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風邪のときはお風呂に入っていいの?症状に合わせた入り方は?入る際の注意点と入浴を避けた方がよい状態を解説

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2023/11/03

風邪のときにお風呂に入ってよいか迷う方が多いのではないでしょうか。昔は避けるべきと言われていましたが、入浴は風邪に効果的な側面が多いため、現在では症状が軽ければ積極的に入浴した方がよいと考えられています。
昔と現在における考え方の変化の理由や、入浴を避けた方がよい体の状態、入る際や家族がいる場合の注意点などについて解説します。

 

風邪とお風呂の関係

風邪のときは、お風呂に入った方がよいのでしょうか?昔は避けるべきと言われていたので、本当に入ってよいか疑問に思う方はいるかもしれません。現在は、高熱など症状が重い場合を除いて、積極的に入浴した方がよいと考えられています。入浴には、風邪の症状改善に役立つ優れた効果があるからです。

昔と現在での入浴環境の変化や、風邪のときに入浴するメリットなど、風邪とお風呂の関係について解説していきます。

風邪には免疫力が重要

風邪とは、鼻やのどの炎症の総称で、正式には「かぜ症候群」と言います。主にウイルスを原因とする炎症により、せき・たん・のどの痛み・発熱・くしゃみ・鼻水・鼻づまりといった症状を引き起こします。体への異物の侵入や増殖を防御する働きとして、各症状が現れるのです。免疫力が上昇すれば風邪の症状は改善しやすくなるので、免疫力が低下しないように注意する必要があります。

昔、風邪でお風呂を避けていた理由と環境の変化

昔の家は気密性が低いため、お風呂場が寒く、銭湯へ行くと往復する間に体が冷えてしまいました。冷えると、体の免疫力・抗ウイルス力が低下するため、風邪が悪化しやすくなります。つまり、昔は入浴の前後で体が冷えて体調を悪化させやすい環境にあったので、風邪のときはお風呂に入らないようにしていたのです。

しかし、現在では、気密性の高い家が多く、冬でも比較的あたたかい環境で入浴できるようになりました。昔と比べると、入浴の際に冷えて風邪を悪化させる危険性は大きく下がったと言えるでしょう。

風邪のときこそお風呂の優れた健康効果を利用する

入浴には、「温浴と水圧により血流をよくする」「清浄」「リラックス」など、さまざまな健康効果があり、風邪にもプラスに働きます。

あたたかいお風呂に浸かり、体温の上昇とともに血流がよくなると、免疫細胞が活性化します。代謝がよくなり、老廃物などの有害な物質を体の外へ出すデトックス作用が進むので、だるさや疲れを解消しやすくなるのです。また、リラックス効果により副交感神経の働きが高まると、体を回復させる方向に進みやすくなり、免疫力アップが期待できます。

以上のように、入浴には風邪に効果的な側面が多いため、風邪のひきはじめや治りかけなど症状が軽いときには、積極的に入浴した方がよいと言われています。
お風呂は風邪の予防にもつながる健康習慣なので、できるだけ毎日入りましょう。

シャワーで済ませず湯船に浸かろう

基本的に、風邪のときはシャワーで済ませず、免疫力アップのために湯船に浸かって体をしっかりあたためましょう。入浴効果が高まり、お風呂から上がった後に体が冷えてしまうのを防げるからです。
ただし、風邪の症状が重い場合には、体力の消耗を避けるために湯船に浸かるのを避けてください。軽くシャワーを浴びるか、ホットタオルで体を拭く程度にとどめた方がよいでしょう。

風邪はお風呂を介して家族にうつる?

家族で住んでいる方は、お風呂で風邪をうつしてしまわないか気になるかもしれません。ウイルスは高温多湿の環境では生存しにくいため、一般的にはお風呂で風邪がうつる可能性は低いとされています。しかし、風邪をひいている人の唾が付着したタオルや桶に触れた手で自分の口や目に触れてしまうと、感染するリスクがあります。
直接体に触れるタオルや桶の使いまわしに注意し、唾による感染が起きないようにしながら、家族でお風呂に入るようにしましょう。

 

風邪で入浴を避けるべき場合とは

風邪の症状緩和や代謝アップによる体調改善に、入浴は効果的なケースが多いのは間違いありません。とはいえ、風邪の症状によっては、入浴を避けるべき場合があります。お風呂に入ると体に一定の負担がかかるため、無理をすると意識がもうろうとしたり、体力を消耗しすぎて何かしらの悪影響を生じるリスクがあるからです。

