキッチンペーパーに挟んで水分を取ります。

【5】干して乾かす

あとは他の洗濯物と同様に、陰干しして乾かすだけです。

 
液体洗剤と100円ショップ洗濯ネットでマスクのお手入れ楽々

繊細なマスクの洗濯には、ぬるま湯に溶けやすい液体タイプの洗剤がおすすめです。型崩れを防ぎたいなら、優しく洗えるおしゃれ着用洗剤を選ぶとよいでしょう。また、小さい洗濯ネットは100円ショップのほか、通販でも販売されています。洗剤や洗濯ネットにもこだわって、マスクのお手入れを少しでも快適にしましょう。

  • 白井未奈子

    セラピストライター白井未奈子

    サービス業を10年経験するなかで、リラクゼーション業務に出会い「人を癒す」ことに目覚める。
    フリーランスに転向して以降は、ボディートリートメントとフェイシャルエステの知識を活かし、美容・健康系の記事執筆を中心に担当。今は手ではなく、文章で読者にくつろぎとすこやかさを届けることを目指している。