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BMIとは何を表す数値?計算式や適正体重、健康への影響、判定が肥満の場合の対処法について解説

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2023/11/01

BMIは、簡便に適正な体重や体格を判断する指標として、国際的に長年使われてきた指数です。しかし、健康診断などの結果で表示され「BMIが肥満に関係する数値」との認識はあっても、詳しくは知らない方も多いでしょう。
計算方法や歴史、定義、判定方法、健康との関係、肥満と判定された場合の対処法などについて解説します。自身の身長と体重をしっかり把握して数値を管理し、健康に役立てましょう。

 

BMIの定義や計算方法は?

BMIは、適正な体重を計算するための指標として長年使われており、健康診断でも数値が示されるので、多くの方は目にした経験があるでしょう。
健康な状態で長生きするためには、適正な体形・体重は重要な要素であり、太りすぎも痩せすぎもよくないと、さまざまな統計からもハッキリ分かっています。
適正な体重を簡単に計算できるBMIについて詳細を知り、健康に役立てましょう。

長いBMIの歴史

BMIの歴史は古く、ベルギーの数学者・統計学者であるケトレーが、「人の身長に対する理想的な体重を調べ、実際の体重と比較する指数」として、19世紀前半に考案しました。
以降約200年にわたり、適正な体格の指標として使われ続けています。
BMIにより判定される体格と健康・病気との因果関係を調べるため、さまざまな研究がなされ、多くの論文が発表されているのです。

BMIの定義、日本と世界の判定基準の違い

BMIとは「Body Mass Index(ボディマス指数)」の略で、人間の肥満度を表す指標となる体格指数。
身長と体重だけで簡単に判断できる指数として、世界中で広く用いられてきました。
国際的に使われる指数ですが、日本人と他の人種では体格が異なり、日本人は内臓脂肪の蓄積などによる健康障害により注意すべきとして、日本では世界と異なる判定基準を採用しています。
WHO(世界保健機構)の世界基準だとBMI30以上が肥満ですが、日本人を対象とした日本肥満学会の基準だと、肥満と判定されやすくするためにBMI25以上が肥満とされているのです。

成人用の指数であるBMIの計算方法

BMIは「BMI(kg/m²)=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」の式で計算します。
身長はmの単位である点に注意すれば、計算機で簡単に数値が出せます。
例えば身長172cm体重65kgの方ならば、「65÷1.72÷1.72≒21.97」で、BMIは約22に。
なお、この式は成人用の計算式であり、子どもには別の計算式が用意されています。

BMIの最適値22によって、身長から適正体重を計算可能

身長だけで適正体重を出せるのはBMIの利点。
統計的に、男女共にBMI22がもっとも病気になりにくい健康的な数値と考えられています。
よって、適正体重は「適正体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22」の式で求められるのです。
例えば身長160cmの方ならば、「1.6×1.6×22=56.32」となり、適正体重は56kgです。

 

体格が基準から外れた場合の健康への影響と、BMIの判定基準

体格が基準から外れて太りすぎ・痩せすぎの場合、健康への影響は気になるところ。
自分の体格を簡単に判定できるBMIの長所を活かし、判定を積極的に利用して、健康的な体格を目指しましょう。

体格=BMIが基準から外れている場合の健康への影響

太りすぎは、さまざまな健康障害へのリスクが高まるため、危険とされています。
高血圧・高血糖・血管へのリスク・脂質異常が高じていき、より危険な体調不良を引き起こす可能性があるのです。目安となるBMIの増加が、病気や死亡のリスクを高めるとの研究結果もあります。
また、痩せすぎも健康リスクが大きく高まると分かっています。
理由は、冷えを感じやすくなり、免疫力の低下や、ホルモンバランスの乱れといった身体的問題を引き起こし、精神的にも悪影響を与えるリスクが上がってしまうから。
年齢を重ねても健康を維持していくためには、太りすぎや痩せすぎを避け、適正な体格を維持するのが大切なのです。

BMIの判定・基準値

BMIの最適値は22とされていますが、どれくらいの数値であれば問題ないのか、健康リスクが高まる肥満や低体重の数値の判定について詳しく知っておきましょう。
日本肥満学会の判定基準によると、以下の表がBMIの体格判定となります。
低体重や、高度な肥満にならないよう、基準値の18.5~25.0を目指しましょう。
厚生労働省のWebサイトでは、25を超えると生活習慣病のリスクが2倍以上となり、30を超える高度な肥満の場合は、積極的な減量治療を要するとされています。
また、高齢の方は低体重の場合の健康リスクがより高く、50歳を越えるとBMI20未満を避けた方が健康的とも言われています。

日本肥満学会の判定基準
 

BMIと体脂肪率との違いとBMIの限界

肥満度を表す数値には、BMIのほかに体脂肪率があります。
体脂肪率との違いや、注意点といえるBMIの限界について解説します。

BMIと体脂肪率との違いや関係性は?