高熱や体調不良がひどい場合は入浴を避ける

一般的に、体温37.5℃以上の状態が発熱とされています。風邪による発熱は、体内に入りこんだウイルスの増殖に対する防御反応で、発熱時に入浴すると体の脱水が進んだり、ふらつきやめまいを感じやすかったりします。
とくに38℃を超える高熱の際には、意識を失い昏倒するリスクが高まるので、入浴は避けましょう。

また、高熱はなくとも体調不良がひどい、起き上がるのがきつい、食べ物がまったくのどを通らないといった状態でも入浴を避けるのが無難です。体力の消耗を避け、なるべく安静にして過ごしましょう。

高血圧での入浴は要注意

入浴を避けるべき代表的な症状とされるのが、高血圧です。とくに、収縮期血圧(上の血圧)が160以上もしくは拡張期血圧(下の血圧)が100以上の場合、入浴中に体調不良を起こすリスクが高くなるとされています。風邪をひいていると、普段と違う緊張状態が体に起こり、血圧は高くなる可能性があります。できれば体温とともに血圧を測り、上の血圧が160以上もしくは下の血圧が100以上であれば、入浴を避けた方がよいでしょう。
風邪のときに必ず血圧が高くなるわけではありませんが、血圧が高い場合は入浴に注意すべきと覚えておくと安心です。

嘔吐や下痢の症状がある際は家族への感染に気をつける

万が一、浴室で嘔吐や下痢をしてしまうと、家族へ感染するリスクが高まります。症状がある際は、入浴を避けるか、最後に入浴しましょう。

判断に迷うときは病院へ

高熱や高血圧は客観的に判断できても、症状が重いかどうかまでは自分で判断しにくい場合があるでしょう。今まで感じた経験のない症状が見られる場合は、単なる風邪でない可能性があります。判断に迷うときは無理に入浴せず、病院で専門家に診てもらい、医師のアドバイスに従いましょう。

 

風邪のときに入浴する際の注意点やコツ

風邪のときはお風呂に入っていいの?

風邪で体調に違和感があるときの入浴では、体調悪化のリスクを下げるために、以下の点に注意しましょう。

体に負担をかけないよう工夫しよう

脱水を避けるために、入浴の前後に水分補給をしましょう。お湯は高温を避け、40℃くらいの体に負担をかけずに心地よくあたたまる温度が最適です。入浴時間は15分程度にとどめてください。くれぐれも長湯は禁物です。体をケアしつつ、入浴するように心がけましょう。

体の冷えや激しい温度差に注意しよう

体調悪化のリスクを下げるには、入浴後の冷え対策が重要です。気化熱で体が冷えないように体の水分をしっかり拭きとり、髪はドライヤーで乾かしましょう。汗をかくので、タオルで体をこまめに拭くのも大切です。冬場はとくに体が冷えやすいので、入浴前に脱衣所や浴室をあたためておき、暖房が効いているあたたかい部屋との温度差が広がるのを防ぎましょう。

鼻・のどの症状がある場合は、湯気を吸い込んでみよう

湯気を吸い込むと、鼻やのどの症状の緩和が期待できます。鼻からのどにかけて広がる線毛細胞は、湿気を与えると動きがよくなり、異物を外に出す働きが活性化するからです。
入浴中は意識して湯気を吸い込み、鼻水やたんが出やすくなる状態を作りましょう。

 
風邪の症状が軽い場合はお風呂を活用しよう

高熱などの症状が重い場合の入浴を避ければ、風邪による体調不良の改善にお風呂は役立ちます。鼻水・鼻づまり・のどの違和感くらいの軽い症状であれば、入浴により症状が緩和したり免疫力がアップしたり、調子がよくなる可能性は高いでしょう。
ただし、体に余計な負担がかからないように、冷えや温度対策をして入浴しましょう。

  • 江上奏

    教養系ライター江上奏

    司法書士として手続代理業を続ける中、難解で細かい書類を依頼者に分かりやすく説明する努力を重ねた経験を活かしつつ、解説記事や健康コラムを執筆。
    世の中の便利な知識や世の中の仕組みについて、ひとつでもイメージしやすい形で読者に届け、知識を役立ててほしい思いでライター業を続けている。

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