BMIのほかに、分かりやすく肥満度を示す数値として使われているのが体脂肪率です。
体脂肪率は、体重に対する体脂肪の重さの割合を表す数値です。
特定の機械によって測定する手間を必要としますが、体脂肪の重さを調べてより具体的に肥満を判定できる利点があります。
BMIが高ければ体脂肪率も高いとは限りません。筋肉質だと、筋肉の重さが影響してBMIは高いですが、体脂肪は低い場合もあるのです。
正確に測るのは大変であり、健康診断で測る指標とはなっていない体脂肪率ですが、家庭用の簡易な体脂肪計などでも、十分参考となる数値は得られます。
BMIは簡単に正確な数値を出せる指標として意味があり、体脂肪率はより詳しく体脂肪にフォーカスした指標として意味があります。
双方に利点はあるので、相互補完させて肥満度の判定に役立てるとよいでしょう。
体脂肪率については、以下の記事も参考にしてみてください。

※関連記事:体脂肪率について詳しく解説。計算方法と平均値を確認して、健康のために自分の生活習慣から見直そう

BMIの限界

BMIは簡便な指標として優れていますが、骨・筋肉・脂肪といった体の組成をみておらず、「ざっくりとした目安」として捉えるべき側面があります。対象者が体脂肪の多い肥満状態なのか、筋肉質なガッチリ体形なのか、BMIだけでは区別できません。
健康リスクが実際にどれくらいあるか判断する際は、他の検査から得られる情報が必要不可欠なのです。
BMIはあくまで適正体重の目安や、リスクの傾向として利用できる指標であり、絶対ではないとの視点も持っておきましょう。

 

BMIが高く肥満判定の場合。生活習慣を見直しするポイント

BMIとは何を表す数値?

現代人は、食生活の変化や運動不足になりやすい生活習慣などの要因が重なり、太りやすく、BMIが高くなりやすいため、数値が25以上になってしまう方も多いでしょう。
BMIが高く、肥満判定となってしまった場合、どのように改善し対策したらよいのでしょうか。継続しやすい生活習慣の改善方法について、覚えておくと役立つポイントを紹介します。

肥満の方の対処法の基本は食生活の見直しをする

肥満の方が、一番に見直すべきなのは食生活です。
多くの場合、糖質・脂質の摂り過ぎ・食べ過ぎといった食生活の問題により、肥満になってしまったと考えられます。
運動も大切ですが、運動による活動代謝量や基礎代謝アップには限界があり、食生活の改善なくして肥満を解消するのは難しいのです。
「エネルギーの摂取量>エネルギーの消費量」になると、過剰なエネルギーは脂肪として蓄積され、肥満が進んでしまいます。
「エネルギーの摂取量<エネルギーの消費量」になるよう、1日の摂取エネルギーを管理する必要があります。

無理せず続けられる食生活改善方法を選択する

とはいえ、無理な食事制限は続かず、リバウンドしやすいでしょう。
食事を制限するのではなく、食べてよい他の食材に置き換える意識で、摂取カロリーを減らしていくのがおすすめです。調理法や食材選びを工夫して、食生活を改善させましょう。
ゆっくりよく噛んで食べ、満腹感を感じやすくなるようにし、食べ過ぎを防ぐのも効果的です。

摂取カロリーを減らすために続けやすい食習慣例

  • ・甘いジュースを飲むのをやめ、炭酸水を飲む
  • ・揚げ料理を避け、蒸し料理やゆで料理にする
  • ・お菓子はフルーツに置き換える
  • ・糖分が必要な際はハチミツを使う

継続できそうな生活習慣の改善に、気軽にチャレンジしよう

生活習慣を改善するには、自分の性格や行動パターンから、無理せず続けられそうな習慣の変化を取り入れるとよいでしょう。
ストレスになる方法は続きませんし、無理をすると精神的に悪影響を及ぼし、かえって不健康になる恐れもあるのです。また、失敗したとしても気に病まず、気軽にいろいろな習慣の獲得にチャレンジするのも有効です。
例をあげると、運動が苦手な方は、特別な運動習慣を身につけるのは大変なので、日常生活のちょっとした時間を使って、より体を動かせるよう工夫するのがおすすめ。
毎日歩いて買い物に行ったり、体を大きく動かして掃除したり、なるべく階段を使うようにしたりすれば、日々の運動量は変わってくるのです。

 
日頃からBMIを意識し、毎日体重を測定して健康管理しよう

健康管理のためには、適正な体格を保つのが効果的です。日頃からBMIを意識していると、体格の急激な変化は防ぎやすいはず。
BMIを意識するといっても、成人すると身長はほぼ変わらないため、体重を毎日測定すると、健康管理に役立ちます。
身長は定期的に、体重は日々測定し、BMIの数値を意識しながら、太りすぎと痩せすぎを避け、適正な体重の維持を目指していきましょう。

  • 江上奏

    教養系ライター江上奏

    司法書士として手続代理業を続ける中、難解で細かい書類を依頼者に分かりやすく説明する努力を重ねた経験を活かしつつ、解説記事や健康コラムを執筆。
    世の中の便利な知識や世の中の仕組みについて、ひとつでもイメージしやすい形で読者に届け、知識を役立ててほしい思いでライター業を続けている。

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